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ニューロタン錠100mg基本情報

先発品(後発品あり)

一般名:ロサルタンカリウム錠

製薬会社:MSD

薬価・規格: 188.5円(100mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

ARB詳しく見る

  • 体内の血圧を上げる物質(アンジオテンシンII)の働きを抑えることで血圧を下げる薬
ARBの代表的な商品名
  • ニューロタン
  • ブロプレス
  • ディオバン
  • オルメテック
  • ミカルディス
  • アバプロ イルベタン
  • アジルバ

効能・効果詳しく見る

  • 高血圧症
  • 2型糖尿病における糖尿病性腎症の高血圧及び蛋白尿

注意すべき副作用詳しく見る

眩暈頭痛クレアチニン上昇腫脹低血圧嘔吐高カリウム血症咳嗽嘔気意識消失横紋筋融解症浮腫痙攣発疹意識障害筋肉痛肝機能障害肝炎

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.高血圧症:ロサルタンカリウムとして25〜50mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日100mgまで増量できる
  • 2.高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症:ロサルタンカリウムとして50mgを1日1回経口投与する
    • なお、血圧値をみながら1日100mgまで増量できる
    • 但し、過度の血圧低下を起こす恐れのある患者等では25mgから投与を開始する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 重篤な肝障害
    • アリスキレン投与中の糖尿病<血圧のコントロールが著しい不良を除く>
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用

眩暈頭痛クレアチニン上昇腫脹低血圧嘔吐高カリウム血症咳嗽嘔気意識消失横紋筋融解症浮腫痙攣発疹

重大な副作用

意識障害肝炎肝機能障害筋肉痛血圧低下血小板減少倦怠感紅斑失神ショック腎不全蕁麻疹赤血球減少総コレステロール上昇脱力感低血糖低ナトリウム血症白血球減少汎血球減少疲労貧血不快感不整脈ほてり無力症重篤な高カリウム血症

上記以外の副作用

BUN上昇GOT上昇GPT上昇LDH上昇アナフィラキシー胃潰瘍胃不快感黄疸眼症状関節痛顔面腫脹急性肝炎急性腎不全胸痛起立性低血圧筋痙攣空腹感劇症肝炎血管浮腫血清カリウム上昇下痢口角炎口渇好酸球増多口唇腫脹口内異常感口内炎紅皮症呼吸困難しびれ感集中力低下食欲不振女性化乳房心室性期外収縮心房細動多形紅斑手の震え動悸ALT上昇AST上昇眠気発汗発熱皮膚そう痒冷汗貧血頻脈血中ミオグロビン上昇不眠浮遊感ヘマトクリット低下味覚障害耳鳴全身潮紅冷感尿中ミオグロビン上昇光線過敏眼のかすみ舌腫脹勃起不全血中尿酸値上昇眼違和感調律障害咽頭腫脹

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 重篤な肝障害
    • アリスキレン投与中の糖尿病<血圧のコントロールが著しい不良を除く>
  • 原則禁止
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用
  • 希望禁止
    • 手術前24時間
  • 慎重投与
    • 肝機能障害
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 高カリウム血症
    • 重篤な腎機能障害
    • 脳血管障害
    • 利尿降圧剤投与中
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 血清クレアチニンが2.5mg/dL以上
    • 体液量が減少
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • アリスキレンを併用
  • 注意
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 高カリウム血症
    • 手術前24時間
    • 腎機能障害
    • 利尿降圧剤投与中
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • コントロール不良の糖尿病
    • 尿中アルブミン/クレアチニン比300mg/g以上を合併しない
    • 高血圧を合併しない
    • 蛋白尿を合併しない
    • eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用
    • アリスキレンを併用
  • 投与に際する指示
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 重篤な腎機能障害
    • 利尿降圧剤投与中
    • 血清クレアチニンが2.5mg/dL以上

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
ACE阻害剤 高カリウム血症
インドメタシン製剤 本剤の降圧作用が減弱
非ステロイド系抗炎症剤 本剤の降圧作用が減弱
炭酸リチウム 中毒
リチウム製剤 中毒
トリアムテレン 高カリウム血症
スピロノラクトン 高カリウム血症
カリウム保持性利尿剤 高カリウム血症
ACE阻害剤 高カリウム血症
カリウム補給剤 高カリウム血症
塩化カリウム製剤 高カリウム血症
非ステロイド系抗炎症剤 更に腎機能が悪化
インドメタシン製剤 更に腎機能が悪化
降圧利尿剤 意識消失
アリスキレン 腎機能障害

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.高血圧症。
    2.高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症の場合:高血圧を合併しない及び蛋白尿を合併しない(尿中アルブミン/クレアチニン比300mg/g以上を合併しない)患者における本剤の有効性及び安全性は確認されていない。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.高血圧症:ロサルタンカリウムとして25〜50mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日100mgまで増量できる。
    2.高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症:ロサルタンカリウムとして50mgを1日1回経口投与する。なお、血圧値をみながら1日100mgまで増量できる。但し、過度の血圧低下を起こす恐れのある患者等では25mgから投与を開始する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症に対して、本剤を投与後、前回の検査値と比較して血清クレアチニン値30%以上増加(あるいは血清クレアチニン値1mg/dL以上増加)した場合、及び糸球体濾過値、1/血清クレアチニン値の勾配等で評価した腎機能障害の進展速度が加速された場合は、減量あるいは投与中止を考慮する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    臨床試験(治験)
    1.高血圧症:国内で実施された臨床試験で副作用が報告されたのは総症例709例中71例(10.0%)であり、主な副作用は頭痛13例(1.8%)、眩暈9例(1.3%)、嘔吐・嘔気6例(0.8%)、ほてり5例(0.7%)であった。また、主な臨床検査値異常は、ALT(GPT)上昇19例(2.7%)、AST(GOT)上昇15例(2.1%)、CK(CPK)上昇15例(2.7%)、総コレステロール上昇11例(1.6%)、LDH上昇10例(1.4%)、赤血球減少10例(1.4%)であった。なお、65歳以上の高齢者における副作用発現率は9.6%(156例中15例)で、65歳未満の非高齢者群(553例中56例、10.1%)と同様であり、主な副作用は眩暈4例(2.6%)及び頭痛2例(1.3%)であった。
    2.高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症:国際共同試験(国内症例含む)で総症例751例中、副作用は129例(17.2%)に認められ、主なものは眩暈34例(4.5%)、高カリウム血症28例(3.7%)、低血圧19例(2.5%)、無力症/疲労12例(1.6%)であった。また、臨床検査値の異常変動は、111例(14.8%)に認められ、主なものは血清カリウム上昇89例(11.9%)、クレアチニン上昇30例(4.0%)、BUN上昇10例(1.3%)であった。
    再審査終了時
    1.使用成績調査:高血圧症患者を対象とした使用成績調査において、副作用が報告されたのは安全性集計対象症例5,729例中、249例(4.3%)であり、主な副作用は眩暈34例(0.6%)、咳嗽16例(0.3%)、頭痛13例(0.2%)、発疹12例(0.2%)であった。また、主な臨床検査値異常は、クレアチニン上昇19例(0.3%)、BUN上昇17例(0.3%)であった。なお、本調査に引き続き実施された長期の特定使用成績調査(観察期間:15カ月)において副作用が報告されたのは、710例中16例(2.3%)であり、副作用発現傾向及び頻度は使用成績調査と比較して特に変わらなかった。
    2.特定使用成績調査(5年間の長期使用に関する調査:J−HEALTH):高血圧症患者を対象とした5年間の長期使用に関する調査において、副作用が報告されたのは安全性評価対象症例29,850例中1,081例(3.6%)であり、主な副作用は眩暈89例(0.3%)、肝機能異常77例(0.3%)、頭痛52例(0.2%)であった。
    また、主な臨床検査値異常は、血圧低下35例(0.1%)、CK(CPK)上昇32例(0.1%)、BUN上昇30例(0.1%)であった。
    3.特定使用成績調査(高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症):高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症患者を対象とした特定使用成績調査において、副作用が報告されたのは安全性評価対象症例780例中、40例(5.1%)であり、主な副作用は高カリウム血症8例(1.0%)であった。臨床検査値異常はクレアチニン上昇6例(0.8%)であった。
    副作用の頻度は「高血圧症」を対象とした臨床試験、使用成績調査及び特定使用成績調査、並びに「高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症」を対象とした臨床試験及び特定使用成績調査の合計より算出した。
    1.重大な副作用:次のような副作用が現れることがあるので、症状が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    1).アナフィラキシー(頻度不明):不快感、口内異常感、発汗、蕁麻疹、呼吸困難、全身潮紅、浮腫等が症状として現れることがあるので観察を十分に行う。
    2).血管浮腫(0.1%未満):顔面腫脹、口唇腫脹、咽頭腫脹、舌腫脹等の腫脹が症状として現れることがあるので観察を十分に行う。
    3).急性肝炎(0.1%未満)又は劇症肝炎(頻度不明)。
    4).腎不全(0.1%未満)。
    5).ショック(頻度不明)、失神(0.1%未満)、意識消失(0.1%未満):ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失が現れることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等が現れた場合には、直ちに適切な処置を行い、特に血液透析中、厳重な減塩療法中、利尿降圧剤投与中の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行う。
    6).横紋筋融解症(0.1%未満):筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行う。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意する。
    7).高カリウム血症(0.1%):重篤な高カリウム血症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    8).不整脈(0.1%未満):心室性期外収縮、心房細動等の不整脈が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    9).汎血球減少(0.1%未満)、白血球減少(頻度不明)、血小板減少(0.1%未満):汎血球減少、白血球減少、血小板減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    10).低血糖(0.1%未満):低血糖が現れることがある(糖尿病治療中の患者で現れやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    11).低ナトリウム血症(0.1%未満):倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙攣、意識障害等を伴う低ナトリウム血症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、直ちに適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような症状又は異常が現れた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    1).精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛、眩暈、(0.1%未満)耳鳴、眠気、不眠、浮遊感。
    2).循環器系:(0.1〜5%未満)低血圧、(0.1%未満)調律障害(頻脈等)、起立性低血圧、胸痛、動悸。
    3).消化器:(0.1%未満)口内炎、口角炎、胃不快感、胃潰瘍、下痢、嘔吐・嘔気、口渇。
    4).肝臓:(0.1〜5%未満)肝機能障害(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、LDH上昇等)、(0.1%未満)黄疸。
    5).腎臓:(0.1〜5%未満)BUN上昇、クレアチニン上昇。
    6).皮膚:(頻度不明)多形紅斑、紅皮症、(0.1〜5%未満)発疹、(0.1%未満)光線過敏、紅斑、皮膚そう痒、蕁麻疹。
    7).血液:(0.1〜5%未満)貧血、(0.1%未満)赤血球減少、ヘマトクリット低下、好酸球増多。
    8).その他:(頻度不明)勃起不全、(0.1〜5%未満)咳嗽、(0.1%未満)発熱、ほてり、味覚障害、しびれ感、眼症状(眼のかすみ、眼違和感等)、倦怠感、無力症/疲労、浮腫、関節痛、筋痙攣、筋肉痛、総コレステロール上昇、CK上昇(CPK上昇)、血中尿酸値上昇、女性化乳房。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
    3.重篤な肝障害のある患者。
    4.アリスキレン投与中の糖尿病<血圧のコントロールが著しい不良を除く>患者(但し、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)[非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている]。
    (慎重投与)
    1.両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者。
    2.高カリウム血症の患者。
    3.重篤な腎機能障害のある患者[高カリウム血症が現れやすく、また、腎機能の悪化が起きる恐れがあるので、血清クレアチニンが2.5mg/dL以上の場合には、投与量を減らすなど慎重に投与する]。
    4.肝機能障害又はその既往のある患者[外国において、健康成人と比較して軽・中等度のアルコール性肝硬変患者ではロサルタンの消失速度が遅延し、ロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度がそれぞれ約5倍及び約2倍に上昇することが報告されている]。
    5.脳血管障害のある患者[過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させる恐れがある]。
    6.体液量が減少している患者(利尿降圧剤投与中、厳重な減塩療法中、血液透析中)。
    7.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸球体濾過圧の低下により急速に腎機能悪化させる恐れがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避ける。
    2.高カリウム血症の患者においては、高カリウム血症を増悪させる恐れがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避ける。また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現する恐れがあるので、血清カリウム値に注意する。
    3.アリスキレンを併用する場合、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こす恐れがあるため、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。なお、eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避ける。
    4.本剤の投与によって、一過性の血圧低下(ショック症状、意識消失、呼吸困難等を伴う)を起こす恐れがあるので、そのような場合には投与を中止し適切な処置を行い、また、本剤投与中は定期的(投与開始時:2週間ごと、安定後:月1回程度)に血圧のモニタリングを実施し、特に次の患者では投与は少量より開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行う:1)利尿降圧剤投与中の患者、2)厳重な減塩療法中の患者、3)血液透析中の患者。
    5.降圧作用に基づく眩暈、ふらつきが現れることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させる。
    6.手術前24時間は投与しないことが望ましい。
    7.本剤を含むアンジオテンシン2受容体拮抗薬投与中にまれに肝炎等の重篤な肝障害が現れたとの報告があるので、肝機能検査を実施するなど、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    8.2型糖尿病における糖尿病性腎症の患者では貧血が現れやすいので、本剤投与中は定期的(投与開始時:2週間ごと、安定後:月1回程度)に血液検査を実施するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には貧血の原因を考慮し、適切な処置を行う。
    9.2型糖尿病における糖尿病性腎症の患者では血清カリウム上昇及び血清クレアチニン上昇が現れやすいので、本剤投与中は定期的(投与開始時:2週間ごと、安定後:月1回程度)に血清カリウム値及び血清クレアチニン値のモニタリングを実施し、観察を十分に行い、血清カリウム値及び血清クレアチニン値に異常が認められた場合には、適切な処置を行う。特に、2型糖尿病における糖尿病性腎症の患者では本剤とアンジオテンシン変換酵素阻害剤を併用した場合、急性腎不全、高カリウム血症のリスクが増加するとの報告があるため、本剤とアンジオテンシン変換酵素阻害剤を併用する際には注意する。
    (相互作用)
    本剤は、主に薬物代謝酵素チトクロームP450・2C9(CYP2C9)により活性代謝物であるカルボン酸体に代謝される。
    併用注意:
    1.カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレン等)、カリウム補給剤(塩化カリウム)、アンジオテンシン変換酵素阻害剤[血清カリウム上昇、高カリウム血症を起こす恐れがある(併用によりカリウム貯留作用が増強する恐れがあるので、腎機能障害のある患者には特に注意し、また、本剤とアンジオテンシン変換酵素阻害剤及びカリウム保持性利尿剤の3剤併用の場合には特に注意する)]。
    2.アリスキレン[腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こす恐れがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察する(併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)、なお、eGFRが60mL/min/1.73嵬にの腎機能障害のある患者へのアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避ける(併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。
    3.アンジオテンシン変換酵素阻害剤[腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こす恐れがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察する(併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。
    4.非ステロイド性消炎鎮痛剤:
    1).非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシン等)[本剤の降圧作用が減弱される恐れがある(プロスタグランジンの合成阻害作用により、本剤の降圧作用を減弱させる可能性がある)]。
    2).非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシン等)[腎機能悪化している患者では、更に腎機能が悪化する恐れがある(プロスタグランジンの合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる)]。
    5.リチウム(炭酸リチウム)[リチウム中毒が報告されているので、血中リチウム濃度に注意する(本剤のナトリウム排泄作用により、リチウムの蓄積が起こると考えられている)]。
    (高齢者への投与)
    1.高齢者では一般に生理機能が低下しているので、患者の状態に注意する。
    2.高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こる恐れがある)ので、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    3.高齢者での体内薬物動態試験で、ロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度が非高齢者に比べて高くなることが認められている(非高齢者に比較してロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度がそれぞれ約2倍及び約1.3倍に上昇)。
    4.高齢者と非高齢者との間で降圧効果及び副作用の発現に関する差異は認められていない。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止する[妊娠中期及び末期に本剤を含むアンジオテンシン2受容体拮抗剤を投与された高血圧症の妊婦の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、多臓器不全、頭蓋形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢奇形、頭蓋顔面奇形、肺発育不全等が現れたとの報告がある]。
    2.本剤投与中は授乳を中止させる[動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている]。
    (参考)ラットの周産期及び授乳期に10〜100mg/kg/日投与した試験において、100mg/kg/日で産仔死亡の軽度の増加が認められ、また、各投与群で産仔低体重が認められ、本試験の無毒性量は追加試験の成績から5mg/kg/日であった。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (取扱い上の注意)
    使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用する。
    (保管上の注意)
    気密容器(開封後防湿)。

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