日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

基本情報

効能・効果詳しく見る

  • 重症妊娠高血圧症候群の子癇の治療
  • 重症妊娠高血圧症候群の子癇の発症抑制

注意すべき副作用詳しく見る

マグネシウム中毒筋緊張低下

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 初回量として、40mL(硫酸マグネシウム水和物として4g)を20分以上かけて静脈内投与した後、毎時10mL(1g)より持続静脈内投与を行う
  • 症状に応じて毎時5mL(0.5g)ずつ増量し、最大投与量は毎時20mL(2g)までとする
  • 本剤は初回量投与の場合を除いて、持続注入ポンプを用いて投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 重症筋無力症
    • 心ブロック
    • 低張性脱水症

副作用

重大な副作用

筋緊張低下マグネシウム中毒

上記以外の副作用

悪心嘔吐眼瞼下垂呼吸困難呼吸停止心電図異常呼吸数低下電解質異常房室ブロック伝導障害心肺停止膝蓋腱反射消失

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 重症筋無力症
    • 心ブロック
    • 低張性脱水症
  • 慎重投与
    • カリウム欠乏傾向
    • 貧血症
    • 高マグネシウム血症
    • 腎機能障害
    • 心疾患
    • 低カルシウム血症
    • 糖尿病
    • 尿崩症

患者の属性に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 新生児(0日〜27日)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
スルファミン剤 スルフヘモグロビン血症
ニフェジピン 神経筋伝達遮断が増大
カルシウム拮抗剤 神経筋伝達遮断が増大
アミノグリコシド系抗生物質 神経筋遮断作用が増強
脱分極性筋弛緩剤 作用持続時間を延長
サクシニルコリン 作用持続時間を延長
非脱分極性筋弛緩剤 作用持続時間を延長
ツボクラリン 作用持続時間を延長
塩酸リトドリン CK<CPK>上昇
バルビツール酸誘導体 呼吸抑制作用が増強
催眠・鎮静剤 呼吸抑制作用が増強
麻酔剤 呼吸抑制作用が増強
カルシウム製剤 マグネシウムの作用を減弱

飲食物との相互作用

  • カルシウムを含むもの<干しえび、バジル、煮干し、牛乳、乳製品 など>

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    重症妊娠高血圧症候群における子癇の発症抑制及び治療。

    用法・用量(添付文書全文)

    初回量として、40mL(硫酸マグネシウム水和物として4g)を20分以上かけて静脈内投与した後、毎時10mL(1g)より持続静脈内投与を行う。症状に応じて毎時5mL(0.5g)ずつ増量し、最大投与量は毎時20mL(2g)までとする。本剤は初回量投与の場合を除いて、持続注入ポンプを用いて投与する。
    <用法及び用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤の投与は48時間を原則とし、継続して投与する場合は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に限って投与することとし、漫然とした投与は行わない。
    2.本剤の投与中は、血中マグネシウム濃度をモニターしながら、副作用に注意して使用する。
    3.本剤の投与中は、マグネシウム中毒を防止するため慎重な観察を行う。投与前及び増量時の膝蓋腱反射の検査、呼吸数の変動の確認、尿量の測定。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    1.重大な副作用
    マグネシウム中毒:血中マグネシウム濃度の上昇により、マグネシウム中毒を引き起こすことがあるので、眼瞼下垂、膝蓋腱反射消失、筋緊張低下、心電図異常(房室ブロック、伝導障害)、呼吸数低下、呼吸困難等が認められた場合には直ちに投与を中止する等の適切な処置を行う(なお、心肺停止、呼吸停止に至る場合がある)。
    2.その他の副作用(頻度不明)
    1).消化器:悪心、嘔吐[これらの症状が現れた場合には、投与中止、減量、休薬等の適切な処置を行う]。
    2).その他:電解質異常、筋緊張低下[これらの症状が現れた場合には、投与中止、減量、休薬等の適切な処置を行う]。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤の投与により高マグネシウム血症が起こり、マグネシウム中毒(血圧低下、中枢神経抑制、心機能抑制、呼吸麻痺等)が惹起されることがあるため、投与中は、慎重な観察(膝蓋腱反射、呼吸数の変動の確認あるいは血中マグネシウム濃度の測定等)を行う。
    2.本剤を投与する場合には、出産にあたって新生児に対する気管内挿管を含む必要十分な蘇生を実施できる体制等、新生児及び母体を含めた適切な周産期管理が可能な体制を確保する。
    (禁忌)
    1.重症筋無力症の患者[アセチルコリン放出抑制による骨格筋弛緩をおこす恐れがある]。
    2.心ブロックの既往歴のある患者[洞房結節インパルス生成速度の遅延と伝導時間の持続を助長する恐れがある]。
    3.低張性脱水症の患者[低張性脱水症が悪化する恐れがある]。
    (慎重投与)
    1.腎機能障害のある患者[マグネシウム排泄障害による高マグネシウム血症を惹起する恐れがある]。
    2.高マグネシウム血症の患者[マグネシウム中毒]。
    3.低カルシウム血症の患者[低カルシウム血症を助長する恐れがある]。
    4.カリウム欠乏傾向のある患者[低カリウム血症が誘発される恐れがある]。
    5.糖尿病の患者[ブドウ糖含有]。
    6.尿崩症の患者[水、電解質異常が悪化又は誘発される恐れがある]。
    7.貧血症の患者[貧血症を助長する恐れがある]。
    8.心疾患のある患者[洞房結節インパルス生成速度の遅延と伝導時間の持続]。
    9.高齢者[腎機能が低下している恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の投与中は、慎重な観察(膝蓋腱反射、呼吸数の変動の確認あるいは血中マグネシウム濃度の測定等)を行う。
    2.本剤の投与中に、眼瞼下垂、膝蓋腱反射消失、筋緊張低下、心電図異常(房室ブロック、伝導障害)、呼吸数低下、呼吸困難等の異常が認められた場合には、マグネシウム中毒の可能性があるので、直ちに投与を中止する等適切な処置を行う。
    3.本剤を分娩前2時間に投与する場合は、児に対する必要な対応を取ることができる状況下で投与し、出生した児の観察を十分行う。
    4.本剤を投与する場合には、出産にあたって新生児に対する気管内挿管を含む必要十分な蘇生を実施できる体制等、新生児及び母体を含めた適切な周産期管理が可能な体制を確保する。
    5.投与中血糖値が一過性に上昇することがあるので注意する。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.スルファミン剤[スルフヘモグロビン血症を起こすことがある(機序不明)]。
    2.競合性筋弛緩剤(ツボクラリン等)及び脱分極性筋弛緩剤(サクシニルコリン等)[作用持続時間を延長することがある(機序不明)]。
    3.リトドリン塩酸塩[CK<CPK>上昇、悪心、嘔吐、心室頻拍等が現れることがある(機序不明)]。
    4.カルシウム拮抗剤(ニフェジピン)[高度の低血圧及び神経筋伝達遮断が増大する(併用により神経筋遮断作用が増強される)]。
    5.カルシウム塩[マグネシウムの作用を減弱させる(マグネシウム拮抗作用による)]。
    6.バルビツレート、催眠剤、麻酔剤[呼吸抑制作用が増強することがある(併用により呼吸抑制作用が増強される)]。
    7.アミノグリコシド系抗生剤[神経筋遮断作用が増強され、マグネシウムを投与した母体から出生した新生児において併用により呼吸停止を来した症例の報告がある(併用により神経筋遮断作用が増強される)]。
    (高齢者への投与)
    本剤は、主として腎臓から排泄されるが、高齢者では、腎機能が低下していることが多いため高い血中濃度が持続する恐れがあるので、用量に留意して慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.マグネシウムイオンは容易に胎盤を通過するため、本剤を分娩前24時間以内に投与した場合は、新生児に呼吸障害、筋緊張低下、腸管麻痺等の高マグネシウム血症を引き起こす場合があるので、生後から24時間まで、もしくは48時間までの間は監視を行う(なお、このような症状が現れた場合には、カルシウム剤の投与、蘇生及び気管内挿管法、間欠的陽圧換気法等により処置する)。
    2.本剤の投与中止後24時間は乳汁中のマグネシウム濃度が増大することがあるので注意する。
    3.ラット生殖発生毒性試験の3×1000mg/kg/日投与群において、出生仔低体重、分化遅延及び波状肋骨増加が認められた。
    (過量投与)
    過量投与の場合に、母体及び新生児に高マグネシウム血症を引き起こし、熱感、潮紅、口渇、血圧低下、中枢神経抑制、心機能抑制、呼吸麻痺、骨格筋弛緩等の症状が現れることがある(なお、治療にはカルシウム剤(グルコン酸カルシウム水和物)が有効であるとの報告がある)。
    血清マグネシウム濃度と中毒症状には次の相関が知られている。
    血清マグネシウム濃度8.4〜12mg/dL:(症状)膝蓋腱反射消失。
    血清マグネシウム濃度12〜14.4mg/dL:(症状)呼吸抑制。
    血清マグネシウム濃度14.4mg/dL以上:(症状)呼吸麻痺、呼吸停止、不整脈(房室ブロック、伝導障害)。
    (適用上の注意)
    1.投与速度:急速、大量投与により電解質喪失又は血栓性静脈炎を起こすことがあるので、徐々に静脈内投与する。
    2.投与部位:皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動して循環不全を招く恐れがあるので皮下投与しない。
    3.調製時:本剤とサルファ剤を含む製剤、アルカリ炭酸塩を含む製剤・アルカリ重炭酸塩を含む製剤、酒石酸塩を含む製剤、可溶性リン酸塩を含む製剤、ヒ酸塩を含む製剤、臭化カリウムを含む製剤、臭化アンモニウムを含む製剤、水酸化アルカリを含む製剤、カルシウム塩を含む製剤、サリチル酸塩を含む製剤、アミノフィリン水和物を含む製剤等と混合した場合、沈殿を生じることがあるので混合を避ける。
    (その他の注意)
    1.硫酸マグネシウム製剤を適応外であるが切迫早産防止の目的で使用した際に、母体において腸管麻痺(イレウス)、高カリウム血症、尿崩症、肺水腫、心電図異常(房室ブロック、伝導障害)、胸痛、心停止が、新生児において心不全、低カルシウム血症、高カリウム血症、哺乳力不良、呼吸抑制、呼吸停止、心停止、尿量減少、傾眠、筋緊張低下、急性腎不全、心室細動、心機能障害、壊死性腸炎、三尖弁閉鎖不全症、上皮小体ホルモン減少(PTH減少)、胎便栓症候群、痙攣発作、死亡率上昇、脳室内出血増強、脳性麻痺増加、一過性と考えられる骨異常所見(上腕骨近位側骨幹端に放射線透過性横断像や皮質菲薄化等)、動脈管開存症の発生率の上昇が、胎児において胎動低下が認められたとの報告がある。
    2.本剤とバルビツレート、催眠剤、麻酔剤及びアミノグリコシド系抗生剤との併用により、新生児において、呼吸抑制作用増強や神経筋遮断作用増強される報告があるので併用には十分に注意する。
    3.イヌ持続静脈内投与による2週間及び4週間反復投与毒性試験において、100mg/kg/時投与群に軽度の貧血傾向、血清カルシウム量低下及び血清無機リン量増加、刺激伝導遅延等が認められている。
    4.イヌを用いた一般薬理試験において、100mg/kgの投与量で血圧低下、刺激伝導遅延が認められている。
    (プラスチックアンプルの使用方法)
    1.プラスチックアンプルの結合部分をねじって切り離す。
    2.頭部をねじ切る。
    3.注射筒をセットし、直接吸引することもできる。

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