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コディオ配合錠EX基本情報

先発品(後発品あり)

一般名:バルサルタン・ヒドロクロロチアジド配合剤錠

製薬会社:ノバルティス ファーマ

薬価・規格: 99.6円(1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

ARB・利尿薬配合剤詳しく見る

  • 血圧上昇などの要因となる体内物質(アンジオテンシンII)の受容体阻害作用とナトリウムや水分を尿として排出する利尿作用により、降圧作用などをあらわす薬
ARB・利尿薬配合剤の代表的な商品名
  • プレミネント配合錠
  • エカード配合錠
  • コディオ配合錠
  • ミコンビ配合錠
  • イルトラ配合錠

効能・効果詳しく見る

  • 高血圧症

注意すべき副作用詳しく見る

高尿酸血症蛋白尿肝機能異常γ−GTP増加血中クレアチニン増加低血圧低カリウム血症浮腫貧血紅斑

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1日1回1錠(バルサルタン/ヒドロクロロチアジドとして80mg/12.5mg)を経口投与する
  • 本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 急性腎障害
    • 無尿
    • 透析
    • 体液中のカリウム減少
    • 体液中のナトリウム減少
    • アリスキレン投与中の糖尿病<血圧のコントロールが著しい不良を除く>
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 血清クレアチニン値が2.0mg/dLを超える腎機能障害
    • eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

副作用

主な副作用

高尿酸血症蛋白尿肝機能異常γ−GTP増加血中クレアチニン増加低血圧低カリウム血症浮腫貧血紅斑発疹

重大な副作用

血圧低下アナフィラキシー血管浮腫顔面腫脹口唇腫脹咽頭腫脹舌腫脹肝炎腎不全重篤な高カリウム血症低ナトリウム血症倦怠感食欲不振嘔気嘔吐意識障害ショック失神意識消失冷感無顆粒球症白血球減少血小板減少再生不良性貧血溶血性貧血重篤な血液障害壊死性血管炎中毒性表皮壊死融解症Toxic Epidermal NecrolysisTEN皮膚粘膜眼症候群Stevens−Johnson症候群多形紅斑天疱瘡類天疱瘡水疱糜爛間質性肺炎発熱咳嗽呼吸困難胸部X線異常肺水腫全身性エリテマトーデス悪化低血糖脱力感空腹感冷汗手の震え集中力低下痙攣横紋筋融解症筋肉痛CK上昇CPK上昇血中ミオグロビン上昇尿中ミオグロビン上昇急性近視閉塞隅角緑内障霧視視力低下

上記以外の副作用

光線過敏症皮膚そう痒症蕁麻疹眩暈頭痛傾眠白血球数増加好酸球数増加不整脈動悸起立性低血圧腹痛腹部不快感下痢AST増加ALT増加血中ビリルビン増加LDH増加Al−P増加咽頭炎BUN増加尿中血陽性高血糖血中コレステロール増加血中トリグリセリド増加尿糖陽性CK増加CPK増加疲労胸痛関節痛腰背部痛筋痙縮紫斑皮膚エリテマトーデス不眠症知覚異常しびれ味覚異常頻脈心房細動顔面潮紅ほてり膵炎便秘黄疸胆汁うっ滞鼻閉低マグネシウム血症低クロル性アルカローシス血中カルシウム増加総蛋白減少脱水口渇唾液腺炎インポテンス高カルシウム血症副甲状腺障害黄視症視力異常耳鳴

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 急性腎障害
    • 無尿
    • 透析
    • 体液中のカリウム減少
    • 体液中のナトリウム減少
    • アリスキレン投与中の糖尿病<血圧のコントロールが著しい不良を除く>
  • 原則禁止
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 血清クレアチニン値が2.0mg/dLを超える腎機能障害
    • eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用
  • 希望禁止
    • 手術前24時間
  • 慎重投与
    • 嘔吐
    • 肝障害
    • 血清カリウム値異常
    • 下痢
    • 減塩療法中
    • 高カルシウム血症
    • 交感神経切除後
    • 高尿酸血症
    • 重篤な冠硬化症
    • 重篤な腎機能障害
    • 痛風
    • 糖尿病
    • 脳血管障害
    • 副甲状腺機能亢進症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 重篤な脳動脈硬化症
    • ACTH投与中
    • ジギタリス剤投与中
    • 胆汁性肝硬変
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 副腎皮質ホルモン剤投与中
    • アリスキレンを併用
    • 胆汁うっ滞
  • 注意
    • 厳重な減塩療法中
    • 高カリウム血症
    • 手術前24時間
    • 腎機能障害
    • 利尿降圧剤投与中
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 重度ナトリウム減少
    • 重度体液量減少
    • コントロール不良の糖尿病
    • 血清クレアチニン値が2.0mg/dLを超える腎機能障害
    • eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用
    • アリスキレンを併用

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 原則禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
降圧利尿剤 一過性の急激な血圧低下
降圧利尿剤 失神
降圧利尿剤 意識消失
降圧利尿剤 症候性低血圧
アリスキレン 腎機能障害
ACE阻害剤 腎機能障害
アリスキレン 高カリウム血症
ACE阻害剤 高カリウム血症
アリスキレン 低血圧
ACE阻害剤 低血圧
カリウム保持性利尿剤 血清カリウム値が上昇
スピロノラクトン 血清カリウム値が上昇
トリアムテレン 血清カリウム値が上昇
カリウム補給剤 血清カリウム値が上昇
塩化カリウム製剤 血清カリウム値が上昇
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール 血清カリウム値が上昇
シクロスポリン 血清カリウム値が上昇
シクロスポリン 高尿酸血症
シクロスポリン 痛風
非ステロイド系抗炎症剤 本剤の降圧作用が減弱
COX−2選択的阻害剤 本剤の降圧作用が減弱
インドメタシン製剤 本剤の降圧作用が減弱
非ステロイド系抗炎症剤 腎機能を悪化
COX−2選択的阻害剤 腎機能を悪化
インドメタシン製剤 腎機能を悪化
ビキサロマー<服用> バルサルタンの血中濃度が約30〜40%に低下
ビキサロマー<服用> バルサルタンの作用が減弱
バルビツール酸誘導体 起立性低血圧が増強
アヘンアルカロイド系麻薬 起立性低血圧が増強
エタノール摂取 起立性低血圧が増強
カテコールアミン製剤 作用を減弱
ノルエピネフリン 作用を減弱
エピネフリン 作用を減弱
非脱分極性筋弛緩剤 麻痺作用を増強
パンクロニウム臭化物 麻痺作用を増強
降圧作用を有する薬剤 降圧作用を増強
β−遮断剤 降圧作用を増強
ニトログリセリン 降圧作用を増強
ジギタリス剤 心臓に対する作用を増強し不整脈
ジゴキシン 心臓に対する作用を増強し不整脈
ジギトキシン 心臓に対する作用を増強し不整脈
乳酸ナトリウムを含有する輸液 チアジド系薬剤による代謝性アルカローシス・低カリウム血症を増強
リチウム製剤 振戦・消化器愁訴等リチウム中毒を増強
リチウム製剤 血中リチウム濃度が上昇しリチウム中毒
副腎皮質ホルモン剤 低カリウム血症
ACTH 低カリウム血症
グリチルリチン製剤 血清カリウム値の低下
糖尿病用薬 作用を著しく減弱
スルホニルウレア系薬剤 作用を著しく減弱
インスリン製剤 作用を著しく減弱
ジアゾキシド 血糖上昇作用及び血中尿酸上昇作用が増強
陰イオン交換樹脂剤<経口> チアジド系薬剤の作用が減弱
コレスチラミン<経口> チアジド系薬剤の作用が減弱
アマンタジン 作用が増強
アロプリノール 重症の過敏反応<悪寒・全身性の皮疹等>
抗コリン作用を有する薬剤 チアジド系薬剤の作用が増強
アトロピン チアジド系薬剤の作用が増強
ビペリデン チアジド系薬剤の作用が増強
メチルドパ チアジド系薬剤との併用による溶血性貧血
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制作用を増強
シクロホスファミド水和物 骨髄抑制作用を増強
メトトレキサート製剤 骨髄抑制作用を増強
ビタミンD 高カルシウム血症
カルシウム製剤 高カルシウム血症
カルバマゼピン 低ナトリウム血症

飲食物との相互作用

  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>
  • カルシウムを含むもの<干しえび、バジル、煮干し、牛乳、乳製品 など>
  • ビタミンDを含むもの<きくらげ、あんこう、しらす干し、いわし、にしん など>

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    高血圧症。
    <効能又は効果に関連する使用上の注意>
    過度な血圧低下の恐れ等があり、本剤を高血圧治療の第一選択薬としない。

    用法・用量(添付文書全文)

    1日1回1錠(バルサルタン/ヒドロクロロチアジドとして80mg/12.5mg)を経口投与する。本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない。
    <用法及び用量に関連する使用上の注意>
    原則として、バルサルタン80mgで効果不十分な場合に本剤の使用を検討する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    国内で実施された臨床試験において、バルサルタンとヒドロクロロチアジドが投与された患者で副作用が報告されたのは656例中288例(43.9%)であり、そのうち自他覚的副作用は159例(24.2%)、臨床検査値異常は187例(28.5%)であった。主な自他覚的副作用は高尿酸血症35例(5.3%)、蛋白尿15例(2.3%)、肝機能異常14例(2.1%)等であった。また、主な臨床検査値異常は、血中尿酸増加79例(12.0%)、CK(CPK)増加25例(3.8%)、γ−GTP増加24例(3.7%)、尿中蛋白陽性16例(2.4%)等であった(承認時までの集計)。
    本剤の市販後の特定使用成績調査において、2,920例中285例(9.8%)に副作用が認められた。主な副作用は高尿酸血症72例(2.5%)、血中尿酸増加50例(1.7%)、血圧低下21例(0.7%)、血中クレアチニン増加17例(0.6%)、血中尿素増加15例(0.5%)、低血圧14例(0.5%)、低カリウム血症11例(0.4%)等であった(再審査終了時までの集計)。
    1.重大な副作用
    1).アナフィラキシー(頻度不明):アナフィラキシーを起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).血管浮腫(頻度不明):顔面腫脹、口唇腫脹、咽頭腫脹、舌腫脹等が症状として現れることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).肝炎(頻度不明):肝炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).腎不全(頻度不明):腎不全が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    5).高カリウム血症(頻度不明):重篤な高カリウム血症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、直ちに適切な処置を行う。
    6).低ナトリウム血症(頻度不明):倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、意識障害等を伴う低ナトリウム血症が現れることがある(高齢者で現れやすい)ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、直ちに適切な処置を行う。
    7).ショック、失神、意識消失(いずれも頻度不明):ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失が現れることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等が現れた場合には投与を中止し、直ちに適切な処置を行い、特に厳重な減塩療法中、利尿降圧剤投与中の患者では患者の状態を十分に観察する。
    8).無顆粒球症、白血球減少、血小板減少(いずれも頻度不明):無顆粒球症、白血球減少、血小板減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、直ちに適切な処置を行う。
    9).再生不良性貧血、溶血性貧血(いずれも頻度不明):重篤な血液障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、直ちに適切な処置を行う。
    10).壊死性血管炎(頻度不明):壊死性血管炎が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、直ちに適切な処置を行う。
    11).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    12).天疱瘡、類天疱瘡(いずれも頻度不明):天疱瘡、類天疱瘡が現れることがあるので、水疱、糜爛等が現れた場合には、皮膚科医と相談し、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    13).間質性肺炎(頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    14).肺水腫(頻度不明):肺水腫が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、直ちに適切な処置を行う。
    15).全身性エリテマトーデスの悪化(頻度不明):全身性エリテマトーデス悪化させることがあるため、観察を十分に行い、症状が現れた場合には投与を中止し、直ちに適切な処置を行う。
    16).低血糖(頻度不明):低血糖が現れることがある(糖尿病治療中の患者で現れやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    17).横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    18).急性近視、閉塞隅角緑内障(いずれも頻度不明):急性近視(霧視、視力低下等を含む)、閉塞隅角緑内障が現れることがあるので、急激な視力の低下や眼痛等の異常が認められた場合には投与を中止し、速やかに眼科医の診察を受けるよう、患者に指導する。
    2.その他の副作用:このような症状又は異常が現れた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    1).皮膚障害:(頻度不明)紫斑、皮膚エリテマトーデス、(1%未満)発疹、光線過敏症、皮膚そう痒症、蕁麻疹、紅斑。
    2).精神神経系障害:(頻度不明)不眠症、知覚異常、しびれ、味覚異常、(1%以上)眩暈、頭痛、(1%未満)傾眠。
    3).血液及びリンパ系障害:(1%以上)白血球数増加、(1%未満)好酸球数増加、貧血。
    4).心臓障害:(頻度不明)頻脈、心房細動、(1%未満)不整脈、動悸。
    5).血管障害:(頻度不明)顔面潮紅、ほてり、(1%以上)低血圧、(1%未満)起立性低血圧。
    6).胃腸障害:(頻度不明)膵炎、嘔吐、便秘、(1%未満)腹痛、腹部不快感、下痢、嘔気。
    7).肝胆道系障害:(頻度不明)黄疸、胆汁うっ滞、(1%以上)肝機能異常、γ−GTP増加、AST増加(GOT増加)、ALT増加(GPT増加)、血中ビリルビン増加、(1%未満)LDH増加、Al−P増加。
    8).呼吸器障害:(頻度不明)呼吸困難、鼻閉、(1%未満)咳嗽、咽頭炎。
    9).腎及び尿路障害:(1%以上)BUN増加、血中クレアチニン増加、蛋白尿、尿中血陽性。
    10).代謝及び栄養障害:(頻度不明)食欲不振、低マグネシウム血症、低クロル性アルカローシス、血中カルシウム増加、総蛋白減少、脱水、(1%以上)高血糖、高尿酸血症、(1%未満)低カリウム血症、血中コレステロール増加、血中トリグリセリド増加、尿糖陽性。
    11).その他:(頻度不明)筋肉痛、脱力感、口渇、唾液腺炎、インポテンス、高カルシウム血症を伴う副甲状腺障害、黄視症、視力異常(霧視等)、耳鳴、発熱、(1%以上)CK増加(CPK増加)、(1%未満)疲労、倦怠感、胸痛、浮腫、関節痛、腰背部痛、筋痙縮。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.チアジド系薬剤又はその類似化合物(例えばクロルタリドン等のスルホンアミド誘導体)に対する過敏症の既往歴のある患者。
    3.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
    4.無尿の患者又は透析患者[本剤の効果が期待できない]。
    5.急性腎障害の患者[腎機能を更に悪化させる恐れがある]。
    6.体液中のナトリウム減少・体液中のカリウム減少が明らかな患者[低ナトリウム血症、低カリウム血症等の電解質失調を悪化させる恐れがある]。
    7.アリスキレン投与中の糖尿病<血圧のコントロールが著しい不良を除く>患者(但し、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)[非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている]。
    (慎重投与)
    1.両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者。
    2.重篤な腎機能障害のある患者。
    3.血清カリウム値異常の患者。
    4.肝障害のある患者、特に胆汁性肝硬変及び胆汁うっ滞のある患者[バルサルタンは主に胆汁中に排泄されるため、これらの患者では血中濃度が上昇する恐れがある(外国において、軽度〜中等度の肝障害患者でバルサルタンの血漿中濃度が、健康成人と比較して約2倍に上昇することが報告されており、また、ヒドロクロロチアジドは肝性昏睡を誘発する恐れがある)]。
    5.脳血管障害のある患者[過度の降圧が脳血流不全を引き起こし、病態を悪化させる恐れがある]。
    6.減塩療法中の患者[低ナトリウム血症を起こす恐れがある]。
    7.重篤な冠硬化症又は重篤な脳動脈硬化症のある患者[急激な利尿が現れた場合、急速な血漿量減少、血液濃縮を来し、血栓塞栓症を誘発する恐れがある]。
    8.本人又は両親、兄弟に痛風、糖尿病のある患者及び高尿酸血症のある患者[高尿酸血症、高血糖症を来し、痛風、糖尿病の悪化や顕性化の恐れがある]。
    9.下痢、嘔吐のある患者[電解質失調が現れる恐れがある]。
    10.高カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症のある患者[血清カルシウムを上昇させる恐れがある]。
    11.ジギタリス剤投与中、副腎皮質ホルモン剤投与中又はACTH投与中の患者。
    12.交感神経切除後の患者[本剤の降圧作用が増強される恐れがある]。
    13.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤は、バルサルタン80mgとヒドロクロロチアジド12.5mgとの配合剤であり、バルサルタンとヒドロクロロチアジド双方の副作用が発現する恐れがあり、適切に本剤の使用を検討する。
    2.両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸球体濾過圧の低下により急速に腎機能悪化させる恐れがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与は避ける。
    3.血清クレアチニン値が2.0mg/dLを超える腎機能障害患者においては、ヒドロクロロチアジドにより腎血流量が低下する恐れがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与は避ける(なお、バルサルタンにより腎機能障害が悪化する恐れもある)。
    4.腎機能障害患者では、血清クレアチニン値上昇及び血清尿酸値上昇の恐れがあるので、定期的に血清クレアチニン値及び血清尿酸値のモニタリングを実施し、観察を十分に行う。
    5.アリスキレンを併用する場合、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こす恐れがあるため、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。なお、eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避ける。
    6.ヒドロクロロチアジドは高尿酸血症を発現させる恐れがあるので、定期的に血清尿酸値のモニタリングを実施し、観察を十分に行う。
    7.ヒドロクロロチアジドは低カリウム血症を起こすことが知られているので、定期的に血清カリウム値のモニタリングを実施し、観察を十分に行う。
    8.バルサルタンは高カリウム血症の患者において、高カリウム血症を増悪させる恐れがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与は避ける。また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現する恐れがあるので、血清カリウム値に注意する。
    9.本剤の投与によって、一過性の急激な血圧低下(失神及び意識消失等を伴う)を起こす恐れがあるので、そのような場合には投与を中止し、適切な処置を行い、また、特に次の患者では患者の状態に十分注意する:1)利尿降圧剤投与中の患者[特に重度ナトリウム減少ないし重度体液量減少した患者(まれに症候性低血圧が生じることがある)]、2)厳重な減塩療法中の患者。
    10.バルサルタンを含むアンジオテンシン2受容体拮抗剤投与中に肝炎等の重篤な肝障害が現れたとの報告があるので、肝機能検査を実施するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    11.手術前24時間は投与しないことが望ましい。
    12.降圧作用に基づく眩暈、ふらつきが現れることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させる。
    13.本剤の利尿効果は急激に現れることがあるので、電解質失調、脱水に十分注意する。
    14.夜間の休息が特に必要な患者には、夜間の排尿を避けるため、午前中に投与することが望ましい。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.アリスキレン[腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こす恐れがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察する(併用によりレニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)、なお、eGFRが60mL/min/1.73嵬にの腎機能障害のある患者へのアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避ける(併用によりレニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。
    2.アンジオテンシン変換酵素阻害剤[腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こす恐れがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察する(併用によりレニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。
    3.カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレン等)、カリウム補給製剤(塩化カリウム)[血清カリウム値が上昇することがあるので、血清カリウム濃度に注意する(バルサルタンのアルドステロン分泌抑制によりカリウム貯留作用が増強する可能性がある<危険因子>腎機能障害)]。
    4.ドロスピレノン・エチニルエストラジオール[血清カリウム値が上昇することがあるので、血清カリウム濃度に注意する(バルサルタンによる血清カリウム値の上昇とドロスピレノンの抗ミネラルコルチコイド作用によると考えられる<危険因子>腎障害患者、血清カリウム値の高い患者)]。
    5.シクロスポリン[血清カリウム値が上昇することがあるので、血清カリウム濃度に注意する(高カリウム血症の副作用が相互に増強されると考えられる)]。
    6.シクロスポリン[高尿酸血症及びこれに伴う痛風が現れやすいので、血中尿酸値に注意する(高尿酸血症の副作用が相互に増強される可能性が考えられる)]。
    7.非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)・COX−2選択的阻害剤:
    1).非ステロイド性消炎鎮痛剤<NSAIDs>・COX−2選択的阻害剤(インドメタシン等)[本剤の降圧作用が減弱することがある(NSAIDs・COX−2選択的阻害剤の腎プロスタグランジン合成阻害作用により、本剤の降圧作用が減弱することがある)]。
    2).非ステロイド性消炎鎮痛剤<NSAIDs>・COX−2選択的阻害剤(インドメタシン等)[腎機能を悪化させる恐れがあるので、併用する場合には腎機能を十分に観察する(NSAIDs・COX−2選択的阻害剤の腎プロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる<危険因子>高齢者)]。
    8.ビキサロマー<服用>[併用により、バルサルタンの血中濃度が約30〜40%に低下したとの報告があり、バルサルタンの作用が減弱する恐れがあるので、併用する場合には十分に観察する(リン酸結合性ポリマーにより、同時に服用した場合、バルサルタンの吸収を遅延あるいは減少させる可能性がある)]。
    9.バルビツール酸誘導体[起立性低血圧が増強されることがある(これらの薬剤の中枢抑制作用とヒドロクロロチアジドの降圧作用による)]。
    10.アヘンアルカロイド系麻薬[起立性低血圧が増強されることがある(ヒドロクロロチアジドとアヘンアルカロイドの大量投与で血圧低下が現れる可能性がある)]。
    11.アルコール[起立性低血圧が増強されることがある(ヒドロクロロチアジドと血管拡張作用を有するアルコールとの併用により降圧作用が増強される可能性がある)]。
    12.昇圧アミン(ノルアドレナリン、アドレナリン)[昇圧アミンの作用を減弱することがあるので、手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等の処置を講ずる(ヒドロクロロチアジドは昇圧アミンに対する血管壁の反応性を低下させる可能性がある)]。
    13.ツボクラリンの類似作用物質(パンクロニウム臭化物)[ツボクラリンの類似作用物質の麻痺作用を増強することがあるので、手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等の処置を講ずる(ヒドロクロロチアジドによる血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用が増強すると考えられている)]。
    14.降圧作用を有する他の薬剤(β−遮断剤、ニトログリセリン等)[降圧作用を増強する恐れがあるので、降圧剤の用量調節等に注意する(作用機序の異なる降圧作用により互いに協力的に作用する)]。
    15.ジギタリス製剤(ジゴキシン、ジギトキシン)[ジギタリスの心臓に対する作用を増強し不整脈等を起こすことがあるので、血清カリウム値に十分注意する(ヒドロクロロチアジドによる血清カリウム値の低下により多量のジギタリスが心筋Na・K−ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈が起こり、マグネシウム低下も同様の作用を示す)]。
    16.乳酸ナトリウム[チアジド系薬剤による代謝性アルカローシス・低カリウム血症を増強することがある(ヒドロクロロチアジドのカリウム排泄作用により低カリウム血症や代謝性アルカローシスが引き起こされることがあり、アルカリ化剤である乳酸ナトリウムの併用はこの状態を更に増強させる)]。
    17.リチウム:
    1).リチウム[振戦・消化器愁訴等リチウム中毒を増強することがあるので、血清リチウム濃度に注意する(ヒドロクロロチアジドは腎におけるリチウムの再吸収を促進し、リチウムの血中濃度を上昇させる)]。
    2).リチウム[血中リチウム濃度が上昇しリチウム中毒を起こすことが報告されているので、血中リチウム濃度に注意する(バルサルタンのナトリウム排泄作用により、リチウムの蓄積が起こると考えられている)]。
    18.副腎皮質ホルモン剤、ACTH[低カリウム血症が発現することがある(ヒドロクロロチアジドとこれらの薬剤はともにカリウム排泄作用を有する)]。
    19.グリチルリチン製剤[血清カリウム値の低下が現れやすくなる(グリチルリチン製剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがあるため、ヒドロクロロチアジドとグリチルリチン製剤の併用により低カリウム血症を増強する可能性がある)]。
    20.糖尿病用剤(SU剤、インスリン等)[糖尿病用剤の作用を著しく減弱することがある(機序は明確ではないが、ヒドロクロロチアジドによるカリウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下すると考えられている)]。
    21.ジアゾキシド[ジアゾキシドの血糖上昇作用及び血中尿酸上昇作用が増強する恐れがある(機序は明確ではないが、ヒドロクロロチアジドによるカリウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下すると考えられており、また、ヒドロクロロチアジドとジアゾキシドはともに尿酸排泄抑制作用を有する)]。
    22.陰イオン交換樹脂剤<服用>(コレスチラミン<服用>等)[チアジド系薬剤の作用が減弱することがあるので、陰イオン交換樹脂剤投与の少なくとも4時間前に投与する等、投与時間をずらすことで薬剤相互作用を最小限にできるとの報告がある(陰イオン交換樹脂剤の吸着作用によりヒドロクロロチアジドの吸収が阻害されることがある)]。
    23.アマンタジン[アマンタジンの作用が増強されることがある(ヒドロクロロチアジドがアマンタジンの腎排泄を低下させ、血中濃度の上昇を起こすためと考えられる)]。
    24.アロプリノール[重症の過敏反応<悪寒・全身性の皮疹等>が発現したとの報告がある(機序は不明である)]。
    25.抗コリン作用を有する薬剤(アトロピン、ビペリデン)[チアジド系薬剤の作用が増強される恐れがある(チアジド系薬剤の吸収が促進される可能性が考えられる)]。
    26.メチルドパ[チアジド系薬剤との併用による溶血性貧血の報告がある(メチルドパがチアジド系薬剤の抗体産生を促進する可能性が考えられる)]。
    27.抗腫瘍剤(シクロホスファミド、メトトレキサート等)[これらの薬剤の骨髄抑制作用を増強する恐れがある(チアジド系薬剤が抗腫瘍剤の腎排泄を減少させるためと考えられる)]。
    28.ビタミンD、カルシウム剤[高カルシウム血症を起こす恐れがある(血清カルシウム濃度の上昇をチアジド系薬剤と相互に増強させる可能性が考えられる)]。
    29.カルバマゼピン[低ナトリウム血症が現れることがある(ヒドロクロロチアジドとカルバマゼピンはともに血清中のナトリウムを低下させることがある)]。
    (高齢者への投与)
    1.高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こる恐れがある)ので、患者の状態を観察しながら、慎重に投与する。
    2.高齢者でのバルサルタン単独投与による薬物動態試験で、バルサルタンの血漿中濃度が非高齢者に比べて高くなることが認められている。
    3.高齢者では、急激な利尿は血漿量の減少を来し、脱水、低血圧等による立ちくらみ、眩暈、失神等を起こすことがある。
    4.特に心疾患等で浮腫のある高齢者では急激な利尿は急速な血漿量の減少と血液濃縮を来し、脳梗塞等の血栓塞栓症を誘発する恐れがある。
    5.高齢者では、低ナトリウム血症、低カリウム血症が現れやすい。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止する[バルサルタンを含むアンジオテンシン2受容体拮抗剤並びにアンジオテンシン変換酵素阻害剤で、妊娠中期〜末期に投与された患者に胎児死亡・新生児死亡、羊水過少症、胎児・新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋形成不全、羊水過少症によると推測される四肢拘縮、脳奇形、頭蓋顔面奇形、肺発育形成不全等が現れたとの報告がある。また、海外で実施されたアンジオテンシン変換酵素阻害剤におけるレトロスペクティブな疫学調査で、妊娠初期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された患者群において、胎児奇形の相対リスクは降圧剤が投与されていない患者群に比べ高かったとの報告がある。ヒドロクロロチアジドを含むチアジド系薬剤では新生児又は乳児に高ビリルビン血症、血小板減少症等を起こすことがあり、また、利尿効果に基づく血漿量減少、血液濃縮、子宮血流量減少・胎盤血流量減少等が現れることがある]。
    2.授乳中の婦人への投与を避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[バルサルタンにおける動物実験(ラットの授乳期経口投与)の3mg/kg/日で、乳汁中へ移行するとの報告がある。また、動物実験(ラットの周産期及び授乳期経口投与)の600mg/kg/日で出生仔低体重及び出生仔生存率低下が認められており、200mg/kg/日以上で外表分化遅延が認められている(更に、ヒドロクロロチアジドはヒト母乳中へ移行することが報告されている)]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (臨床検査結果に及ぼす影響)
    甲状腺障害のない患者の血清PBIを低下させることがあるので注意する。
    (過量投与)
    1.徴候、症状:バルサルタンの過量投与により、著しい血圧低下が生じ、意識レベル低下、循環虚脱に至る恐れがある。
    2.処置:通常、次のような処置を行う。
    1).過量投与時、催吐及び活性炭投与。
    2).過量投与時、著しい低血圧の場合には、患者を仰臥位にし、速やかに生理食塩液等の静脈注射など適切な処置を行う。
    注意:過量投与時、バルサルタンの血漿蛋白結合率は93〜96%であり、血液透析によって除去できないが、ヒドロクロロチアジドは透析により除去することができる。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

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