基本情報

薬効分類

α1遮断薬(高血圧治療薬)詳しく見る

  • 体内の血管収縮に関わる作用を抑え、血管を広げて血圧を下げる薬
α1遮断薬(高血圧治療薬)の代表的な商品名
  • エブランチル
  • カルデナリン
  • デタントール
  • ミニプレス
  • ハイトラシン バソメット

α1遮断薬(前立腺肥大治療薬)詳しく見る

  • 前立腺や尿道のα1受容体を遮断し、前立腺の縮小、尿道の拡張などにより前立腺肥大による排尿障害を改善する薬
α1遮断薬(前立腺肥大治療薬)の代表的な商品名
  • ハルナール
  • フリバス
  • ユリーフ
  • エブランチル
  • ミニプレス

効能・効果詳しく見る

  • 神経因性膀胱の排尿困難
  • 腎性高血圧症
  • 前立腺肥大症の排尿障害
  • 本態性高血圧症
  • 褐色細胞腫による高血圧症

注意すべき副作用詳しく見る

眩暈立ちくらみ頭痛頭重ふらつき嘔吐嘔気下痢肝機能障害胃部不快感胸部不快感過敏症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.本態性高血圧症、腎性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症:ウラピジルとして1日30mg(1回15mg1日2回)より投与を開始し、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1日120mgまで漸増し、1日2回に分割し朝夕食後経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 2.前立腺肥大症に伴う排尿障害:ウラピジルとして1日30mg(1回15mg1日2回)より投与を開始し、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1日60〜90mgまで漸増し、1日2回に分割し朝夕食後経口投与する
    • なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は90mgまでとする
  • 3.神経因性膀胱に伴う排尿困難:ウラピジルとして1日30mg(1回15mg1日2回)より投与を開始し、1〜2週間の間隔をおいて1日60mgに漸増し、1日2回に分割し朝夕食後経口投与する
    • なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は90mgまでとする

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

眩暈立ちくらみ頭痛頭重ふらつき嘔吐嘔気

重大な副作用

胃部不快感過敏症肝機能障害胸部不快感下痢倦怠感口渇低血圧動悸のぼせ発疹鼻閉腹痛浮腫不眠ほてり

上記以外の副作用

CPK上昇GOT上昇GPT上昇LDH上昇息切れ意識喪失かすみ目肩こり胸部不快感血小板減少好中球減少しびれ感食欲不振そう痒ALT上昇AST上昇尿失禁眠気頻尿頻脈腹部膨満感便秘耳鳴尿蛋白増加CK上昇

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 肝機能障害
    • 肝硬変
    • ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤服用中
  • 注意
    • 肝機能低下している高齢者
    • 血管障害のある高血圧
    • 脚部及びその他の動脈瘤のある高血圧
    • 腎及びその他の動脈狭窄のある高血圧
  • 投与に際する指示
    • 肝機能低下している高齢者

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 肝機能低下している高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
PDE5阻害薬 症候性低血圧
塩酸バルデナフィル 症候性低血圧
シルデナフィル 症候性低血圧
ニフェジピン 過度の降圧
利尿剤 過度の降圧
フロセミド 過度の降圧
血圧降下剤 過度の降圧

処方理由

排尿障害治療薬この薬をファーストチョイスする理由(2017年6月更新)もっと見る

  • ・起立性低血圧の副作用がやや少ない印象があり、使いやすいと思っています。(60歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・排尿障害の改善効果に優れるだけでなく、起立性低血圧のリスクも低く安全性が高い。(60歳代開業医、神経内科)
  • ・中枢への影響が少ないです。昔からある薬のため安心感もある。(30歳代病院勤務医、神経内科)
  • ・神経因性膀胱に適応があるので。ただし、使いやすいが効果は弱い。(50歳代病院勤務医、脳神経外科)

α遮断薬この薬をファーストチョイスする理由(2016年12月更新)もっと見る

  • ・前立腺肥大や神経因性膀胱などを併発している高血圧に使いやすい。(30歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・神経因性膀胱で処方します。高血圧などではあまり使いません。(30歳代病院勤務医、総合診療科)
  • ・泌尿器科医のため、ウラピジルを処方する頻度が高いです。半減期が他剤と比べて長く、使いやすいです。(50歳代病院勤務医、泌尿器科)
  • ・神経因性膀胱の治療薬として、女性にも使用できるので。(40歳代病院勤務医、泌尿器科)

排尿障害治療薬この薬をファーストチョイスする理由(2015年12月更新)もっと見る

  • ・男性、女性に関係なく用いることができ、血圧も若干下げることができる。(30代勤務医、一般内科)
  • ・神経因性膀胱に使えるから。(40代勤務医、精神科)
  • ・中枢性の尿閉に効くと思われるから。(40代勤務医、小児科)
  • ・増量など用量調節が可能であり、血圧低下はあまりなく使用しやすい。(40代勤務医、整形外科)
  • ・高血圧の患者にも有効なことが多く、薬の種類を減らせる。(50代勤務医、脳神経外科)

α遮断薬この薬をファーストチョイスする理由(2015年10月更新)もっと見る

  • ・降圧薬としてだけでなく、排尿障害治療薬としても使えるので重宝している。(50代開業医、一般内科)
  • ・私達泌尿器科医は、排尿障害の治療薬として用いています。比較的起立性低血圧などの副作用が少ないような印象です。(50代勤務医、泌尿器科)
  • ・神経因性膀胱や前立腺肥大症による排尿障害に対して用いています。(50代勤務医、泌尿器科)
  • ・女性の神経因性膀胱に使用しています。(50代勤務医、泌尿器科)
  • ・以前はミニプレスを使うことが多かったが、1日2回処方でよいエブランチルが主になった。(50代開業医、一般内科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.本態性高血圧症、腎性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症。
    2.前立腺肥大症に伴う排尿障害。
    3.神経因性膀胱に伴う排尿困難。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.本態性高血圧症、腎性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症:ウラピジルとして1日30mg(1回15mg1日2回)より投与を開始し、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1日120mgまで漸増し、1日2回に分割し朝夕食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
    2.前立腺肥大症に伴う排尿障害:ウラピジルとして1日30mg(1回15mg1日2回)より投与を開始し、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1日60〜90mgまで漸増し、1日2回に分割し朝夕食後経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は90mgまでとする。
    3.神経因性膀胱に伴う排尿困難:ウラピジルとして1日30mg(1回15mg1日2回)より投与を開始し、1〜2週間の間隔をおいて1日60mgに漸増し、1日2回に分割し朝夕食後経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は90mgまでとする。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    <本態性高血圧症、腎性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症>
    総症例5,874例中、副作用が認められたのは384例(6.54%)633件で、その主なものは頭痛・頭重56件(0.95%)、眩暈49件(0.83%)、嘔気・嘔吐44件(0.75%)、立ちくらみ26件(0.44%)等であった(再審査結果時)。
    <前立腺肥大症に伴う排尿障害>
    総症例4,047例中、副作用が認められたのは309例(7.64%)400件で、その主なものは立ちくらみ63件(1.56%)、眩暈48件(1.19%)、ふらつき31件(0.77%)、頭痛・頭重22件(0.54%)等であった(再審査結果時)。
    <神経因性膀胱に伴う排尿困難>
    総症例336例中、副作用が認められたのは19例(5.65%)24件で、その主なものは立ちくらみ8件(2.38%)、眩暈3件(0.89%)等であった(承認時)。
    1.重大な副作用
    肝機能障害:著しいAST上昇(著しいGOT上昇)、著しいALT上昇(著しいGPT上昇)、著しいγ−GTP上昇、著しいAl−P上昇等を伴う肝機能障害(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛・頭重、眩暈、ふらつき、不眠、(0.1%未満)しびれ感、眠気、肩こり、意識喪失。
    2).循環器:(0.1〜5%未満)立ちくらみ、動悸、ほてり、のぼせ、胸部不快感、低血圧、(0.1%未満)頻脈。
    3).消化器:(0.1〜5%未満)嘔気・嘔吐、口渇、胃部不快感、下痢、腹痛、(0.1%未満)腹部膨満感、便秘、食欲不振。
    4).肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、LDH上昇等、(0.1%未満)Al−P上昇等。
    5).泌尿器:(0.1%未満)尿蛋白増加、頻尿、尿失禁。
    6).血液:(0.1%未満)好中球減少、血小板減少。
    7).過敏症:(0.1〜5%未満)発疹、(0.1%未満)そう痒[発現した場合には投与を中止する]。
    8).その他:(0.1〜5%未満)倦怠感、浮腫、鼻閉、CK上昇(CPK上昇)、(0.1%未満)耳鳴、息切れ、かすみ目。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.肝機能障害のある患者[肝硬変の患者で代謝・排泄の遅延が報告されており、また、肝機能障害のある患者において、副作用が発現しやすい傾向が認められている]。
    2.高齢者。
    3.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤服用中の患者。
    (重要な基本的注意)
    1.起立性低血圧が現れることがあるので、臥位のみならず立位又は座位で血圧測定を行い、体位変換による血圧変化を考慮し、座位にて血圧をコントロールする。
    2.本剤の投与初期又は用量の急増時等に、意識喪失、立ちくらみ、眩暈、悪心、心悸亢進、胸部不快感等が発現することがある(特に前立腺肥大症に伴う排尿障害患者では投与初期又は用量の急増時の3日以内に立ちくらみが現れることがある)ので、その際は仰臥位をとらせるなど適切な処置を講じ、また、必要に応じて対症療法を行う。
    3.本剤の投与初期又は用量の急増時等に、起立性低血圧に基づく立ちくらみ、眩暈等が現れることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う作業に従事する人には注意を与える。
    4.本剤による前立腺肥大症に伴う排尿障害に対する治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意し、本剤投与により期待する効果が得られない場合には手術療法等、他の適切な処置を考慮する。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.利尿剤(フロセミド等)、降圧剤(ニフェジピン等)[過度の降圧を起こす恐れがあるので、用量を調節する(降圧作用の作用機序の違いによる相加・相乗作用と考えられる)]。
    2.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物等)[併用により、症候性低血圧が現れるとの報告がある(これらの薬剤は血管拡張作用を有するので、本剤の降圧作用を増強する恐れがある)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者には次の点に注意し、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    1.一般に高齢者では、過度の降圧は好ましくないとされている[脳梗塞等が起こる恐れがある]。
    2.肝機能低下している高齢者の場合は減量(例えば1日15mg)して投与を開始する[高度に肝機能が低下(肝硬変)している高齢者の患者において、代謝・排泄の遅延が報告されている]。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    2.授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を避けさせる[動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている]。
    <参考>
    1.妊娠前・妊娠初期投与試験:ラット(雌:経口投与)の13mg/kg/日群で、発情休止期延長が認められ、ラット(雄:経口投与)の80mg/kg/日群で、交配能力は確認されたが、受胎率低下が認められた。
    2.器官形成期投与試験:ウサギ(経口投与)の60mg/kg/日群で、妊娠末期の軽度の胎仔生存率低下傾向が認められた。
    3.周産期及び授乳期投与試験:ラット(経口投与)の80mg/kg/日群で、軽度の新生仔体重低下、新生仔周産期生存率低下、新生仔育成期間初期体重抑制が認められた。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (適用上の注意)
    1.投与時:徐放製剤であるため、カプセル中の顆粒を噛まずに服用させる(一過性の血中濃度上昇による副作用が起こる恐れがある)。
    2.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.類似化合物(プラゾシン塩酸塩)で腎及びその他の動脈狭窄のある高血圧、脚部及びその他の動脈瘤のある高血圧等の血管障害のある高血圧患者で、急性熱性多発性関節炎がみられた1例報告がある。
    2.CD−1系マウスを用いた24カ月経口癌原性試験(5〜500mg/kg/日)で、雌の高用量群において、血清プロラクチン値上昇及び乳癌ウイルス感染に起因すると考えられる乳腺腫瘍の発生頻度増加が報告されている。しかし、NMRI系マウス、SD系及びWistar系ラットを用いた試験では、腫瘍発生は報告されていない。
    3.α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において、α1遮断作用によると考えられる術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)が現れるとの報告がある。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 内科系診療科をたらい回しにされ、最終的には… 医学と看護の交差点でケアを考える FBシェア数:30
    2. 白衣にネクタイ、する? しない? 中山祐次郎の「切って縫うニュース」 FBシェア数:40
    3. 今冬はインフルエンザワクチンには頼れません! 特集◎いつもと違う! 今冬のインフルエンザ《1》 FBシェア数:12
    4. TIAを見逃し後遺症 循環器科医の過失を認定 判例に学ぶ 医療トラブル回避術 FBシェア数:23
    5. 内科専攻医数、過去3年平均から21%も減少 人口10万人当たり最多は東京都の3.83人、最少は高知県の0.70人 FBシェア数:65
    6. 採血の上達に必要なモノとは!? 病院珍百景 FBシェア数:11
    7. 家畜に大量に使われるコリスチン、その対策は? 記者の眼 FBシェア数:44
    8. 2018年度診療報酬改定に向けた基本方針案 シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 FBシェア数:72
    9. 叱られた時のヘコみ度 病院珍百景 FBシェア数:21
    10. インフルエンザ迅速検査は必須? 医師1000人に聞きました FBシェア数:1