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イフェクサーSRカプセル37.5mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ベンラファキシン塩酸塩徐放カプセル

製薬会社:ファイザー

薬価・規格: 157.9円(37.5mg1カプセル) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)詳しく見る

  • 脳内の神経伝達を改善し、憂うつな気分を和らげ意欲などを改善する薬
SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)の代表的な商品名
  • サインバルタ
  • トレドミン
  • イフェクサーSR

効能・効果詳しく見る

  • うつ状態
  • うつ病

注意すべき副作用詳しく見る

発汗下痢便秘傾眠口内乾燥悪心浮動性眩暈腹痛腹部不快感頭痛頻脈高血圧ミオクローヌス不眠症低ナトリウム血症体重減少倦怠感動悸呼吸困難嘔吐好中球数減少寝汗尿閉排尿困難横紋筋融解症無力症疲労痙攣肝機能検査値異常腹部膨満血中ビリルビン上昇血小板数減少調節障害錯乱Al−P上昇GOT上昇GPT上昇LDH上昇γ−GTP上昇

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • ベンラファキシンとして1日37.5mgを初期用量とし、1週後より1日75mgを1日1回食後に経口投与する
    • なお、年齢、症状に応じ1日225mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として75mgずつ行う

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 透析中
    • 重度腎機能障害
    • 重度肝機能障害<Child−Pugh分類C>
    • モノアミン酸化酵素<MAO>阻害剤投与中あるいは投与中止後2週間以内
    • 糸球体濾過量15mL/min未満

副作用

主な副作用

発汗下痢便秘傾眠口内乾燥悪心浮動性眩暈腹痛腹部不快感頭痛頻脈高血圧ミオクローヌス不眠症低ナトリウム血症体重減少倦怠感動悸呼吸困難嘔吐好中球数減少寝汗尿閉排尿困難横紋筋融解症無力症疲労痙攣肝機能検査値異常腹部膨満血中ビリルビン上昇血小板数減少調節障害錯乱

重大な副作用

Al−P上昇GOT上昇GPT上昇γ−GTP上昇LDH上昇アカシジア悪心あくび悪夢アナフィラキシー易刺激性異常感覚異常出血胃腸出血悪寒筋緊張亢進起立性低血圧傾眠激越血圧上昇血圧低下血管浮腫月経障害下痢眩暈幻覚口内乾燥興奮抗利尿ホルモン不適合分泌症候群呼吸困難固縮骨折再生不良性貧血錯乱視覚障害失神射精障害焦燥食欲減退自律神経失調心室細動心室頻拍振戦蕁麻疹頭痛譫妄躁病そう痒症体重増加多形紅斑低ナトリウム血症ALT上昇AST上昇発疹発熱汎血球減少症皮膚粘膜眼症候群頻尿不安ほてり味覚異常無顆粒球症耳鳴リビドー減退錯感覚粘膜出血脱毛症筋痙縮勃起不全高血圧クリーゼ感覚鈍麻セロトニン症候群落ち着きのなさ斑状出血ジスキネジー中毒性表皮壊死融解症血中コレステロール増加異常な夢無感情筋骨格硬直間質性肺疾患

上記以外の副作用

QT延長アカシジア意識障害易刺激性嚥下困難嘔吐過敏症肝炎急性腎不全協調運動障害筋肉痛錐体外路障害血圧上昇激越血圧変動光線過敏性反応興奮骨折錯乱状態散瞳出血時間延長焦燥食欲減退腎機能低下神経過敏振戦膵炎喘鳴躁病高張尿脱力感鎮静低血圧低浸透圧血症尿失禁尿中ナトリウム排泄量増加白血球増加疲労不安血中ミオグロビン上昇不眠平衡障害閉塞隅角緑内障ミオグロビン尿耳鳴無動緘黙離人症尿中ミオグロビン上昇悪性症候群錯感覚粘膜出血セロトニン症候群強度筋強剛歯ぎしりジストニー血中プロラクチン増加無オルガズム症オルガズム障害

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 透析中
    • 重度腎機能障害
    • 重度肝機能障害<Child−Pugh分類C>
    • モノアミン酸化酵素<MAO>阻害剤投与中あるいは投与中止後2週間以内
    • 糸球体濾過量15mL/min未満
  • 慎重投与
    • QT延長
    • 眼内圧亢進
    • 痙攣性疾患
    • 高血圧
    • 自殺企図
    • 自殺念慮
    • 出血傾向
    • 出血性素因
    • 心疾患
    • 前立腺肥大
    • 低カリウム血症
    • てんかん
    • 脳器質的障害
    • 排尿困難
    • 緑内障
    • QT延長を起こすことが知られている薬剤投与中
    • 著明な徐脈
    • 出血の危険性を高める薬剤を併用
    • 統合失調症素因
    • 双極性障害
    • 衝動性が高い併存障害
    • 軽度から中等度肝機能障害
    • 軽度から中等度腎機能障害
  • 注意
    • 高血圧
    • 心疾患
    • 軽度肝機能障害<Child−Pugh分類A>
    • 中等度肝機能障害<Child−Pugh分類B>
  • 投与に際する指示
    • 高血圧
    • 心疾患
    • 軽度肝機能障害<Child−Pugh分類A>
    • 中等度肝機能障害<Child−Pugh分類B>

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 希望禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 幼児・乳児
    • 高齢者
  • 注意
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・乳児
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)
    • 18歳未満の大うつ病性障害(0歳〜17歳)
    • 50歳以上(50歳〜)
    • 24歳以下(0歳〜24歳)
    • 7〜17歳の大うつ病性障害(7歳〜17歳)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
炭酸リチウム 相互にセロトニン作用を増強
トリプタン系薬剤 相互にセロトニン作用を増強
L−トリプトファン含有製剤 相互にセロトニン作用を増強
リネゾリド 相互にセロトニン作用を増強
塩酸トラマドール 相互にセロトニン作用を増強
セロトニン作用薬 相互にセロトニン作用を増強
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 相互にセロトニン作用を増強
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 相互にセロトニン作用を増強
エピネフリン 心血管作用<血圧上昇等>が増強
ノルエピネフリン 心血管作用<血圧上昇等>が増強
出血傾向を来すと考えられる薬剤 粘膜出血
モノアミン酸化酵素<MAO>阻害剤<メチルチオニニウム・リネゾリド以外> 異常高熱
セレギリン塩酸塩 異常高熱
非ステロイド系抗炎症剤 出血傾向が増強
血液凝固阻止剤 出血傾向が増強
出血傾向を来すと考えられる薬剤 出血傾向が増強
ワルファリン 出血傾向が増強
アスピリン 出血傾向が増強
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤及びO−脱メチル体の血中濃度が上昇
エリスロマイシン 本剤及びO−脱メチル体の血中濃度が上昇
ケトコナゾール 本剤及びO−脱メチル体の血中濃度が上昇
リトナビル 本剤及びO−脱メチル体の血中濃度が上昇
イミプラミン 活性代謝物の血中濃度が上昇
シメチジン 本剤の血中濃度が上昇
QTを延長する薬剤 Torsades de Pointes
ハロペリドール 血中濃度が上昇
メチルチオニニウム塩化物水和物<メチレンブルー> セロトニン症候群
メトプロロール 血中濃度が上昇
インジナビル 血中濃度が低下
メトプロロール 降圧作用が減弱
リスペリドン 血中濃度が上昇

飲食物との相互作用

  • L−トリプトファン(アミノ酸の一種)を含むもの<大豆、カゼイン、かつお節、小麦、豆腐 など>
  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    うつ病・うつ状態。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告がある。また、本剤の投与により、特に18歳未満の大うつ病性障害患者では、プラセボと比較して自殺念慮、自殺企図のリスクが高くなる可能性が示唆されているため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮する。
    2.海外で実施された7〜17歳の大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照臨床試験において有効性が確認できなかったとの報告があるため、本剤を18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討する。

    用法・用量(添付文書全文)

    ベンラファキシンとして1日37.5mgを初期用量とし、1週後より1日75mgを1日1回食後に経口投与する。なお、年齢、症状に応じ1日225mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として75mgずつ行う。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤の投与量は、必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節する[増量により不眠症状、血圧上昇等のノルアドレナリン作用が現れる恐れがある]。
    2.中等度肝機能障害<Child−Pugh分類B>のある患者では、血中濃度が上昇し、特に投与初期に副作用が発現しやすくなる恐れがあるため、本剤37.5mgを2日に1回投与から開始し、1週間後に本剤37.5mgを1日1回投与に増量し、なお、患者の症状に応じて、1週間以上の間隔をあけて、本剤37.5mg/日ずつ、1日112.5mgを超えない範囲で増量することとし、増量に際しては患者の状態を十分に観察する。
    3.軽度肝機能障害<Child−Pugh分類A>のある患者では、血中濃度が上昇し、特に投与初期に副作用が発現しやすくなる恐れがあるため、必要に応じて減量又は投与間隔の延長を考慮し、増量に際しては患者の状態を十分に観察する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    国内臨床試験において、本剤が投与された総症例1,255例中1,028例(81.9%)に副作用が発現した。主な副作用は、悪心(33.5%)、腹部不快感(腹痛、膨満、便秘等)(27.2%)、傾眠(26.9%)、浮動性眩暈(24.4%)、口内乾燥(24.3%)、頭痛(19.3%)であった(承認時)。
    1.重大な副作用
    1).セロトニン症候群(0.2%):不安、焦燥、興奮、錯乱、発汗、下痢、発熱、高血圧、固縮、頻脈、ミオクローヌス、自律神経失調等が現れることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行う。
    2).悪性症候群(頻度不明):無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合があり、抗精神病剤との併用時に現れることが多いため、特に注意し、異常が認められた場合には、抗精神病剤及び本剤の投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行う(本症発現時には、白血球増加や血清CK上昇(血清CPK上昇)がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられることがある)。
    3).抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明):低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が現れることがあるので、これらの症状が現れた場合には、直ちに投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行う。
    4).QT延長(0.5%)、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、心室細動(頻度不明):QT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、心室細動が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    5).痙攣(0.2%):痙攣が現れることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    6).アナフィラキシー(頻度不明):アナフィラキシー(呼吸困難、喘鳴、血管浮腫等)が現れることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    7).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、多形紅斑(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    8).横紋筋融解症(頻度不明):横紋筋融解症が現れることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意する。
    9).無顆粒球症、再生不良性貧血、汎血球減少症(頻度不明)、好中球数減少、血小板数減少(0.2%):無顆粒球症、再生不良性貧血、汎血球減少症、好中球数減少、血小板数減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、必要に応じて血液検査を行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    10).間質性肺疾患(頻度不明):間質性肺疾患が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    11).高血圧クリーゼ(頻度不明):高血圧クリーゼが現れることがあるので、血圧の推移等に十分注意しながら投与し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    12).尿閉(0.2%):尿閉が現れることがあるので、症状が現れた場合には投与を中止し、導尿を実施するなど適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行う。
    1).過敏症:(1〜5%)発疹、そう痒症、(1%未満)蕁麻疹、(頻度不明)血管浮腫、光線過敏性反応。
    2).精神神経系:(5%以上)傾眠、不眠症、頭痛、浮動性眩暈、(1〜5%)易刺激性、異常感覚(錯感覚、感覚鈍麻等)、筋緊張亢進(筋骨格硬直、筋痙縮等)、振戦、(1%未満)躁病、激越、落ち着きのなさ、幻覚、譫妄、異常な夢(悪夢等)、無感情、失神、味覚異常、リビドー減退、アカシジア、ジスキネジー、ミオクローヌス、(頻度不明)錯乱状態、神経過敏、鎮静、離人症、錐体外路障害(ジストニーを含む)、協調運動障害、平衡障害。
    3).消化器:(5%以上)悪心、嘔吐、口内乾燥、腹部不快感(腹痛、腹部膨満、便秘等)、下痢、(1〜5%)食欲減退、(頻度不明)膵炎、歯ぎしり。
    4).感覚器:(5%以上)調節障害、(1〜5%)耳鳴、視覚障害、(頻度不明)散瞳、閉塞隅角緑内障。
    5).循環器:(5%以上)動悸、(1〜5%)血圧上昇、頻脈、(1%未満)血圧低下、起立性低血圧。
    6).血液:(1%未満)異常出血(斑状出血、粘膜出血、胃腸出血等)、(頻度不明)出血時間延長。
    7).肝臓:(5%以上)肝機能検査値異常(ALT上昇(GPT上昇)・AST上昇(GOT上昇)・γ−GTP上昇・LDH上昇・Al−P上昇・血中ビリルビン上昇等)、(頻度不明)肝炎。
    8).泌尿器・生殖器:(5%以上)排尿困難、(1〜5%)頻尿、(1%未満)月経障害、射精障害、勃起不全、(頻度不明)尿失禁、オルガズム障害、無オルガズム症。
    9).代謝・内分泌:(1〜5%)血中コレステロール増加、(1%未満)低ナトリウム血症、(頻度不明)血中プロラクチン増加。
    10).その他:(5%以上)体重減少、発汗(寝汗等)、無力症(疲労、倦怠感等)、(1〜5%)ほてり、体重増加、(1%未満)あくび、悪寒、呼吸困難、脱毛症、骨折。
    頻度は国内臨床試験に基づく。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.モノアミン酸化酵素<MAO>阻害剤投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者。
    3.重度肝機能障害<Child−Pugh分類C>のある患者[使用経験がなく、本剤のクリアランスが低下し、血中濃度が上昇する恐れがある]。
    4.重度腎機能障害(糸球体濾過量15mL/min未満)のある患者又は透析中の患者[使用経験が少なく、本剤のクリアランスが低下し、血中濃度が上昇する恐れがあり、また、本剤は透析ではほとんど除去されない]。
    (慎重投与)
    1.軽度から中等度肝機能障害のある患者[本剤のクリアランスが低下し、血中濃度が上昇する恐れがある]。
    2.軽度から中等度腎機能障害のある患者[本剤のクリアランスが低下し、血中濃度が上昇する恐れがある]。
    3.双極性障害患者[躁転、自殺企図が現れることがある]。
    4.自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者[自殺念慮、自殺企図が現れることがある]。
    5.脳器質的障害又は統合失調症素因のある患者[精神症状が増悪することがある]。
    6.衝動性が高い併存障害を有する患者[精神症状が増悪することがある]。
    7.てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣発作を起こすことがある]。
    8.緑内障又は眼内圧亢進のある患者[症状が増悪することがある]。
    9.高血圧又は心疾患のある患者[心拍数増加、血圧上昇、高血圧クリーゼが現れ、症状を悪化させる恐れがある]。
    10.QT延長又はその既往歴のある患者、QT延長を起こすことが知られている薬剤投与中の患者、著明な徐脈や低カリウム血症等がある患者[QT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)を起こす可能性がある]。
    11.出血の危険性を高める薬剤を併用している患者、出血傾向又は出血性素因のある患者[皮膚出血や粘膜出血、消化管出血等が報告されており、出血傾向が増強することがある]。
    12.前立腺肥大等排尿困難のある患者[ノルアドレナリン再取り込み阻害作用により症状が悪化することがある]。
    13.小児。
    14.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.うつ症状を呈する患者は希死念慮があり、自殺企図の恐れがあるので、このような患者は投与開始早期並びに投与量を変更する際には患者の状態及び病態の変化を注意深く観察する。
    2.不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病等が現れることが報告されている。また、因果関係は明らかではないが、これらの症状・行動を来した症例において、基礎疾患の悪化又は自殺念慮、自殺企図、他害行為が報告されているので、患者の状態及び病態の変化を注意深く観察するとともに、不安増悪、焦燥増悪、興奮増悪、パニック発作増悪、不眠増悪、易刺激性増悪、敵意増悪、攻撃性増悪、衝動性増悪、アカシジア増悪/精神運動不穏増悪、軽躁増悪、躁病増悪等が観察された場合には、服薬量を増量せず、徐々に減量し、中止するなど適切な処置を行う。
    3.自殺目的での過量服用を防ぐため、自殺傾向が認められる患者に処方する場合には、1回分の処方日数を最小限にとどめる。
    4.家族等に自殺念慮や自殺企図、興奮、攻撃性、易刺激性等の行動の変化及び基礎疾患の悪化が現れるリスク等について十分説明を行い、医師と緊密に連絡を取り合うように指導する。
    5.心拍数増加、血圧上昇、高血圧クリーゼが現れることがあるので、本剤投与中は、適宜血圧・脈拍数等を測定し、異常が認められた場合には、減量、休薬又は中止するなど適切な処置を行う(特に、高血圧又は心疾患のある患者に投与する場合は、本剤投与前に適切にコントロールし、定期的に測定する)。
    6.眠気、眩暈等が起こることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させ、また、患者に、これらの症状を自覚した場合は自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事しないよう、指導する。
    7.投与中止(突然の中止)により、軽躁、不安、激越、神経過敏、錯乱、睡眠障害、疲労、傾眠、錯感覚、眩暈、痙攣、頭痛、感冒様症状、耳鳴、協調運動障害、振戦、発汗、口内乾燥、食欲減退、下痢、悪心、嘔吐等が現れることが報告されているので、投与を中止する場合には、突然の中止を避ける(患者の状態を観察しながら徐々に減量する)。
    8.血清コレステロール上昇が報告されているので、本剤を長期に投与する場合はコレステロール値の測定を考慮し、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。
    (相互作用)
    本剤は、主として肝代謝酵素CYP2D6及び一部CYP3A4で代謝される。
    1.併用禁忌:モノアミン酸化酵素<MAO>阻害剤<メチルチオニニウム・リネゾリド以外>(セレギリン塩酸塩<エフピー>)[本剤又は他の抗うつ剤で、併用により発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡等の症状が現れることがあり、なお、MAO阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合は14日間以上、本剤投与後にMAO阻害剤を投与する場合は7日間以上の間隔をおく(主にMAO阻害剤による神経外アミン総量の増加及び抗うつ剤によるモノアミン作動性神経終末におけるアミン再取り込み阻害によると考えられる)]。
    2.併用注意:
    1).アルコール(飲酒)[本剤投与中は、飲酒を避けることが望ましい(本剤との相互作用は認められていないが、他の抗うつ剤で作用の増強が報告されている)]。
    2).メチルチオニニウム塩化物水和物<メチレンブルー>[セロトニン症候群が現れる恐れがある(併用薬剤のMAO阻害作用によりセロトニン作用が増強されると考えられる)]。
    3).セロトニン作用薬(炭酸リチウム、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤<SNRI>及び選択的セロトニン再取り込み阻害剤<SSRI>、トラマドール塩酸塩、トリプタン系薬剤、L−トリプトファン含有製剤、リネゾリド等)[相互にセロトニン作用を増強することにより、セロトニン症候群等が現れる恐れがあるので、本剤及びこれらの薬剤の用量を減量するなど注意して投与する(本剤はセロトニン再取り込み阻害作用を有するため、併用により、相互にセロトニン作用が増強することがある)]。
    4).セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品等:
    (1).セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品等[相互にセロトニン作用を増強することにより、セロトニン症候群等が現れる恐れがあるので、本剤及びこれらの薬剤の用量を減量するなど注意して投与する(本剤はセロトニン再取り込み阻害作用を有するため、併用により、相互にセロトニン作用が増強することがある)]。
    (2).セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品等[本剤及びO−脱メチル体の血中濃度が低下する恐れがあるので注意して投与する(セイヨウオトギリソウが本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導すると考えられる)]。
    5).アドレナリン、ノルアドレナリン[併用薬剤(特に注射剤)との併用により、心血管作用<血圧上昇等>が増強することがあるので、本剤及びこれらの薬剤の用量を減量するなど注意して投与する(本剤はノルアドレナリン再取り込み阻害作用を有するため、併用により、アドレナリン作用が増強することがある)]。
    6).出血傾向が増強する薬剤(アスピリン等の非ステロイド系抗炎症剤、ワルファリン等の抗凝固剤)[出血傾向が増強する恐れがあるので、注意して投与する(SNRIの投与により血小板凝集能が阻害され、これらの薬剤との併用により出血傾向が増強することがある)]。
    7).ハロペリドール[ハロペリドールの血中濃度が上昇する恐れがあるので、注意して投与する(機序不明)]。
    8).イミプラミン[イミプラミンの活性代謝物の血中濃度が上昇する恐れがあるので、注意して投与する(機序不明)]。
    9).シメチジン[本剤の血中濃度が上昇する恐れがあるので、注意して投与する(シメチジンの薬物代謝酵素(CYP3A4、CYP2D6)阻害作用により、本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇すると考えられる)]。
    10).CYP3A4阻害剤(ケトコナゾール、エリスロマイシン、リトナビル等)[本剤及びO−脱メチル体の血中濃度が上昇する恐れがあるので注意して投与する(CYP3A4阻害剤であるケトコナゾール(経口剤)の併用による本剤の副代謝経路の阻害が報告されている)]。
    11).メトプロロール:
    (1).メトプロロール[メトプロロールの血中濃度が上昇する恐れがあるので注意して投与する(機序不明)]。
    (2).メトプロロール[メトプロロールの降圧作用が減弱する恐れがあるので注意して投与する(本剤のノルアドレナリン再取り込み阻害作用によると考えられる)]。
    12).インジナビル[インジナビルの血中濃度が低下する恐れがあるので注意して投与する(機序不明)]。
    13).リスペリドン[リスペリドンの血中濃度が上昇する恐れがあるので注意して投与する(本剤の薬物代謝酵素(CYP2D6)の阻害作用により、リスペリドンの代謝が阻害され、血中濃度が上昇すると考えられる)]。
    (高齢者への投与)
    一般的に高齢者では生理機能が低下していることが多いので、肝機能、腎機能の低下を考慮し、用量等に注意して投与する。また、高齢者において低ナトリウム血症及び抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)の危険性が高くなることがあるので注意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    1).妊娠末期に本剤あるいは他のSSRI、SNRIが投与された婦人が出産した新生児において、入院期間の延長・呼吸補助・経管栄養を必要とする離脱症状と同様の症状が出産直後に現れたとの報告がある。
    2).妊娠ラットにベンラファキシン30mg/kg/日(AUCに基づく曝露量比較で臨床曝露量の約0.4倍)を経口投与したとき、胎仔生存率低下及び胎仔体重抑制が認められた。
    3).妊娠ラットに活性代謝物であるO−脱メチルベンラファキシン100mg/kg/日(AUCに基づく曝露量比較で臨床曝露量の約1.7倍)を経口投与したとき、受胎能低下が認められた。
    4).妊娠ウサギにベンラファキシンを経口投与した実験で、胎仔への移行が認められた。
    2.授乳中の婦人には投与を避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせる[ラット及びヒトで乳汁中に移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    1.低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する有効性及び安全性は確立していない。
    2.海外で実施した7〜17歳の大うつ病性障害(DSM−4*における分類)患者を対象としたプラセボ対照臨床試験において本剤の有効性が確認できなかったとの報告がある。
    *DSM−4:American Psychiatric Association(米国精神医学会)のDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders,4th edition(DSM−4精神疾患の診断・統計マニュアル)。
    3.18歳未満の精神疾患を対象としたプラセボ対照試験における、プラセボに対する本剤の自殺行動・自殺念慮のリスク比と95%信頼区間は4.97[1.09,22.72]であり、本剤投与時に自殺行動・自殺念慮のリスクが増加したとの報告がある。
    (過量投与)
    海外の市販後において、本剤の過量投与、又は他剤やアルコールを併用した本剤の過量投与が報告されており、過量投与による主な症状は、頻脈、意識レベル変化、散瞳、発作、嘔吐であり、心電図変化(QT延長、脚ブロック、QRS延長)、心室性頻脈、徐脈、低血圧、横紋筋融解症、回転性眩暈、肝臓壊死、セロトニン症候群及び死亡も報告されている。
    処置:過量投与時、特異的な解毒剤は知られていないので、必要に応じて気道確保、酸素吸入等を行い、胃洗浄、活性炭投与等の適切な処置を行う(催吐は薦められない)。過量投与時、一般的な対症療法とともに心機能・呼吸機能のモニターを行うことが望ましい(本剤は分布容積が大きいので、強制利尿、透析、血液灌流及び交換輸血はあまり効果的でない)。
    (適用上の注意)
    1.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    2.服用時:本剤は徐放性製剤であるため、カプセルの内容物を砕いたり、すりつぶしたりせず、そのまま噛まずに服用するよう指導する[砕いたり、すりつぶしたりして服用すると、本剤の徐放性が失われ、血中濃度が上昇する恐れがある]。
    (その他の注意)
    1.海外で実施した大うつ病性障害等の精神疾患を有する患者を対象とした、本剤を含む複数の抗うつ剤の短期プラセボ対照臨床試験の検討結果において、24歳以下の患者では、自殺念慮や自殺企図の発現のリスクが抗うつ剤投与群でプラセボ群と比較して高かった。なお、25歳以上の患者における自殺念慮や自殺企図の発現のリスクの上昇は認められず、65歳以上においてはそのリスクが減少した。
    2.主に50歳以上を対象に実施した海外の疫学調査において、選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び三環系抗うつ剤を含む抗うつ剤を投与した患者で、骨折のリスクが上昇したとの報告がある。
    3.健康成人及び大うつ病性障害患者に、本剤225mg以上を投与したとき、チラミン昇圧反応抑制が報告されており、血圧上昇等のノルアドレナリン作用が現れる可能性がある。また、国内第3相試験(二重盲検比較試験)では、本剤75mgより高用量を投与したとき、軽微な不眠傾向が認められた。

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