日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

クレストール錠2.5mg基本情報

先発品(後発品あり)

一般名:ロスバスタチンカルシウム錠

製薬会社:アストラゼネカ

薬価・規格: 57.6円(2.5mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

スタチン系薬詳しく見る

  • 肝臓におけるコレステロール合成を抑え、主に血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロールとも呼ばれる)を低下させ、動脈硬化などを予防する薬
スタチン系薬の代表的な商品名
  • メバロチン
  • リポバス
  • クレストール
  • リバロ
  • リピトール

効能・効果詳しく見る

  • 高コレステロール血症
  • 家族性高コレステロール血症

注意すべき副作用詳しく見る

筋肉痛肝機能異常CK上昇CPK上昇AST上昇ALT上昇皮膚そう痒症発疹蕁麻疹腹痛

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • ロスバスタチンとして1日1回2.5mgより投与を開始するが、早期にLDL−コレステロール値を低下させる必要がある場合には5mgより投与を開始してもよい
    • なお、年齢・症状により適宜増減し、投与開始後あるいは増量後、4週以降にLDL−コレステロール値の低下が不十分な場合には、漸次10mgまで増量できる
  • 10mgを投与してもLDL−コレステロール値の低下が十分でない、家族性高コレステロール血症患者などの重症患者に限り、更に増量できるが、1日最大20mgまでとする

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 黄疸
    • 過敏症
    • 肝癌
    • 肝硬変
    • 急性肝炎
    • 慢性肝炎の急性増悪
    • 肝機能低下
    • シクロスポリン投与中
    • 腎機能に関する臨床検査値に異常
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

副作用

主な副作用

筋肉痛肝機能異常CK上昇CPK上昇AST上昇ALT上昇皮膚そう痒症発疹蕁麻疹腹痛便秘

重大な副作用

免疫介在性壊死性ミオパシー多形紅斑横紋筋融解症脱力感血中ミオグロビン上昇尿中ミオグロビン上昇急性腎障害重篤な腎障害ミオパシー広範な筋肉痛高度脱力感著明なCK上昇著明なCPK上昇肝炎肝機能障害黄疸血小板減少過敏症状血管浮腫間質性肺炎発熱咳嗽呼吸困難胸部X線異常末梢神経障害四肢感覚鈍麻しびれ感感覚障害疼痛筋力低下

上記以外の副作用

嘔気下痢無力症関節痛頭痛浮動性眩暈蛋白尿腎機能異常BUN上昇血清クレアチニン上昇女性化乳房膵炎口内炎筋痙攣健忘睡眠障害不眠悪夢抑うつ代謝異常HbA1c上昇血糖値上昇

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 黄疸
    • 過敏症
    • 肝癌
    • 肝硬変
    • 急性肝炎
    • 慢性肝炎の急性増悪
    • 肝機能低下
    • シクロスポリン投与中
  • 原則禁止
    • 腎機能に関する臨床検査値に異常
  • 慎重投与
    • アルコール中毒
    • 肝障害
    • 筋ジストロフィー
    • 甲状腺機能低下症
    • 腎障害
    • ニコチン酸投与中
    • フィブラート系薬剤投与中
    • アゾール系抗真菌薬投与中
    • 遺伝性筋疾患
    • 薬剤性筋障害
    • マクロライド系抗生物質投与中
  • 注意
    • クレアチニンクリアランスが30mL/min/1.73嵬に
  • 投与に際する指示
    • クレアチニンクリアランスが30mL/min/1.73嵬に

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
シクロスポリン 本剤のAUC0−24hが健康成人に単独で反復投与したときに比べ約7倍上昇
フィブラート系薬剤 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
ベザフィブラート 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
ニコチン酸製剤 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
アゾール系抗真菌剤 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
イトラコナゾール 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
マクロライド系抗生物質 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
エリスロマイシン 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
フィブラート系薬剤 自覚症状<筋肉痛・脱力感>
ベザフィブラート 自覚症状<筋肉痛・脱力感>
フィブラート系薬剤 CK<CPK>の上昇
ベザフィブラート CK<CPK>の上昇
フィブラート系薬剤 血中及び尿中ミオグロビン上昇
ベザフィブラート 血中及び尿中ミオグロビン上昇
ニコチン酸製剤 血中及び尿中ミオグロビン上昇
アゾール系抗真菌剤 血中及び尿中ミオグロビン上昇
イトラコナゾール 血中及び尿中ミオグロビン上昇
マクロライド系抗生物質 血中及び尿中ミオグロビン上昇
エリスロマイシン 血中及び尿中ミオグロビン上昇
フィブラート系薬剤 血清クレアチニン上昇
ベザフィブラート 血清クレアチニン上昇
フィブラート系薬剤 腎機能の悪化
ベザフィブラート 腎機能の悪化
フィブラート系薬剤 筋肉痛
ベザフィブラート 筋肉痛
ニコチン酸製剤 筋肉痛
アゾール系抗真菌剤 筋肉痛
イトラコナゾール 筋肉痛
マクロライド系抗生物質 筋肉痛
エリスロマイシン 筋肉痛
フィブラート系薬剤 脱力感
ベザフィブラート 脱力感
ニコチン酸製剤 脱力感
アゾール系抗真菌剤 脱力感
イトラコナゾール 脱力感
マクロライド系抗生物質 脱力感
エリスロマイシン 脱力感
フィブラート系薬剤 CK<CPK>上昇
ベザフィブラート CK<CPK>上昇
ニコチン酸製剤 CK<CPK>上昇
アゾール系抗真菌剤 CK<CPK>上昇
イトラコナゾール CK<CPK>上昇
マクロライド系抗生物質 CK<CPK>上昇
エリスロマイシン CK<CPK>上昇
クマリン系抗凝血剤 抗凝血作用が増強
ワルファリン 抗凝血作用が増強
制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外> 本剤の血中濃度が約50%に低下
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム 本剤の血中濃度が約50%に低下
ロピナビル・リトナビル配合剤 本剤のAUCが約2倍・Cmaxが約5倍上昇
アタザナビル及びリトナビル両剤 本剤のAUCが約3倍・Cmaxが7倍上昇
ダルナビル及びリトナビル両剤 本剤のAUCが約1.5倍・Cmaxが約2.4倍上昇
シメプレビル 本剤の血中濃度が上昇
ダクラタスビル 本剤の血中濃度が上昇
アスナプレビル 本剤の血中濃度が上昇
ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル配合錠 本剤の血中濃度が上昇
レゴラフェニブ水和物 本剤のAUCが3.8倍・Cmaxが4.6倍上昇
エルトロンボパグ 本剤のAUCが約1.6倍上昇

飲食物との相互作用

  • ニコチン酸(ナイアシン)を含むもの<まいたけ、たらこ、インスタントコーヒー、かつお節、まぐろ など>

処方理由

スタチンこの薬をファーストチョイスする理由(2017年10月更新)もっと見る

  • ・ロスバスタチンはPCI後の患者の脂質管理にはファーストチョイスで使用している。糖尿病患者のMACE一次予防にはアトルバスタチンを、BMI22以下の女性でLDL−C以外のリスク因子がなければプラバスタチンを使用している。(60歳代開業医、循環器内科)
  • ・ACSの方にはクレストール(5) 1T 1×で開始して早期のLDL低下(70未満目標)を図っている。(50歳代病院勤務医、循環器内科)
  • ・ストロングスタチンのなかでもコレステロール低下の度合いが特に強い気がする。心筋梗塞後の患者でしっかり下げたいときに使っている。(30歳代病院勤務医、循環器内科)
  • ・効果も満足できるし、何よりも先発品でありながら薬価が発売当初から低く使いやすかった。GE品がまもなく発売されるようなので、今後はそちらにシフトしていくつもり。(50歳代開業医、小児科)
  • ・低用量でシャープに効き、かつ横紋筋融解が非常に少ない。(40歳代開業医、内科系専門科)

スタチンこの薬をファーストチョイスする理由(2016年6月更新)もっと見る

  • ・治療効果は確実ですが、腎臓内科を専門としていると、ネフローゼのカルシニューリンインヒビターとの併用禁忌が痛いです。(30歳代診療所勤務医、内科系専門科)
  • ・効果には満足している。メバロチン、リピトールで不十分なケースに使用すると有用性を感じる。(60歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)
  • ・効果が速やかで、2.5mgを処方すれば普通は十分効きます。筋肉痛の副作用が時に見られますが、重症例の経験はありません。(60歳代病院勤務医、消化器内科)
  • ・低用量(2.5mg/日)でも十分なLDL−C低下作用が得られるところは良いが、一方でHbA1cの悪化が懸念される。(40歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)
  • ・グレープフルーツジュースを飲める点が良いです。僕はグレープフルーツジュースを飲みませんが。(40歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・使っていて問題が起こったことはない。2.5mgでLDLはそこそこ下がる。(40歳代病院勤務医、一般内科)

スタチンこの薬をファーストチョイスする理由(2014年12月更新)もっと見る

  • ・唯一の水溶性ストロングスタチンであり、糖代謝への悪影響や、HDLの上昇効果が脂溶性と比べて良い。また、血液脳関門の通過性が低いことから一時的な認知機能障害という副作用を生じにくいことが期待されている。(30歳代その他、循環器内科)
  • ・2.5mgでリピトール10mgと同等の効果がある。薬価が安くて済む。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・第一世代はもう役目は終わったと思う。クレストールはHDL上昇効果が一番高く、LDL低下についてもリバロと同じく強いと思います。(50歳代診療所勤務医、総合診療科)
  • ・確実にコレステロール、LDLコレステロールを下げることができる。2.5mg使用では副作用も少なく、コストパフォーマンスが良かった。他のスタチンにジェネリックが出てメーカーが5mgを推奨するようになりメリットが少なくなった。(60歳代開業医、循環器内科)
  • ・MRからの情報が多いから。(50歳代開業医、一般内科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.適用の前に十分な検査を実施し、高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮する。
    2.家族性高コレステロール血症ホモ接合体については、LDL−アフェレーシス等の非薬物療法の補助として、あるいはそれらの治療法が実施不能な場合に本剤の適用を考慮する。

    用法・用量(添付文書全文)

    ロスバスタチンとして1日1回2.5mgより投与を開始するが、早期にLDL−コレステロール値を低下させる必要がある場合には5mgより投与を開始してもよい。なお、年齢・症状により適宜増減し、投与開始後あるいは増量後、4週以降にLDL−コレステロール値の低下が不十分な場合には、漸次10mgまで増量できる。10mgを投与してもLDL−コレステロール値の低下が十分でない、家族性高コレステロール血症患者などの重症患者に限り、更に増量できるが、1日最大20mgまでとする。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.クレアチニンクリアランスが30mL/min/1.73嵬にの患者に投与する場合には、2.5mgより投与を開始し、1日最大投与量は5mgとする。
    2.特に20mg投与時においては腎機能に影響が現れる恐れがあるので、20mg投与開始後12週までの間は原則、月に1回、それ以降は定期的(半年に1回等)に腎機能検査を行うなど、観察を十分に行う。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    国内・外の臨床試験において、副作用評価対象例10,380例中1,950例(18.8%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。主な副作用は筋肉痛335例(3.2%)、ALT(GPT)上昇179例(1.7%)、CK(CPK)上昇171例(1.6%)であった(承認時)。
    使用成績調査において、安全性評価対象症例8,700例中974例(11.2%)に副作用が認められた。主な副作用は、CK(CPK)上昇201件(2.3%)、筋痛126件(1.4%)、肝機能異常89件(1.0%)であった(再審査終了時)。
    1.重大な副作用
    1).横紋筋融解症(0.1%未満):筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が現れ、急性腎障害等の重篤な腎障害が現れることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止する。
    2).ミオパシー(0.1%未満):ミオパシーが現れることがあるので、広範な筋肉痛、高度脱力感や著明なCK上昇(著明なCPK上昇)が現れた場合には投与を中止する。
    3).免疫介在性壊死性ミオパシー(頻度不明):免疫介在性壊死性ミオパシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).肝炎、肝機能障害、黄疸(0.1%未満):肝炎、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、定期的に肝機能検査等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    5).血小板減少(0.1%未満):血小板減少が現れることがあるので、血液検査等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    6).過敏症状(0.1%未満):血管浮腫を含む過敏症状が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    7).間質性肺炎(0.1%未満):間質性肺炎が現れることがあるので、長期投与であっても、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    8).末梢神経障害(0.1%未満):四肢感覚鈍麻、しびれ感等の感覚障害、疼痛、あるいは筋力低下等の末梢神経障害が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    9).多形紅斑(頻度不明):多形紅斑が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).皮膚:(0.1〜2%未満)皮膚そう痒症、発疹、蕁麻疹[症状が認められた場合には投与を中止する]。
    2).消化器:(0.1〜2%未満)腹痛、便秘、嘔気、下痢、(0.1%未満)膵炎、口内炎。
    3).筋・骨格系:(2〜5%未満)CK上昇(CPK上昇)、(0.1〜2%未満)無力症、筋肉痛、関節痛、(0.1%未満)筋痙攣。
    4).精神神経系:(0.1〜2%未満)頭痛、浮動性眩暈、(0.1%未満)健忘、睡眠障害(不眠、悪夢等)、抑うつ。
    5).内分泌:(頻度不明)女性化乳房。
    6).代謝異常:(0.1%未満)HbA1c上昇、血糖値上昇。
    7).肝臓:(2〜5%未満)肝機能異常(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇))。
    8).腎臓:(0.1〜2%未満)蛋白尿[通常一過性であるが、原因不明の蛋白尿が持続する場合には減量するなど適切な処置を行う]、腎機能異常(BUN上昇、血清クレアチニン上昇)。
    発現頻度は使用成績調査から算出した。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.肝機能低下していると考えられる次のような患者:急性肝炎、慢性肝炎の急性増悪、肝硬変、肝癌、黄疸[これらの患者では、本剤の血中濃度が上昇する恐れがあり、また、本剤は主に肝臓に分布して作用するので、肝障害を悪化させる恐れがある]。
    3.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦。
    4.シクロスポリン投与中の患者。
    (原則禁忌)
    腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者に、本剤とフィブラート系薬剤を併用する場合には、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ併用する[横紋筋融解症が現れやすい]。
    (慎重投与)
    1.腎障害又はその既往歴のある患者[重度の腎障害のある患者では、本剤の血中濃度が高くなる恐れがあり、一般に、HMG−CoA還元酵素阻害剤投与時にみられる横紋筋融解症の多くが腎機能障害を有する患者であり、また、横紋筋融解症に伴って急激な腎機能悪化が現れることがある]。
    2.アルコール中毒患者、肝障害又はその既往歴のある患者[本剤は主に肝臓に分布して作用するので、肝障害を悪化させる恐れがある。また、アルコール中毒患者では、横紋筋融解症が現れやすいとの報告がある]。
    3.フィブラート系薬剤投与中(ベザフィブラート等)、ニコチン酸投与中、アゾール系抗真菌薬投与中(イトラコナゾール等)、マクロライド系抗生物質投与中(エリスロマイシン等)の患者[一般にHMG−CoA還元酵素阻害剤との併用で横紋筋融解症が現れやすい]。
    4.甲状腺機能低下症の患者、遺伝性筋疾患(筋ジストロフィー等)又はその家族歴のある患者、薬剤性筋障害の既往歴のある患者[横紋筋融解症が現れやすいとの報告がある]。
    5.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.あらかじめ高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い、更に運動療法や高血圧、喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分考慮する。
    2.投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止する。
    3.近位筋脱力、CK高値(CPK高値)、炎症を伴わない筋線維壊死、抗HMG−CoA還元酵素抗体陽性(抗HMGCR抗体陽性)等を特徴とする免疫介在性壊死性ミオパシーが現れ、投与中止後も持続する例が報告されているので、患者の状態を十分に観察する(なお、免疫抑制剤投与により改善がみられたとの報告例がある)。
    4.投与開始又は増量後12週までの間は原則、月に1回、それ以降は定期的(半年に1回等)に肝機能検査を行う。
    (相互作用)
    本剤は、OATP1B1及びBCRPの基質である。
    1.併用禁忌:シクロスポリン<サンディミュン、ネオーラル等>[シクロスポリンを投与されている心臓移植患者に併用したとき、シクロスポリンの血中濃度に影響はなかったが、本剤のAUC0−24hが健康成人に単独で反復投与したときに比べ約7倍上昇したとの報告がある(シクロスポリンがOATP1B1及びBCRP等の機能を阻害する可能性がある)]。
    2.原則併用禁忌:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者では原則として併用しないこととするが、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ慎重に併用する:フィブラート系薬剤(ベザフィブラート等<腎機能に関する臨床検査値に異常を認める場合>)[急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症が現れやすいので、自覚症状<筋肉痛・脱力感>の発現、CK<CPK>の上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止する(<危険因子>腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者)]。
    3.併用注意:
    1).フィブラート系薬剤(ベザフィブラート等<腎機能に関する臨床検査値に異常を認めない場合>)[フェノフィブラートとの併用においては、いずれの薬剤の血中濃度にも影響はみられていないが、一般に、HMG−CoA還元酵素阻害剤との併用で、筋肉痛、脱力感、CK<CPK>上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症が現れやすい(両剤共に横紋筋融解症の報告がある)]。
    2).ニコチン酸、アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール等)、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン等)[一般に、HMG−CoA還元酵素阻害剤との併用で、筋肉痛、脱力感、CK<CPK>上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症が現れやすい(<危険因子>腎機能障害のある患者)]。
    3).クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)[抗凝血作用が増強することがあり、本剤を併用する場合は、本剤の投与開始時及び用量変更時にも頻回にプロトロンビン時間国際標準比(INR)値等を確認し、必要に応じてワルファリンの用量を調節する等、注意深く投与する(機序は不明)]。
    4).制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外>(水酸化マグネシウム・水酸化アルミニウム)[本剤の血中濃度が約50%に低下することが報告されており、本剤投与後2時間経過後に制酸剤を投与した場合には、本剤の血中濃度は非併用時の約80%であった(機序は不明)]。
    5).ロピナビル・リトナビル、アタザナビル/リトナビル、ダルナビル/リトナビル[本剤とロピナビル・リトナビルを併用したとき本剤のAUCが約2倍・Cmaxが約5倍上昇(併用薬剤がOATP1B1及びBCRPの機能を阻害する可能性がある)、アタザナビル及びリトナビル両剤と本剤を併用したとき本剤のAUCが約3倍・Cmaxが7倍上昇(併用薬剤がOATP1B1及びBCRPの機能を阻害する可能性がある)、またダルナビル及びリトナビル両剤と本剤を併用したとき本剤のAUCが約1.5倍・Cmaxが約2.4倍上昇したとの報告がある(併用薬剤がOATP1B1及びBCRPの機能を阻害する可能性がある)]。
    6).シメプレビル[本剤とシメプレビルを併用したとき、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある(シメプレビルがOATP1B1の機能を阻害する可能性がある)]。
    7).ダクラタスビル、アスナプレビル、ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル[本剤とダクラタスビル、アスナプレビル、又はダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル<承認用量外の用量>を併用したとき、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある(ダクラタスビル、ベクラブビルがOATP1B1、1B3及びBCRPの機能を阻害する可能性があり、また、アスナプレビルがOATP1B1、1B3の機能を阻害する可能性がある)]。
    8).レゴラフェニブ[本剤とレゴラフェニブを併用したとき、本剤のAUCが3.8倍・Cmaxが4.6倍上昇したとの報告がある(レゴラフェニブがBCRPの機能を阻害する可能性がある)]。
    9).エルトロンボパグ[本剤とエルトロンボパグを併用したとき、本剤のAUCが約1.6倍上昇したとの報告がある(エルトロンボパグがOATP1B1及びBCRPの機能を阻害する可能性がある)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下していることが多いので、患者の状態を観察しながら投与する(また、横紋筋融解症が現れやすいとの報告がある)。
    なお、臨床試験では高齢者と非高齢者において本剤の血漿中濃度に明らかな差は認められていない。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[妊娠中の投与に関する安全性は確立していないが、ラットに他のHMG−CoA還元酵素阻害剤を大量投与した場合に胎仔骨格奇形が報告されている。更にヒトでは、他のHMG−CoA還元酵素阻害剤で、妊娠3カ月までの間に服用したとき、胎児に先天性奇形が現れたとの報告がある]。
    2.授乳中の婦人には投与しない[ラットで乳汁中への移行が報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    海外において、本剤を含むHMG−CoA還元酵素阻害剤投与中の患者では、糖尿病発症のリスクが高かったとの報告がある。
    (保管上の注意)
    吸湿注意。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. ズバリ!up to date問題の出題のヤマはこ… 総合内科専門医試験 「一発合格」への道 FBシェア数:39
    2. 50歳男性、夜中の意識障害、痙攣 日経メディクイズ●心電図 FBシェア数:0
    3. 食べられない高齢者にはこう介入する Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」 FBシェア数:159
    4. プライマリ・ケア連合学会が成人までカバーしたワク… 学会トピック◎第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 FBシェア数:52
    5. 「学会の指針を転載したら金を払え」は正当か 弁護医師・田邉昇の『医と法の視点』 FBシェア数:127
    6. その図表、そんなタイトルじゃ伝わりませんよ 英文校正者が教える医学論文執筆の極意 FBシェア数:37
    7. 85歳の癌患者に標準治療を行いますか? リポート◎高齢癌患者の治療適否は予後とQOLへの影響で判断 FBシェア数:138
    8. 病理、リハビリテーション科、臨床検査の研修プログ… Cadetto Special●新専門医制度、各科の動向 FBシェア数:24
    9. 慢性的な膝の痛みに効く漢方 幸井俊高の「漢方薬 de コンシェルジュ」 FBシェア数:19
    10. 大阪北部で地震発生! 救急医の1日 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:169
    医師と医学研究者におすすめの英文校正