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クエチアピン錠50mg「MEEK」基本情報

後発品(加算対象)

一般名:クエチアピンフマル酸塩錠

製薬会社:小林化工

薬価・規格: 29円(50mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

非定型抗精神病薬(多元受容体作用抗精神病薬:MARTA)詳しく見る

  • 神経伝達物質のドパミンやセロトニンなどの多種類の受容体に作用することで、幻覚、妄想、感情や意欲の障害などを改善する薬
非定型抗精神病薬(多元受容体作用抗精神病薬:MARTA)の代表的な商品名
  • ジプレキサ
  • セロクエル
  • シクレスト

効能・効果詳しく見る

  • 統合失調症

注意すべき副作用詳しく見る

浮腫低血糖嘔吐横紋筋融解症頭痛悪心意識障害黄疸

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • クエチアピンとして1回25mg、1日2又は3回より投与を開始し、患者の状態に応じて徐々に増量する
  • 1日投与量は150〜600mgとし、2又は3回に分けて経口投与する
    • なお、投与量は年齢・症状により適宜増減する
    • 但し、1日量として750mgを超えない

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 昏睡状態
    • 糖尿病
    • 中枢神経抑制剤の強い影響下
    • アドレナリン投与中

副作用

主な副作用

浮腫低血糖嘔吐横紋筋融解症頭痛

重大な副作用

悪心意識障害黄疸肝機能障害急性腎不全胸痛筋強剛傾眠痙攣下痢倦怠感高血糖昏睡静脈血栓症食欲不振振戦脱力感腸管麻痺低血圧糖尿病性ケトアシドーシス糖尿病性昏睡肺塞栓症白血球減少発熱頻尿頻脈不安不随意運動不眠便秘麻痺性イレウス無顆粒球症無力症悪性症候群ジスキネジー多飲

上記以外の副作用

アカシジア悪夢胃炎息切れ易刺激性著しい便秘頚部硬直胃不快感意欲低下嚥下困難嚥下障害嘔気滑液包炎過敏症顆粒球減少眼球回転発作関節痛関節症顔面浮腫舌麻痺起立性低血圧筋痛筋肉痛筋無力症激越血管拡張血圧変動血管浮腫月経異常血小板減少血栓塞栓症結膜炎眩暈健忘構音障害口渇高カリウム血症攻撃的反応高血圧高コレステロール血症高脂血症甲状腺疾患去痰困難高熱が持続口内乾燥高プロラクチン血症呼吸困難鼓腸放屁骨盤痛昏迷錯乱ざ瘡ジストニア自殺企図思考異常失神しびれ感弱視循環虚脱消化管障害消化不良焦燥感衝動行為食欲亢進徐脈心悸亢進腎機能低下神経症心電図異常水中毒錐体外路症状意識レベル低下譫妄そう痒体重減少体重増加多汗多幸症脱水症状多尿鎮静痛風低血糖症状低ナトリウム血症インポテンス動作緩慢吐血尿失禁尿閉歯痛排尿障害排尿困難パーキンソン症候群背部痛発汗白血球増加発疹鼻炎肥満冷汗貧血血中ミオグロビン上昇腹痛腹部膨満不整脈舞踏病様アテトーシス片頭痛歩行異常ほてり末梢浮腫ミオグロビン尿味覚倒錯無動緘黙耳障害多飲症流涎尿中ミオグロビン上昇口周部不随意運動四肢疼痛敵意腹部弛緩独語幻覚の顕在化妄想の顕在化肥満症持続勃起脱毛症直腸障害躁病反応歯牙障害咳増加人格障害感情不安定射精異常ビリルビン血症好酸球増加症強度筋強剛深部静脈血栓症ブラジキネジア過量投与偶発外傷自動症腫瘤遅発性ジスキネジー悪化反応協調不能リビドー亢進瞳孔反射障害痙縮統合失調性反応レストレスレッグス症候群薬剤離脱症候群致命的経過うつ病腸内容物うっ滞

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 昏睡状態
    • 糖尿病
    • 中枢神経抑制剤の強い影響下
    • アドレナリン投与中
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 痙攣性疾患
    • 高血糖
    • 自殺企図
    • 自殺念慮
    • 低血圧
    • てんかん
    • 糖尿病
    • 脳血管障害
    • 肥満
    • 心・血管疾患
    • 糖尿病の危険因子を有する
  • 注意
    • 高血糖
    • 脱水状態
    • 肥満
    • 長期臥床
    • 糖尿病の危険因子を有する
    • 不動状態
  • 投与に際する指示
    • 肝障害

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 認知症に関連した精神病症状<承認外効能・効果>を有する高齢(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
フェニトイン 本剤の作用が減弱
バルビツール酸誘導体 本剤の作用が減弱
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の作用が減弱
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の作用が減弱
エリスロマイシン 本剤の作用を増強
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の作用を増強
イトラコナゾール 本剤の作用を増強
中枢抑制剤 中枢神経抑制作用が増強
エタノール摂取 中枢神経抑制作用が増強
エピネフリン 作用を逆転させ重篤な血圧降下

飲食物との相互作用

  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

処方理由

非定型抗精神病薬この薬をファーストチョイスする理由(2016年9月更新)もっと見る

  • ・FTDなど、認知症における夜間の興奮によく効きます。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・糖尿病の患者さん以外では非常に使いやすいです。ただ、体重が増えることがあります。(40歳代病院勤務医、整形外科)
  • ・パーキンソニズムの発現が少ない点が良いです。糖尿病があればリスペリドン経口薬を使用しています。(40歳代病院勤務医、神経内科)
  • ・認知症の周辺症状、特に易怒性があれば処方しています。糖尿病の禁忌は難点ですが、他剤と比べて副作用も少なく、傾眠傾向に気を付ければ効果はとても高いと思います。(40歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)

非定型抗精神病薬この薬をファーストチョイスする理由(2015年3月更新)もっと見る

  • ・鎮静効果がそこそこあるが、半減期が短く、日中に持ち越しにくいのが良い。幻覚妄想に対する効果は強くないが、抗うつ効果があり、統合失調症以外の患者にもよく処方している。(20代病院勤務医、精神科)
  • ・パーキンソニズムが出にくい。活き活きとした表情を引き出しやすい。(40代病院勤務医、精神科)
  • ・パーキンソン病に伴う幻覚などで使用することがあります。パーキンソニズムの増悪などの副作用が少なく、使いやすいと思っています。(60代病院勤務医、神経内科)
  • ・糖尿病には使用できないのですが、それ以外には比較的副作用も少なく、マイルドで、せん妄などの患者さんによく使用しております。(50代診療所勤務医、総合診療科)
  • ・夜間の不穏・夕暮れ症候群に対して効果がある。持続時間が長くなく、錐体外路症候も出にくい。糖尿病のある人には禁忌である。使いやすい。(50代病院勤務医、神経内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    統合失調症。

    用法・用量(添付文書全文)

    クエチアピンとして1回25mg、1日2又は3回より投与を開始し、患者の状態に応じて徐々に増量する。1日投与量は150〜600mgとし、2又は3回に分けて経口投与する。なお、投与量は年齢・症状により適宜増減する。但し、1日量として750mgを超えない。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    1.重大な副作用(頻度不明)
    1).高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡:高血糖が現れ、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡から死亡に至るなどの致命的経過をたどることがあるので、血糖値の測定や、口渇、多飲、多尿、頻尿等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、インスリン製剤の投与を行うなど、適切な処置を行う。
    2).低血糖:低血糖が現れることがあるので、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等の低血糖症状が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行う。
    3).悪性症候群(Syndrome malin):悪性症候群が現れることがあるので、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗等が発現し、それにひきつづき発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行う(本症発症時には、白血球増加やCK上昇(CPK上昇)がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられることがある)、なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。
    4).横紋筋融解症:横紋筋融解症が現れることがあるので、筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意する。
    5).痙攣:痙攣が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    6).無顆粒球症、白血球減少:無顆粒球症、白血球減少が現れることがあるので、血液検査を行うなど、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    7).肝機能障害、黄疸:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇、Al−P上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    8).麻痺性イレウス:腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部膨満あるいは腹部弛緩及び腸内容物うっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺が現れた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    9).遅発性ジスキネジー:口周部不随意運動等の不随意運動が現れ、投与中止後も持続することがある。
    10).肺塞栓症、深部静脈血栓症:抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.その他の副作用(頻度不明)
    1).精神神経系:不眠、易刺激性、傾眠、不安、頭痛、眩暈、焦燥感、鎮静、幻覚の顕在化、健忘、攻撃的反応、意識レベル低下、昏迷、神経症、妄想の顕在化、リビドー亢進、感情不安定、激越、錯乱、思考異常、自殺企図、人格障害、躁病反応、多幸症、舞踏病様アテトーシス、片頭痛、悪夢、うつ病、独語、衝動行為、自動症、譫妄、敵意、統合失調性反応、協調不能、レストレスレッグス症候群。
    2).錐体外路症状:アカシジア、振戦、構音障害、筋強剛、流涎、ブラジキネジア(動作緩慢)、歩行異常、ジスキネジー、嚥下障害、ジストニア、眼球回転発作、パーキンソン症候群。
    3).血液:顆粒球減少、好酸球増加症、貧血、血小板減少。
    4).循環器系:頻脈、起立性低血圧、心悸亢進、心電図異常、低血圧、高血圧、徐脈、不整脈、失神、血管拡張。
    5).肝臓:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、LDH上昇、Al−P上昇、γ−GTP上昇、ビリルビン血症。
    6).呼吸器系:去痰困難、鼻炎、咳増加。
    7).消化器系:便秘、食欲不振、嘔気、食欲亢進、嘔吐、腹痛、下痢、消化不良、胃炎、胃不快感、鼓腸放屁、消化管障害、吐血、直腸障害。
    8).眼:瞳孔反射障害、弱視、結膜炎。
    9).代謝・内分泌:高プロラクチン血症、T4減少、高コレステロール血症、T3減少、月経異常、甲状腺疾患、高脂血症、高カリウム血症、肥満症、痛風、低ナトリウム血症、水中毒、多飲症。
    10).過敏症:発疹、血管浮腫、そう痒。
    11).泌尿器系:排尿障害、排尿困難、尿失禁、尿閉、BUN上昇、持続勃起、射精異常、インポテンス、頻尿。
    12).その他:倦怠感、無力症、CK上昇(CPK上昇)、口内乾燥、体重増加、意欲低下、多汗、発熱、体重減少、胸痛、筋痛、舌麻痺、しびれ感、背部痛、浮腫、末梢浮腫、ほてり、歯痛、関節痛、顔面浮腫、頚部硬直、腫瘤、過量投与、骨盤痛、歯牙障害、関節症、滑液包炎、筋無力症、痙縮、悪化反応、偶発外傷、耳障害、味覚倒錯、ざ瘡、脱毛症、薬剤離脱症候群(不眠、悪心、頭痛、下痢、嘔吐)。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.著しい血糖値上昇から、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡等の重大な副作用が発現し、死亡に至る場合があるので、本剤投与中は、血糖値の測定等の観察を十分に行う。
    2.投与にあたっては、あらかじめ前記副作用が発現する場合があることを、患者及びその家族に十分に説明し、口渇、多飲、多尿、頻尿等の異常に注意し、このような症状が現れた場合には、直ちに投与を中断し、医師の診察を受けるよう、指導する。
    (禁忌)
    1.昏睡状態の患者[昏睡状態を悪化させる恐れがある]。
    2.バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制作用が増強される]。
    3.アドレナリン投与中の患者。
    4.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    5.糖尿病の患者、糖尿病の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.肝障害のある患者[本剤は主に肝臓により代謝されるため、クリアランスが減少し、血中濃度が上昇することがあるので、少量(例えば1回25mg1日1回)から投与を開始し、1日増量幅を25〜50mgにするなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する]。
    2.心・血管疾患、脳血管障害、低血圧又はそれらの疑いのある患者[投与初期に一過性血圧降下が現れることがある]。
    3.てんかん等の痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させる恐れがある]。
    4.自殺企図の既往及び自殺念慮を有する患者[症状を悪化させる恐れがある]。
    5.高齢者。
    6.糖尿病の家族歴、高血糖あるいは肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の投与により、著しい血糖値上昇から、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡等の致命的経過をたどることがあるので、本剤投与中は、血糖値の測定や口渇、多飲、多尿、頻尿等の観察を十分に行う(特に、高血糖、肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者では、血糖値上昇し、代謝状態を急激に悪化させる恐れがある)。
    2.低血糖が現れることがあるので、本剤投与中は、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等の低血糖症状に注意するとともに、血糖値の測定等の観察を十分に行う。
    3.本剤の投与に際し、あらかじめ著しい血糖値の上昇から、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡及び低血糖の副作用が発現する場合があることを、患者及びその家族に十分に説明し、高血糖症状(口渇、多飲、多尿、頻尿等)、低血糖症状(脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等)に注意し、このような症状が現れた場合には、直ちに投与を中断し、医師の診察を受けるよう、指導する。
    4.本剤の投与により体重増加を来すことがあるので、肥満に注意し、肥満の徴候が現れた場合は、食事療法、運動療法等の適切な処置を行う。
    5.本剤は、特に治療開始初期に起立性低血圧を起こすことがあるので、立ちくらみ、眩暈等の低血圧症状が現れた場合には減量等、適切な処置を行う。
    6.本剤は主として中枢神経系に作用するため、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
    7.前治療薬からの切り替えの際、精神症状が悪化する可能性があるので観察を十分行いながら前治療薬の用量を減らしつつ、本薬を徐々に増量することが望ましい。また、症状の悪化が認められた場合には、他の治療法に切り替えるなど適切な処置を行う。
    8.抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、不動状態、長期臥床、肥満、脱水状態等の危険因子を有する患者に投与する場合には注意する。
    (相互作用)
    本剤は複数の経路で広範に代謝される。本剤の代謝に関与する主なP450酵素はCYP3A4である。
    1.併用禁忌:アドレナリン<ボスミン>[アドレナリンの作用を逆転させ重篤な血圧降下を起こすことがある(アドレナリンはアドレナリン作動性α、β−受容体の刺激剤であり、本剤のα−受容体遮断作用により、β−受容体の刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強される)]。
    2.併用注意:
    1).中枢神経抑制剤、アルコール[中枢神経抑制作用が増強することがあるので、個々の患者の症状及び忍容性に注意し、慎重に投与する(薬力学的相互作用を起こすことがある)]。
    2).CYP3A4誘導作用を有する薬剤(フェニトイン、カルバマゼピン、バルビツール酸誘導体、リファンピシン等)[本剤の作用が減弱することがあるので、これらの薬剤を投与中止する場合には、本剤の減量を要することがある(本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4の誘導により、本剤のクリアランスが増加することがあり、外国人におけるフェニトイン併用投与例において、クエチアピン製剤の経口クリアランスが約5倍に増加し、Cmax及びAUCはそれぞれ66%及び80%低下した)]。
    3).CYP3A4阻害作用を有する薬剤(エリスロマイシン、イトラコナゾール等)[本剤の作用を増強する恐れがあるので、個々の患者の症状及び忍容性に注意し、慎重に投与する(本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を非競合的に阻害するため、クリアランスが減少する可能性があり、外国人におけるケトコナゾール併用例において、クエチアピン製剤の血漿中濃度が増加した)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では少量(例えば1回25mg1日1回)から投与を開始し、1日増量幅を25〜50mgにするなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する[高齢者では非高齢者に比べてクエチアピンの経口クリアランスが30〜50%低く、AUCは約1.5倍であり、高い血中濃度が持続する傾向が認められており、また、海外臨床試験において非高齢者と比較し、起立性低血圧の発現頻度が増加する傾向が認められている]。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦等:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない、動物実験(ラット及びウサギ)で胎仔への移行が報告されている。また、妊娠後期に抗精神病薬が投与されている場合、新生児に哺乳障害、傾眠、呼吸障害、振戦、筋緊張低下、易刺激性等の離脱症状や錐体外路症状が現れたとの報告がある]。
    2.授乳婦:授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を中止させる[母乳中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (過量投与)
    1.過量投与時の症状:主な症状は傾眠、鎮静、頻脈、低血圧等であり、まれに昏睡、死亡に至る症例が報告されている。
    2.過量投与時の処置:本剤に特異的な解毒剤はないため維持療法を行う(早期の胃洗浄は有効である)。過量投与による呼吸抑制が現れた場合には気道の確保、人工呼吸等の適切な処置を行う。過量投与による低血圧が現れた場合には輸液、交感神経作動薬の投与等の適切な処置を行う(但し、アドレナリン、ドパミンは、本剤のα−受容体遮断作用により低血圧を悪化させる可能性があるので投与しない)。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.クエチアピン製剤による治療中、原因不明の突然死が報告されている。
    2.国内臨床試験において、クエチアピン製剤と因果関係が不明の心筋梗塞、出血性胃潰瘍が報告されている。また、外国長期投与試験において、急性腎不全が報告されている。
    3.外国で実施された認知症に関連した精神病症状<承認外効能・効果>を有する高齢患者を対象とした17の臨床試験において、クエチアピン製剤を含む非定型抗精神病薬投与群はプラセボ投与群と比較して死亡率が1.6〜1.7倍高かったとの報告があり、また、外国での疫学調査において、定型抗精神病薬も非定型抗精神病薬と同様に死亡率上昇に関与するとの報告がある。
    4.イヌで長期大量(100mg/kg/日を6及び12カ月間)経口投与により、コレステロール合成阻害によると考えられる三角状後白内障が認められた。しかし、カニクイザル(最大225mg/kg/日を56週間)及びげっ歯類に投与しても白内障は認められなかった。また、臨床試験においても、クエチアピン製剤と関連した角膜混濁は認められなかった。
    5.ラットに24カ月間経口投与したがん原性試験において、20mg/kg/日以上の雌の投与群で乳腺腫瘍の発現頻度の上昇が報告されている。これらの腫瘍の所見は、げっ歯類においてプロラクチンと関連した所見として報告されているが、ヒトではプロラクチン濃度の上昇と腫瘍形成の関連性は明確にされていない。
    (取扱い上の注意)
    1.使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用する。
    2.安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(40℃、75%RH、6カ月)の結果、クエチアピン錠12.5mg「MEEK」、クエチアピン錠25mg「MEEK」、クエチアピン錠50mg「MEEK」、クエチアピン錠100mg「MEEK」、クエチアピン錠200mg「MEEK」及びクエチアピン細粒50%「MEEK」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
    (保管上の注意)
    気密容器。

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