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イルトラ配合錠HD基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:イルベサルタン・トリクロルメチアジド配合剤錠

製薬会社:塩野義製薬

薬価・規格: 178.1円(1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

ARB・利尿薬配合剤詳しく見る

  • 血圧上昇などの要因となる体内物質(アンジオテンシンII)の受容体阻害作用とナトリウムや水分を尿として排出する利尿作用により、降圧作用などをあらわす薬
ARB・利尿薬配合剤の代表的な商品名
  • プレミネント配合錠
  • エカード配合錠
  • コディオ配合錠
  • ミコンビ配合錠
  • イルトラ配合錠

効能・効果詳しく見る

  • 高血圧症

注意すべき副作用詳しく見る

腫脹血中尿酸値上昇嘔吐意識消失浮腫痙攣高尿酸血症意識障害肝機能障害過敏症間質性肺炎黄疸

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1日1回1錠(イルベサルタン/トリクロルメチアジドとして200mg/1mg)を経口投与する
  • 本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 急性腎不全
    • 透析中
    • 無尿
    • 体液中のカリウム減少
    • 体液中のナトリウム減少
    • アリスキレン投与中の糖尿病<血圧のコントロールが著しい不良を除く>
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 血清クレアチニン値が2.0mg/dLを超える腎機能障害
    • eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

副作用

主な副作用

腫脹血中尿酸値上昇嘔吐意識消失浮腫痙攣高尿酸血症

重大な副作用

意識障害黄疸過敏症肝機能障害間質性肺炎起立性低血圧血圧低下血管浮腫血清カリウム上昇眩暈倦怠感高カリウム血症好酸球増加光線過敏症血清脂質増加高尿酸血症再生不良性貧血失神しびれ感食欲不振ショック腎不全頭痛咳嗽赤血球減少脱力感低血糖低ナトリウム血症動悸肺水腫白血球減少発疹横紋筋融解症ビリルビン上昇頻尿腹痛尿中蛋白陽性

上記以外の副作用

CPK上昇GOT上昇GPT上昇γ−GTP上昇悪心総蛋白減少嘔気黄視症関節痛顔面腫脹顔面潮紅胸痛筋痛筋痙攣筋肉痛筋力低下空腹感クレアチニン上昇血小板減少下痢眩暈口渇高血糖症口唇腫脹紫斑集中力低下徐脈視力異常心室性期外収縮心房細動蕁麻疹膵炎全身性紅斑性狼瘡悪化そう痒代謝異常唾液腺炎知覚異常低カリウム血症低クロル性アルカローシス低血圧手の震え電解質失調ALT上昇AST上昇尿沈渣異常眠気背部痛白血球増加発熱冷汗鼻閉頻脈血中ミオグロビン上昇腹部不快感不眠ヘマトクリット減少ヘモグロビン減少便秘ほてり味覚異常耳鳴霧視胸やけもうろう感冷感尿中ミオグロビン上昇血中カルシウム上昇舌腫脹コレステロール上昇重篤な高カリウム血症CK上昇咽頭腫脹性機能異常

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 急性腎不全
    • 透析中
    • 無尿
    • 体液中のカリウム減少
    • 体液中のナトリウム減少
    • アリスキレン投与中の糖尿病<血圧のコントロールが著しい不良を除く>
  • 原則禁止
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 血清クレアチニン値が2.0mg/dLを超える腎機能障害
    • eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用
  • 希望禁止
    • 手術前24時間
  • 慎重投与
    • 嘔吐
    • 肝疾患
    • 肝障害
    • 血清カリウム値異常
    • 下痢
    • 減塩療法時
    • 高カルシウム血症
    • 交感神経切除後
    • 高尿酸血症
    • 重篤な冠硬化症
    • 重篤な腎障害
    • 進行した肝硬変症
    • 痛風
    • 糖尿病
    • 脳血管障害
    • 副甲状腺機能亢進症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 重篤な脳動脈硬化症
    • ACTH投与中
    • ジギタリス剤投与中
    • 糖質副腎皮質ホルモン剤投与中
    • 胆汁性肝硬変
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • アリスキレンを併用
    • 胆汁うっ滞
  • 注意
    • 厳重な減塩療法中
    • 高カリウム血症
    • 手術前24時間
    • 腎機能障害
    • 利尿降圧剤投与中
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • コントロール不良の糖尿病
    • 血清クレアチニン値が2.0mg/dLを超える腎機能障害
    • eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用
    • アリスキレンを併用
  • 投与に際する指示
    • 厳重な減塩療法中
    • 利尿降圧剤投与中

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 原則禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
カリウム保持性利尿剤 血清カリウム値が上昇
カリウム補給剤 血清カリウム値が上昇
スピロノラクトン 血清カリウム値が上昇
トリアムテレン 血清カリウム値が上昇
塩化カリウム製剤 血清カリウム値が上昇
ACE阻害剤 低血圧
バルビツール酸誘導体 起立性低血圧を増強
エタノール摂取 起立性低血圧を増強
アヘンアルカロイド系麻薬 起立性低血圧を増強
エピネフリン 作用を減弱
カテコールアミン製剤 作用を減弱
ノルエピネフリン 作用を減弱
ジギタリス剤 心臓に対する作用を増強しジギタリス中毒
ジゴキシン 心臓に対する作用を増強しジギタリス中毒
ジギトキシン 心臓に対する作用を増強しジギタリス中毒
糖質副腎皮質ホルモン剤 低カリウム血症
ACTH 低カリウム血症
糖尿病用薬 作用を著しく減弱
スルホニルウレア系薬剤 作用を著しく減弱
インスリン製剤 作用を著しく減弱
アリスキレン 腎機能障害
COX−2選択的阻害剤 更に腎機能が悪化
非ステロイド系抗炎症剤 更に腎機能が悪化
ツボクラリン塩化物 麻痺作用を増強
非脱分極性筋弛緩剤 麻痺作用を増強
炭酸リチウム 中毒<振戦・消化器愁訴等>が増強
リチウム製剤 中毒<振戦・消化器愁訴等>が増強
COX−2選択的阻害剤 降圧作用が減弱
非ステロイド系抗炎症剤 降圧作用が減弱
降圧利尿剤 一過性の急激な血圧低下
非ステロイド系抗炎症剤 利尿降圧作用が減弱
COX−2選択的阻害剤 利尿降圧作用が減弱
血圧降下剤 降圧作用を増強
β−遮断剤 降圧作用を増強
リチウム製剤 中毒
炭酸リチウム 中毒
グリチルリチン製剤 血清カリウム値の低下
カンゾウ含有製剤 血清カリウム値の低下
コレスチラミン<経口> 利尿降圧作用が減弱

飲食物との相互作用

  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

処方理由

ARB・利尿薬配合剤この薬をファーストチョイスする理由(2016年9月更新)もっと見る

  • ・利尿剤であるトリクロルメチアジドのエビデンスが豊富なため。(50歳代診療所勤務医、一般内科)
  • ・イルべサルタンはCa拮抗薬との合剤も充実しており、使いやすい。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・配合された利尿剤のトリクロルメチアジドが、単剤でも使い慣れているから安心できる。(50歳代開業医、一般内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    高血圧症。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    過度な血圧低下の恐れ等があり、本剤を高血圧治療の第一選択薬としない。

    用法・用量(添付文書全文)

    1日1回1錠(イルベサルタン/トリクロルメチアジドとして200mg/1mg)を経口投与する。本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    原則として、イルベサルタン100mgで効果不十分な場合にイルベサルタン/トリクロルメチアジド100mg/1mgの投与を検討、イルベサルタン200mg、又はイルベサルタン/トリクロルメチアジド100mg/1mgで効果不十分な場合にイルベサルタン/トリクロルメチアジド200mg/1mgの投与を検討する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    承認時における副作用(自他覚症状及び臨床検査値異常変動)は、安全性評価対象例562例中81例(14.4%)に認められた。主な副作用は、血中尿酸値上昇32例(5.7%)、ALT(GPT)上昇9例(1.6%)、高尿酸血症5例(0.9%)であった。
    1.重大な副作用
    1).血管浮腫(頻度不明):顔面腫脹、口唇腫脹、咽頭腫脹、舌腫脹等の腫脹を症状とする血管浮腫が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).ショック、失神、意識消失(頻度不明):ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失が現れることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等が現れた場合には、直ちに適切な処置を行い、特に厳重な減塩療法中、利尿降圧剤投与中の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行う。
    3).高カリウム血症(頻度不明):重篤な高カリウム血症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    4).低ナトリウム血症(頻度不明):倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙攣、意識障害等を伴う低ナトリウム血症が現れることがある(高齢者で現れやすい)ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、直ちに適切な処置を行う。
    5).腎不全(頻度不明):腎不全が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    6).肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、γ−GTP上昇等の肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    7).低血糖(頻度不明):低血糖が現れることがある(糖尿病治療中の患者で現れやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    8).横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    9).再生不良性貧血(頻度不明):再生不良性貧血が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止する。
    2.重大な副作用(類薬)
    間質性肺炎、肺水腫:トリクロルメチアジドの類似化合物のヒドロクロロチアジドで、間質性肺炎、肺水腫が現れることが報告されている。
    3.その他の副作用
    1).過敏症:(5%以上又は頻度不明)蕁麻疹、そう痒、顔面潮紅、(0.1〜5%未満)発疹、光線過敏症[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
    2).循環器:(5%以上又は頻度不明)血圧低下、頻脈、徐脈、心室性期外収縮、心房細動、(0.1〜5%未満)動悸、起立性低血圧。
    3).精神神経系:(5%以上又は頻度不明)もうろう感、眠気、不眠、知覚異常、(0.1〜5%未満)眩暈、しびれ感、頭痛。
    4).消化器:(5%以上又は頻度不明)悪心、嘔吐、便秘、下痢、胸やけ、食欲不振、口渇、腹部不快感、膵炎、唾液腺炎、(0.1〜5%未満)腹痛。
    5).肝臓:(5%以上又は頻度不明)LDH上昇、Al−P上昇、(0.1〜5%未満)ALT上昇(GPT上昇)、AST上昇(GOT上昇)、ビリルビン上昇、γ−GTP上昇。
    6).腎臓:(5%以上又は頻度不明)BUN上昇、クレアチニン上昇、尿沈渣異常、(0.1〜5%未満)尿中蛋白陽性。
    7).血液:(5%以上又は頻度不明)白血球増加、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、血小板減少、紫斑、(0.1〜5%未満)好酸球増加、赤血球減少、白血球減少。
    8).代謝異常:(5%以上又は頻度不明)血中尿酸値上昇(5.7%)、低カリウム血症、低クロル性アルカローシス、血中カルシウム上昇等の電解質失調、コレステロール上昇、高血糖症、(0.1〜5%未満)血清脂質増加、高尿酸血症、血清カリウム上昇。
    9).眼:(5%以上又は頻度不明)視力異常(霧視等)、黄視症。
    10).その他:(5%以上又は頻度不明)胸痛、倦怠感、ほてり、浮腫、味覚異常、発熱、関節痛、筋痛、背部痛、筋力低下、総蛋白減少、CRP上昇、性機能異常、鼻閉、全身性紅斑性狼瘡悪化、筋痙攣、耳鳴、(0.1〜5%未満)咳嗽、CK上昇(CPK上昇)、頻尿。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.チアジド系薬剤又はその類似化合物(例えばクロルタリドン等のスルホンアミド誘導体)に対する過敏症の既往歴のある患者。
    3.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
    4.無尿の患者又は透析中の患者[トリクロルメチアジドの効果が期待できない]。
    5.急性腎不全の患者[腎機能を更に悪化させる恐れがある]。
    6.体液中のナトリウム減少、体液中のカリウム減少が明らかな患者[トリクロルメチアジドは低ナトリウム血症、低カリウム血症等の電解質失調を悪化させる恐れがある]。
    7.アリスキレン投与中の糖尿病<血圧のコントロールが著しい不良を除く>患者(但し、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)[非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている]。
    (慎重投与)
    1.両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者。
    2.血清カリウム値異常の患者。
    3.重篤な腎障害のある患者[腎機能を更に悪化させる恐れがある]。
    4.肝疾患、肝障害のある患者[肝機能を更に悪化させる恐れがある。イルベサルタンは主に胆汁中に排泄されるため、胆汁性肝硬変及び胆汁うっ滞のある患者では血中濃度が上昇する恐れがある。トリクロルメチアジドは進行した肝硬変症のある患者では肝性昏睡を誘発することがある]。
    5.重篤な冠硬化症又は重篤な脳動脈硬化症のある患者[トリクロルメチアジドによる急激な利尿が現れた場合、急速な血漿量減少、血液濃縮を来し、血栓塞栓症を誘発する恐れがある]。
    6.脳血管障害のある患者[過度の降圧が脳血流不全を引き起こし、病態を悪化させる恐れがある]。
    7.本人又は両親、兄弟に痛風、糖尿病のある患者及び高尿酸血症のある患者[トリクロルメチアジドにより高尿酸血症、高血糖症を来し、痛風、血糖値の悪化や顕性化の恐れがある]。
    8.下痢、嘔吐のある患者[トリクロルメチアジドにより電解質失調を起こす恐れがある]。
    9.高カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症のある患者[トリクロルメチアジドにより血清カルシウムを上昇させる恐れがある]。
    10.ジギタリス剤投与中、糖質副腎皮質ホルモン剤投与中又はACTH投与中の患者。
    11.減塩療法時の患者[トリクロルメチアジドにより低ナトリウム血症等の電解質失調を起こす恐れがある]。
    12.高齢者。
    13.交感神経切除後の患者[トリクロルメチアジドの降圧作用が増強される]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤はイルベサルタン200mgとトリクロルメチアジド1mgの配合剤であり、イルベサルタンとトリクロルメチアジド双方の副作用が発現する恐れがあるため、適切に本剤の使用を検討する。
    2.イルベサルタンは両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者において、腎血流量の減少や糸球体濾過圧の低下により急速に腎機能悪化させる恐れがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、本剤の使用は避ける。
    3.血清クレアチニン値が2.0mg/dLを超える腎機能障害患者においては、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、本剤の使用は避ける。
    4.腎機能障害患者では、血清クレアチニン値上昇の恐れがあるので、定期的に血清クレアチニン値のモニタリングを実施し、観察を十分に行う。
    5.トリクロルメチアジドは低カリウム血症を発現させる恐れがあるので、定期的に血清カリウム値のモニタリングを実施し、観察を十分に行う。
    6.トリクロルメチアジドは高尿酸血症を発現させる恐れがあるので、定期的に血清尿酸値のモニタリングを実施し、観察を十分に行い、血清尿酸値上昇が観察された場合は、その程度に応じて投与を中止するなど適切な処置を行う。
    7.イルベサルタンは高カリウム血症の患者において、高カリウム血症を増悪させる恐れがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、本剤の使用は避ける。また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現する恐れがあるので、血清カリウム値に注意する。
    8.アリスキレンを併用する場合、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こす恐れがあるため、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。なお、eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避ける。
    9.本剤の投与によって、一過性の急激な血圧低下を起こす恐れがあるので、そのような場合には投与を中止し、適切な処置を行い、また、特に次の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら行う:1)利尿降圧剤投与中の患者、2)厳重な減塩療法中の患者。
    10.イルベサルタンを含むアンジオテンシン2受容体拮抗剤投与中に重篤な肝機能障害が現れたとの報告があるので、肝機能検査を実施するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    11.降圧作用に基づく眩暈、ふらつきが現れることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させる。
    12.手術前24時間は投与しないことが望ましい。
    13.トリクロルメチアジドの利尿効果は急激に現れることがあるので、電解質失調、脱水に十分注意する。
    14.連用する場合、トリクロルメチアジドによる電解質失調が現れることがあるので定期的に検査を行う。
    15.夜間の休息が特に必要な患者には、夜間の排尿を避けるため、午前中に投与することが望ましい。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレン等)、カリウム補給剤(塩化カリウム)[血清カリウム値が上昇することがあるので注意する(<機序>イルベサルタン:アルドステロン分泌抑制によりカリウム貯留作用が増強する可能性がある<危険因子>腎機能障害のある患者)]。
    2.アリスキレン[腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こす恐れがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察する(イルベサルタン:併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)、なお、eGFRが60mL/min/1.73嵬にの腎機能障害のある患者へのアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避ける(イルベサルタン:併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。
    3.アンジオテンシン変換酵素阻害剤[腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こす恐れがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察する(イルベサルタン:併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。
    4.非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、COX−2選択的阻害剤:
    1).非ステロイド性抗炎症薬<NSAIDs>、COX−2選択的阻害剤[降圧作用が減弱する恐れがある(イルベサルタン:血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成阻害により、本剤の降圧作用を減弱させる可能性がある)]。
    2).非ステロイド性抗炎症薬<NSAIDs>、COX−2選択的阻害剤[腎機能低下している患者では、更に腎機能が悪化する恐れがある(イルベサルタン:プロスタグランジンの合成阻害により、腎血流量が低下するためと考えられる)]。
    3).非ステロイド性抗炎症薬<NSAIDs>、COX−2選択的阻害剤[利尿降圧作用が減弱されることがある(トリクロルメチアジド:非ステロイド系消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成酵素阻害作用による腎内プロスタグランジンの減少が、水・ナトリウムの体内貯留を引き起こし、利尿剤の作用と拮抗する)]。
    5.バルビツール酸誘導体、アヘンアルカロイド系麻薬、アルコール[<臨床症状>起立性低血圧を増強することがある(トリクロルメチアジド:これらの薬剤は血管拡張作用を有するので、チアジド系利尿剤の降圧作用が増強されると考えられる)]。
    6.昇圧アミン(ノルアドレナリン、アドレナリン)[昇圧アミンの作用を減弱する恐れがあるので、手術前の患者に使用する場合には、本剤の一時休薬等を行う(トリクロルメチアジド:併用により血管壁の反応性の低下及び交感神経終末からの生理的ノルアドレナリンの放出抑制が起こることが、動物試験で報告されている)]。
    7.ツボクラリン及びその類似作用物質(ツボクラリン塩化物)[麻痺作用を増強することがあるので、手術前の患者に使用する場合には、本剤の一時休薬等の処置を行う(トリクロルメチアジド:利尿剤による血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用が増強されると考えられている)]。
    8.他の降圧剤(β遮断剤)[降圧作用を増強する恐れがあるので、降圧剤の用量調節等に注意する(作用機序が異なる降圧剤との併用により、降圧作用が増強されるとの報告がある)]。
    9.ジギタリス剤(ジゴキシン、ジギトキシン)[<臨床症状>ジギタリスの心臓に対する作用を増強しジギタリス中毒を起こす恐れがある;<措置方法>血清カリウム値、ジギタリス血中濃度等に注意する(トリクロルメチアジド:チアジド系利尿剤による血清カリウム値の低下により、多量のジギタリスが心筋Na+・K+ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈が起こる)]。
    10.糖質副腎皮質ホルモン剤、ACTH[<臨床症状>低カリウム血症が発現する恐れがある(トリクロルメチアジド:共にカリウム排泄作用を有する)]。
    11.グリチルリチン製剤、甘草含有製剤[血清カリウム値の低下が現れやすくなる(トリクロルメチアジド:これらの薬剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがあり、本剤との併用により低カリウム血症を増強する可能性がある)]。
    12.糖尿病用剤(SU剤、インスリン)[糖尿病用剤の作用を著しく減弱する恐れがある(トリクロルメチアジド:機序は明確ではないが、チアジド系利尿剤によるカリウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下すると考えられている)]。
    13.リチウム:
    1).リチウム(炭酸リチウム)[リチウム中毒が報告されているので、血中リチウム濃度に注意する(イルベサルタン:リチウムの再吸収はナトリウムと競合するため、本剤のナトリウム排泄作用により、リチウムの再吸収が促進されると考えられる)]。
    2).リチウム(炭酸リチウム)[<臨床症状>リチウム中毒<振戦・消化器愁訴等>が増強される;<措置方法>血清リチウム濃度の測定を行うなど注意する(トリクロルメチアジド:チアジド系利尿剤は遠位尿細管でナトリウムの再吸収を抑制するが、長期投与では近位尿細管で代償的にナトリウム、リチウムの再吸収を促進し、リチウムの血中濃度が上昇する)]。
    14.コレスチラミン<経口>[利尿降圧作用が減弱される(トリクロルメチアジド:コレスチラミンの吸着作用により、利尿剤の吸収が阻害される)]。
    (高齢者への投与)
    1.高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされているので、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する[脳梗塞等が起こる恐れがある]。
    2.高齢者では急激な利尿は血漿量の減少を来し、脱水、低血圧等による立ちくらみ、眩暈、失神等を起こすことがある。
    3.特に心疾患のある高齢者等では、急激な利尿が現れた場合、急速な血漿量減少、血液濃縮を来し、血栓塞栓症を誘発する恐れがある。
    4.高齢者では、トリクロルメチアジドによる低ナトリウム血症、低カリウム血症が現れやすい。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止する[妊娠中期及び末期に他のアンジオテンシン2受容体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢拘縮、頭蓋顔面奇形、肺発育不全等が現れたとの報告がある。チアジド系薬剤では、新生児又は乳児に高ビリルビン血症、血小板減少等を起こすことがあり、また、利尿効果に基づく血漿量減少、血液濃縮、子宮血流量減少・胎盤血流量減少が現れることがある]。
    2.授乳中の婦人への投与を避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[イルベサルタンの動物試験(ラット)において乳汁中への移行が認められており、また、イルベサルタンの動物試験(ラット出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試験)の50mg/kg/日以上で哺育期間において出生仔体重増加抑制が認められており、トリクロルメチアジドの類似化合物のヒドロクロロチアジドで母乳中に移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない[使用経験がない]。
    (臨床検査結果に及ぼす影響)
    トリクロルメチアジドは甲状腺障害のない患者の血清PBIを低下させることがあるので注意する。
    (過量投与)
    1.徴候、症状:過量投与時、著しい血圧低下、頻脈が主な症状と考えられる。
    2.処置:イルベサルタンの過量投与においては十分に観察のうえ、催吐又は胃洗浄を行うこととされている(なお、イルベサルタンは血液透析では除去できない)。トリクロルメチアジドの過量投与に関する情報は得られていない。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

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