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エナラプリルマレイン酸塩錠10mg「JG」基本情報

後発品(加算対象)

一般名:エナラプリルマレイン酸塩10mg錠

製薬会社:日本ジェネリック

薬価・規格: 21.2円(10mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

ACE阻害薬詳しく見る

  • 体内の血圧を上げる物質(アンジオテンシン)の働きを抑えて血圧を下げる薬
ACE阻害薬の代表的な商品名
  • エースコール
  • タナトリル
  • レニベース
  • コバシル

効能・効果詳しく見る

  • 悪性高血圧
  • 腎血管性高血圧症
  • 腎性高血圧症
  • 本態性高血圧症
  • 慢性心不全<軽症〜中等症>

注意すべき副作用詳しく見る

血管浮腫嘔吐嘔気肝機能障害

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.高血圧症:エナラプリルマレイン酸塩として5〜10mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
    • 但し、腎性・腎血管性高血圧症又は悪性高血圧の患者では2.5mgから投与を開始することが望ましい
  • 生後1カ月以上の小児には、エナラプリルマレイン酸塩として0.08mg/kgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 2.慢性心不全(軽症〜中等症):本剤はジギタリス製剤、利尿剤等と併用する
  • エナラプリルマレイン酸塩として5〜10mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
    • 但し、腎障害を伴う患者又は利尿剤投与中の患者では2.5mg(初回量)から投与を開始することが望ましい

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 血管浮腫
    • アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた血液透析施行中
    • 遺伝性血管浮腫
    • 後天性血管浮腫
    • 特発性血管浮腫
    • 薬剤による血管浮腫
    • デキストラン硫酸固定化セルロースを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
    • トリプトファン固定化PVAを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
    • ポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
    • アリスキレン投与中の糖尿病<血圧のコントロールが著しい不良を除く>
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用

血管浮腫

重大な副作用

嘔気嘔吐肝機能障害間質性肺炎肝不全狭心症下痢高カリウム血症抗利尿ホルモン不適合分泌症候群呼吸困難錯乱ショック心筋梗塞咳嗽低血圧剥脱性皮膚炎発熱皮膚粘膜眼症候群腹痛天疱瘡中毒性表皮壊死融解症

上記以外の副作用

意識障害いらいら感咽頭炎黄疸顔面腫脹急性腎不全胸痛起立性低血圧筋肉痛クレアチニン上昇喉頭腫脹痙攣血小板減少眩暈倦怠感口渇好酸球増多光線過敏症喉頭炎口内炎嗄声しびれ重篤な血液障害消化不良食欲不振徐脈腎不全蕁麻疹膵炎頭痛舌炎喘息高張尿多汗脱毛脱力感潮紅低血糖低浸透圧血症低ナトリウム血症動悸インポテンス尿中ナトリウム排泄量増加眠気白血球減少発疹汎血球減少症皮膚そう痒疲労貧血頻脈不眠ヘマトクリット低下ヘモグロビン低下便秘ほてり味覚異常耳鳴無顆粒球症声門腫脹舌腫脹血清ナトリウム値低下血中アミラーゼ上昇血中リパーゼ上昇重篤な高カリウム血症調律障害腸管血管浮腫抑うつ

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 血管浮腫
    • アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた血液透析施行中
    • 遺伝性血管浮腫
    • 後天性血管浮腫
    • 特発性血管浮腫
    • 薬剤による血管浮腫
    • デキストラン硫酸固定化セルロースを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
    • トリプトファン固定化PVAを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
    • ポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
    • アリスキレン投与中の糖尿病<血圧のコントロールが著しい不良を除く>
  • 原則禁止
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用
  • 希望禁止
    • 手術前24時間
  • 慎重投与
    • 高カリウム血症
    • 重篤な腎機能障害
    • 脳血管障害
    • 両側性腎動脈狭窄
    • クレアチニンクリアランスが30mL/分以下
    • 血清クレアチニンが3mg/dL以上
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • アリスキレンを併用
  • 注意
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 高カリウム血症
    • 重症高血圧症
    • 手術前24時間
    • 腎機能障害
    • 腎障害
    • 重症慢性心不全
    • 利尿降圧剤投与中
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 利尿剤投与中
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • コントロール不良の糖尿病
    • 膜翅目毒<ハチ毒>による脱感作中
    • eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用
    • アリスキレンを併用
  • 投与に際する指示
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 重症高血圧症
    • 重篤な腎機能障害
    • 腎障害
    • 利尿降圧剤投与中
    • クレアチニンクリアランスが30mL/分以下
    • 利尿剤投与中
    • 血清クレアチニンが3mg/dL以上

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 幼児・乳児

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 小児(0歳〜14歳)

処方理由

ACE阻害薬この薬をファーストチョイスする理由(2015年6月更新)もっと見る

  • ・長年にわたり使い慣れており、使い勝手をよく知っているから。(60代開業医、一般内科)
  • ・安価で、適度な降圧と臓器保護効果が期待できるから。(60代開業医、一般内科)
  • ・降圧力は弱い。しかし心保護作用、心房細動発症抑制効果が魅力的。(40代病院勤務医、一般内科)
  • ・長く処方してはきたが、高血圧治療の中心はARBに移行しており、古くなった印象は否めない。しかし、後負荷の軽減など、有用な点はまだまだある。(60代開業医、一般内科)
  • ・1日1回の服用で使いやすい、心保護作用や腎保護作用などの臓器保護作用があるなどの特徴があり、心不全患者によく処方します。(50代病院勤務医、一般内科)
  • ・歴史の長い薬剤であり、重篤な副作用がほとんどない。また、空咳という副作用を逆利用して、誤嚥性肺炎の予防的意味合いを含めて、高齢者に使用することがある。(50代病院勤務医、一般内科)
  • ・歴史が長く、小児でも安全性がある程度確立している。(50代病院勤務医、心臓血管外科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.本態性高血圧症、腎性高血圧症、腎血管性高血圧症、悪性高血圧。
    2.次記の状態で、ジギタリス製剤、利尿剤等の基礎治療剤を投与しても十分な効果が認められない場合:慢性心不全<軽症〜中等症>。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.高血圧症:エナラプリルマレイン酸塩として5〜10mgを1日1回経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。但し、腎性・腎血管性高血圧症又は悪性高血圧の患者では2.5mgから投与を開始することが望ましい。
    生後1カ月以上の小児には、エナラプリルマレイン酸塩として0.08mg/kgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
    2.慢性心不全(軽症〜中等症):本剤はジギタリス製剤、利尿剤等と併用する。エナラプリルマレイン酸塩として5〜10mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。但し、腎障害を伴う患者又は利尿剤投与中の患者では2.5mg(初回量)から投与を開始することが望ましい。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.重篤な腎機能障害のある患者[本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇し、過度の血圧低下、腎機能悪化が起きる恐れがあるので、クレアチニンクリアランスが30mL/分以下、又は血清クレアチニンが3mg/dL以上の場合には、投与量を減らすか、もしくは投与間隔をのばすなど慎重に投与する]。
    2.小児等に投与する場合には、1日10mgを超えない。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    1.重大な副作用(頻度不明)
    1).血管浮腫:呼吸困難を伴う顔面腫脹、舌腫脹、声門腫脹、喉頭腫脹を症状とする血管浮腫が現れることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止し、アドレナリン注射、気道確保等適切な処置を行う。また、腹痛、嘔気、嘔吐、下痢等を伴う腸管血管浮腫が現れることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).ショック:ショックが現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    3).心筋梗塞、狭心症:心筋梗塞、狭心症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    4).急性腎不全:定期的に検査を実施するなど、観察を十分に行う。
    5).汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少:重篤な血液障害が現れることがあるので、定期的に検査を実施するなど、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    6).膵炎:血中アミラーゼ上昇、血中リパーゼ上昇等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    7).間質性肺炎:発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には、本剤の投与を直ちに中止し適切な処置を行う。
    8).剥脱性皮膚炎、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、天疱瘡:剥脱性皮膚炎、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、天疱瘡が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    9).錯乱:錯乱が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    10).肝機能障害、肝不全:肝機能障害、肝不全が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    11).高カリウム血症:重篤な高カリウム血症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    12).抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH):低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような症状又は異常が現れた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    1).腎臓:(頻度不明)BUN上昇、クレアチニン上昇。
    2).血液:(頻度不明)ヘモグロビン低下、ヘマトクリット低下、貧血、白血球減少、好酸球増多。
    3).皮膚:(頻度不明)発疹、皮膚そう痒、蕁麻疹、光線過敏症、多汗、脱毛。
    4).精神神経系:(頻度不明)眩暈、頭痛、眠気、いらいら感、不眠、抑うつ。
    5).循環器:(頻度不明)低血圧、動悸、起立性低血圧、胸痛、調律障害(頻脈、徐脈)。
    6).消化器:(頻度不明)腹痛、食欲不振、嘔気、嘔吐、下痢、消化不良、口内炎、舌炎、便秘。
    7).肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、黄疸。
    8).呼吸器:(頻度不明)咳嗽、咽頭炎(喉頭炎)、喘息、嗄声。
    9).その他:(頻度不明)倦怠感、ほてり、発熱、潮紅、口渇、味覚異常、疲労、脱力感、しびれ、インポテンス、血清ナトリウム値低下、耳鳴、筋肉痛、低血糖。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.血管浮腫の既往歴のある患者(アンジオテンシン変換酵素阻害剤等の薬剤による血管浮腫、遺伝性血管浮腫、後天性血管浮腫、特発性血管浮腫等)[高度呼吸困難を伴う血管浮腫を発現することがある]。
    3.デキストラン硫酸固定化セルロースを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中、トリプトファン固定化PVAを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中(PVA:ポリビニルアルコール)又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中の患者。
    4.アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた血液透析施行中(AN69を用いた血液透析施行中)の患者。
    5.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
    6.アリスキレン投与中の糖尿病<血圧のコントロールが著しい不良を除く>患者(但し、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)[非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている]。
    (慎重投与)
    1.両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者。
    2.高カリウム血症の患者。
    3.重篤な腎機能障害のある患者。
    4.脳血管障害のある患者[過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させることがある]。
    5.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸球体濾過圧の低下により急速に腎機能悪化させる恐れがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避ける。
    2.高カリウム血症の患者においては、高カリウム血症を増悪させる恐れがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避ける。また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現する恐れがあるので、血清カリウム値に注意する。
    3.アリスキレンを併用する場合、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こす恐れがあるため、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。なお、eGFRが60mL/分/1.73嵬にの腎機能障害でアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避ける。
    4.高血圧症の場合:本剤の投与によって特に次の患者では、初回投与後、一過性の急激な血圧低下を起こす場合があるので、投与は少量より開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行う:1)重症高血圧症患者、2)血液透析中の患者、3)利尿降圧剤投与中の患者(特に最近利尿降圧剤投与を開始した患者)、4)厳重な減塩療法中の患者。
    5.慢性心不全(軽症〜中等症)の場合:
    1).慢性心不全(軽症〜中等症)の場合、ジギタリス製剤、利尿剤等の基礎治療剤で十分な効果が認められない症例にのみ、本剤を追加投与する。なお、慢性心不全<軽症〜中等症>の場合、本剤の単独投与での有用性は確立されていない。
    2).重症慢性心不全に対する本剤の有用性は確立されていない(使用経験が少ない)。
    3).慢性心不全<軽症〜中等症>の場合、初回投与後、一過性の急激な血圧低下を起こす場合があるので、血圧等の観察を十分に行い、特に次の患者では、投与は少量より開始し、血圧が安定するまで観察を十分に行う:(1)腎障害のある患者、(2)利尿剤投与中の患者、(3)厳重な減塩療法中の患者。
    6.手術前24時間は投与しないことが望ましい。
    7.降圧作用に基づく眩暈、ふらつきが現れることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させる。
    (相互作用)
    1.併用禁忌:
    1).デキストラン硫酸固定化セルロースを用いた吸着器によるアフェレーシス施行、トリプトファン固定化PVAを用いた吸着器によるアフェレーシス施行(PVA:ポリビニルアルコール)又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行<リポソーバー、イムソーバTR、セルソーバ等>[血圧低下、潮紅、嘔気、嘔吐、腹痛、しびれ、熱感、呼吸困難、頻脈等のショック症状を起こすことがある(陰性に荷電したデキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートにより血中キニン系の代謝が亢進し、ブラジキニン産生が増大し、更にACE阻害薬はブラジキニンの代謝を阻害するため、ブラジキニンの蓄積が起こるとの考えが報告されている)]。
    2).アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた透析<AN69>[アナフィラキシーを発現することがある(多価イオン体であるAN69により血中キニン系の代謝が亢進し、本剤によりブラジキニンの代謝が妨げられ蓄積すると考えられている)]。
    2.併用注意:
    1).カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレン)、カリウム補給剤(塩化カリウム)[血清カリウム値が上昇することがある(本剤はアルドステロン分泌抑制に基づく尿中へのカリウム排泄抑制作用を有するため、併用によりカリウム貯留作用が増強するので、腎機能障害のある患者には特に注意する)]。
    2).アリスキレン[腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こす恐れがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察する(併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)、なお、eGFRが60mL/min/1.73嵬にの腎機能障害のある患者へのアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避ける(併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。
    3).アンジオテンシン2受容体拮抗剤[腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こす恐れがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察する(併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。
    4).利尿降圧剤、利尿剤(ヒドロクロロチアジド)[初回投与後、一過性の急激な血圧低下を起こすことがある(利尿降圧剤服用中の患者では、ナトリウム利尿により血中レニン活性が上昇し、本剤の降圧効果が増強することがあるので、本剤より先に利尿降圧剤投与中の患者(特に最近投与を開始した患者)には特に注意する)]。
    5).リチウム(炭酸リチウム)[リチウム中毒が報告されているので、血中リチウム濃度に注意する(本剤のナトリウム排泄作用により、リチウムの蓄積がおこると考えられている)]。
    6).アドレナリン作動性ニューロン遮断薬(グアネチジン硫酸塩)、ニトログリセリン[降圧作用が増強されることがある(機序不明)]。
    7).非ステロイド性消炎鎮痛剤:
    (1).非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシン等)[降圧作用が減弱されることがある(インドメタシンは血管拡張作用を有するプロスタグランジンE2、I2の生成を抑制するため、本剤のプロスタグランジン生成促進作用による降圧作用を減弱させる可能性があると考えられている)]。
    (2).非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシン等)[腎機能悪化している患者では、更に腎機能が悪化する恐れがある(プロスタグランジンの合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる)]。
    8).リファンピシン[降圧作用が減弱されることがある(機序不明)]。
    9).カリジノゲナーゼ製剤[本剤との併用により過度の血圧低下が引き起こされる可能性がある(本剤のキニン分解抑制作用とカリジノゲナーゼ製剤のキニン産生作用により、血中キニン濃度が増大し血管平滑筋の弛緩が増強される可能性がある)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する[一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こる恐れがある)]。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止する[妊娠中期及び末期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された高血圧症の妊婦の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢拘縮、頭蓋顔面変形等が現れたとの報告がある。また、海外で実施されたレトロスペクティブな疫学調査で、妊娠初期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された患者群において、胎児奇形の相対リスクは降圧剤が投与されていない患者群に比べ高かったとの報告がある]。
    2.本剤投与中は授乳を中止させる[ヒト母乳中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児及び糸球体濾過量<値>が30mL/分/1.73嵬にの小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (過量投与)
    過量投与時にみられる主な症状は過度の低血圧であるが、これに対しては生理食塩液の静脈注射等適切な処置を行う(本剤の活性代謝物は血液透析により血中から除去できるが、但し、アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析を行わない)。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.インスリン又は経口血糖降下剤の投与中にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与することにより低血糖が起こりやすいとの報告がある。
    2.外国において、本剤服用中の患者が膜翅目毒<ハチ毒>による脱感作中にアナフィラキシーを発現したとの報告がある。
    (取扱い上の注意)
    安定性試験結果の概要:長期保存試験(25℃、相対湿度60%、3年)の結果、本剤は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
    (保管上の注意)
    開封後防湿。

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