日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ドキサゾシン錠2mg「タナベ」基本情報

後発品(加算対象)

一般名:ドキサゾシンメシル酸塩2mg錠

製薬会社:ニプロESファーマ

薬価・規格: 13.1円(2mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

α1遮断薬(高血圧治療薬)詳しく見る

  • 体内の血管収縮に関わる作用を抑え、血管を広げて血圧を下げる薬
α1遮断薬(高血圧治療薬)の代表的な商品名
  • エブランチル
  • カルデナリン
  • デタントール
  • ミニプレス
  • ハイトラシン バソメット

効能・効果詳しく見る

  • 高血圧症
  • 褐色細胞腫による高血圧症

注意すべき副作用詳しく見る

低血圧白血球減少血小板減少意識喪失肝機能障害肝炎過敏症黄疸

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • ドキサゾシンとして1日1回0.5mgより投与を始め、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1〜4mgに漸増し、1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は8mgまでとする
    • 但し、褐色細胞腫による高血圧症に対しては1日最高投与量を16mgまでとする

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

低血圧白血球減少血小板減少

重大な副作用

意識喪失黄疸過敏症肝炎肝機能障害狭心症起立性低血圧眩暈失神心筋梗塞脳血管障害頻尿浮腫不整脈無顆粒球症

上記以外の副作用

悪心息苦しさ異常感覚嘔吐かすみ目関節痛顔面潮紅胸痛胸部圧迫感起立性眩暈筋痙直筋肉痛筋力低下血管浮腫血尿下痢倦怠感口渇光線過敏症興奮呼吸困難鼓腸放屁紫斑しびれ感射精障害消化不良食欲不振女性化乳房徐脈心悸亢進神経過敏振戦蕁麻疹頭重頭痛そう痒感体重増加脱毛脱力感多尿動悸疼痛尿失禁眠気排尿障害背部痛発汗発疹発熱鼻炎鼻出血頻脈不安腹痛不眠便秘ほてり耳鳴夜間頻尿持続勃起知覚鈍麻勃起障害気管支痙攣悪化逆行性射精術中虹彩緊張低下症候群うつ病胆汁うっ滞

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 肝機能障害
    • ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤服用中

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
血圧降下剤 相互に作用を増強
利尿剤 相互に作用を増強
塩酸バルデナフィル 眩暈等の自覚症状を伴う症候性低血圧
シルデナフィル 眩暈等の自覚症状を伴う症候性低血圧
PDE5阻害薬 眩暈等の自覚症状を伴う症候性低血圧
タダラフィル 眩暈等の自覚症状を伴う症候性低血圧

処方理由

α遮断薬この薬をファーストチョイスする理由(2016年12月更新)もっと見る

  • ・降圧目的の場合はドキサゾシンをよく処方しています。排尿障害にはウラピジルを使っていますが。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・早朝の高血圧に対し、本剤の就寝前投与は効果が高いと感じる。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・用量の規格が0.5mgから細かく区切られており、使いやすい。(60歳代診療所勤務医、一般内科)
  • ・心臓や腎臓にあまり悪影響を与えない点が良いです。立ちくらみなどの副作用も少ない。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・長期投与した場合でも、他剤より起立性低血圧が少ない印象があります。(50歳代病院勤務医、循環器内科)

α遮断薬この薬をファーストチョイスする理由(2015年10月更新)もっと見る

  • ・長時間作用型で反射性β作用も少なく、副作用のコントロールがしやすい。うまく使えば、管理しにくい難治性の高血圧患者に有効。(50代勤務医、一般外科)
  • ・モーニングサージを引き起こす症例など、場合によっては有効な作用を示す。主に胆汁排泄経路の薬剤であり、腎臓の機能が弱っている症例にも処方しやすい。(60代勤務医、代謝・内分泌内科)
  • ・褐色細胞腫に対する治療効果が高い。(40代勤務医、消化器外科)
  • ・早朝高血圧に有効。0.5、1、2、4mgとラインナップが多く、各錠剤にOD錠があるので便利。(50代勤務医、一般内科)
  • ・男性で前立腺肥大があり、早朝高血圧の者に、他の降圧剤に追加する形で0.5mg〜1mgを夕食後投与で使うことが多い。(50代開業医、総合診療科)
  • ・降圧薬としては第一選択されませんが、糖尿病や脂質代謝異常のある場合に適します。朝の血圧を下げるために、夕食後服用するのも一つの方法です。(60代診療所勤務医、一般内科)
  • ・拡張期高血圧のときに使用します。学会で認知されていないのが悲しいですね。(50代診療所勤務医、総合診療科)
  • ・ほとんど出番が無いのが正直なところ。起立性低血圧が怖くて処方できない。(40代勤務医、代謝・内分泌内科)
  • ・α遮断薬はこれしかないかなと思っています。早朝高血圧の方に使用し、それなりの効果はあると思います。糖代謝内科の医師は、ふらつきの原因になると大変嫌がりますが、それほどのことはないと思っています。(40代診療所勤務医、循環器内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.高血圧症。
    2.褐色細胞腫による高血圧症。

    用法・用量(添付文書全文)

    ドキサゾシンとして1日1回0.5mgより投与を始め、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1〜4mgに漸増し、1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は8mgまでとする。但し、褐色細胞腫による高血圧症に対しては1日最高投与量を16mgまでとする。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    1.重大な副作用(頻度不明)
    1).失神・意識喪失:失神・意識喪失が現れることがあるが、これは起立性低血圧によることが多いので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、仰臥位をとらせるなど適切な処置を行う。
    2).不整脈:不整脈が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    3).脳血管障害:脳血管障害が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    4).狭心症:狭心症が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    5).心筋梗塞:心筋梗塞が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    6).無顆粒球症、白血球減少、血小板減少:無顆粒球症、白血球減少、血小板減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    7).肝炎、肝機能障害、黄疸:肝炎、著しいAST上昇(著しいGOT上昇)、著しいALT上昇(著しいGPT上昇)、著しいγ−GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行う。
    1).肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、LDH上昇、胆汁うっ滞。
    2).循環器:(頻度不明)起立性眩暈、起立性低血圧、低血圧、動悸・心悸亢進、頻脈、ほてり(顔面潮紅等)、胸痛・胸部圧迫感、徐脈。
    3).精神神経系:(頻度不明)眩暈、頭痛・頭重、眠気、不眠、しびれ感、耳鳴、興奮、振戦、知覚鈍麻、不安、うつ病、神経過敏。
    4).消化器:(頻度不明)悪心・嘔吐、腹痛、口渇、食欲不振、下痢、便秘、消化不良、鼓腸放屁。
    5).筋・骨格系:(頻度不明)関節痛、筋力低下、筋痙直、筋肉痛、背部痛。
    6).呼吸器:(頻度不明)息苦しさ、鼻出血、鼻炎、咳、気管支痙攣悪化、呼吸困難。
    7).泌尿・生殖器:(頻度不明)頻尿・夜間頻尿、尿失禁、持続勃起、勃起障害、射精障害(逆行性射精等)、血尿、排尿障害、多尿。
    8).過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒感、蕁麻疹、血管浮腫、光線過敏症[発現した場合には投与を中止する]。
    9).血液:(頻度不明)白血球減少、血小板減少、紫斑。
    10).眼:(頻度不明)かすみ目、術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)。
    11).その他:(頻度不明)倦怠感、浮腫、脱力感、異常感覚、発熱、発汗、疼痛、体重増加、女性化乳房、脱毛。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤服用中の患者。
    2.肝機能障害のある患者[主として肝臓で代謝されるため、血中濃度−時間曲線下面積(AUC)が増大することがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.起立性低血圧が現れることがあるので、臥位のみならず立位又は座位で血圧測定を行い、体位変換による血圧変化を考慮し、座位にて血圧をコントロールする。
    2.本剤の投与初期又は用量の急増時等に、立ちくらみ、眩暈、脱力感、発汗、動悸・心悸亢進等が現れることがあるので、その際は仰臥位をとらせるなどの適切な処置を行う(また、必要に応じて対症療法を行う)。
    3.本剤の投与初期又は用量の急増時等に起立性低血圧に基づく眩暈等が現れることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う作業に従事する場合には注意させる。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.利尿剤又は他の降圧剤[相互に作用を増強する恐れがあるので、減量するなど注意する(相互に作用を増強する恐れがある)]。
    2.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(バルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル、シルデナフィルクエン酸塩)[併用により眩暈等の自覚症状を伴う症候性低血圧を来したとの報告がある(血管拡張作用による降圧作用を有するため、本剤の降圧作用を増強することがある)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こる恐れがある)ので、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
    2.ヒト母乳中への移行が報告されているので、授乳中の婦人に投与する場合には授乳を中止させることが望ましい。
    3.胎仔器官形成期投与試験にて、ラットへの120mg/kg投与及びウサギへの100mg/kg投与により胎仔死亡率増加が報告されている。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
    (過量投与)
    1.症状:過量投与により低血圧を起こす可能性がある。
    2.処置:過量投与の結果低血圧になった場合には、直ちに患者を足高仰臥位に保つ、その他必要に応じて適切な処置を行う(本剤は蛋白結合率が高いため、透析は有用ではない)。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において、α1遮断作用によると考えられる術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)が現れるとの報告がある。
    (取扱い上の注意)
    安定性試験:PTP包装を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、本剤は、通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。

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