日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ノリトレン錠25mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ノルトリプチリン塩酸塩錠

製薬会社:大日本住友製薬

薬価・規格: 10.8円(25mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

三環系抗うつ薬(第一世代)詳しく見る

  • ノルアドレナリンやセロトニンといった脳内の神経伝達を改善し、意欲を高め、憂鬱な気分などを改善する薬
三環系抗うつ薬(第一世代)の代表的な商品名
  • アナフラニール
  • トフラニール イミドール
  • トリプタノール

効能・効果詳しく見る

  • 脳器質性精神障害のうつ状態
  • うつ状態
  • うつ病
  • 反応性うつ病
  • 神経症性うつ状態
  • 退行期うつ病
  • 内因性うつ病

注意すべき副作用詳しく見る

便秘口渇嘔吐悪心不随意運動発汗眠気頭痛頻脈食欲不振下痢血圧上昇血圧降下過敏症黄疸

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 初め1回量としてノルトリプチリン10〜25mg相当量を1日3回経口投与するか、又はその1日量を2回に分けて経口投与する
  • その後、症状及び副作用を観察しつつ、必要ある場合は漸次増量する
  • 最大量は1日量としてノルトリプチリン150mg相当量以内であり、これを2〜3回に分けて経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 心筋梗塞の回復初期
    • 尿閉
    • 緑内障
    • 前立腺疾患
    • モノアミン酸化酵素阻害剤投与中

副作用

主な副作用

便秘口渇嘔吐悪心不随意運動発汗眠気頭痛頻脈食欲不振

重大な副作用

黄疸過敏症血圧降下血圧上昇下痢眩暈倦怠感口渇抗利尿ホルモン不適合分泌症候群視調節障害焦燥食欲不振心室性頻拍振戦頭痛そう痒感知覚異常腸管麻痺てんかん発作排尿困難パーキンソン症状発汗発疹発熱鼻閉頻脈不安不眠ふらつき麻痺性イレウス味覚異常無顆粒球症耳鳴口周部不随意運動悪性症候群

上記以外の副作用

意識障害著しい便秘咽頭痛インフルエンザ様症状運動失調嚥下困難肝障害眼内圧亢進筋強剛痙攣血圧変動幻覚倦怠感抗コリン作用錯乱焦燥心電図異常精神錯乱譫妄高張尿低浸透圧血症低ナトリウム血症動悸尿中ナトリウム排泄量増加排尿困難白血球減少不安腹部膨満不眠ふらつき無動緘黙腹部弛緩強度筋強剛腸内容物うっ滞

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 心筋梗塞の回復初期
    • 尿閉
    • 緑内障
    • 前立腺疾患
    • モノアミン酸化酵素阻害剤投与中
  • 慎重投与
    • 眼内圧亢進
    • 狭心症
    • 痙攣性疾患
    • 甲状腺機能亢進症
    • 刺激伝導障害
    • 自殺企図
    • 自殺念慮
    • 心筋梗塞
    • 心疾患
    • 心不全
    • てんかん
    • 排尿困難
    • 発作性頻拍
    • 不整脈
    • 脳器質障害
    • 統合失調症素因
    • 衝動性が高い併存障害
    • 躁うつ病

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 幼児・乳児
    • 高齢者
  • 注意
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・乳児

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 注意
    • 24歳以下(0歳〜24歳)
    • 50歳以上(50歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
モノアミン酸化酵素阻害剤 発汗
抗コリン作用を有する薬剤 便秘
ブチロフェノン系製剤 便秘
フェノチアジン系薬剤 便秘
中枢抑制剤 脱力感
バルビツール酸誘導体 脱力感
エタノール摂取 本剤の中枢神経抑制作用が増強
血圧降下剤 降圧作用が減弱
グアネチジン 降圧作用が減弱
ベタニジン 降圧作用が減弱
経口血糖降下剤 血糖降下作用が増強
血糖降下剤 血糖降下作用が増強
インスリン製剤 血糖降下作用が増強
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
スルファメトキサゾール・トリメトプリム 本剤の作用が減弱
キニジン 本剤の血中濃度が上昇
交感神経作動薬 重篤な高血圧
エピネフリン 重篤な高血圧
ノルエピネフリン 重篤な高血圧
クマリン系抗凝血剤 血中濃度半減期が延長
ワルファリン 血中濃度半減期が延長

飲食物との相互作用

  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    精神科領域におけるうつ病及びうつ状態(内因性うつ病、反応性うつ病、退行期うつ病、神経症性うつ状態、脳器質性精神障害のうつ状態)。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮する。

    用法・用量(添付文書全文)

    初め1回量としてノルトリプチリン10〜25mg相当量を1日3回経口投与するか、又はその1日量を2回に分けて経口投与する。
    その後、症状及び副作用を観察しつつ、必要ある場合は漸次増量する。
    最大量は1日量としてノルトリプチリン150mg相当量以内であり、これを2〜3回に分けて経口投与する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    承認までの臨床試験491例及び市販後の調査1,930例の合計2,421例の調査で、主な副作用は口渇(14.8%)、眠気(4.4%)、便秘(3.1%)等であった(新開発医薬品の副作用の頻度に関する調査終了時)。
    1.重大な副作用
    1).てんかん発作:てんかん発作が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には、減量又は休薬など適切な処置を行う。
    2).無顆粒球症:無顆粒球症が現れることがあるので、定期的に血液検査を行い、異常(前駆症状として、発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状等が現れる場合もある)が認められた場合には、投与を中止する。
    3).麻痺性イレウス:腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部膨満又は腹部弛緩及び腸内容物うっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺が現れた場合には、投与を中止する。なお、この悪心・嘔吐は、本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので、注意する。
    2.類薬による重大な副作用
    1).悪性症候群(Syndrome malin):類似化合物(アミトリプチリン等)で、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗等が発現し、それにひきつづき発熱がみられる悪性症候群が報告されている。
    2).抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH):類似化合物(アミトリプチリン等)で、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が現れることが報告されている。
    3).心室性頻拍(Torsades de Pointesを含む):四環系抗うつ剤(マプロチリン)で心室性頻拍(Torsades de Pointesを含む)が報告されているので、定期的に心電図検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    3.その他の副作用
    1).循環器:(1%以上)血圧降下、(1%未満)血圧上昇、頻脈、(頻度不明)動悸、心電図異常(QT延長等)。
    2).精神神経系:(1%以上)眠気、不眠、振戦等のパーキンソン症状、焦燥、(1%未満)不安、耳鳴、知覚異常、(頻度不明)幻覚、譫妄、精神錯乱、運動失調[このような症状が現れた場合には、減量又は休薬など適切な処置を行う]。
    3).抗コリン作用:(1%以上)口渇、便秘、(1%未満)排尿困難、視調節障害、鼻閉、(頻度不明)眼内圧亢進。
    4).過敏症:(1%未満)発疹、そう痒感[このような症状が現れた場合には、投与を中止する]。
    5).血液:(頻度不明)白血球減少[定期的に血液検査を行うことが望ましい]。
    6).肝臓:(1%未満)黄疸、(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)・ALT上昇(GPT上昇)等の肝障害[観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止する]。
    7).消化器:(1%以上)食欲不振、(1%未満)悪心、嘔吐、味覚異常、下痢。
    8).長期投与:(1%未満)口周部不随意運動等の不随意運動[投与中止後も持続することがある]。
    9).その他:(1%以上)眩暈、頭痛、倦怠感、(1%未満)ふらつき、発汗。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.緑内障のある患者[本剤の抗コリン作用により、眼内圧が亢進し、症状が悪化する恐れがある]。
    2.本剤の成分及び三環系抗うつ剤に対し過敏症の患者。
    3.心筋梗塞の回復初期の患者[循環器系への影響を強く受ける恐れがある]。
    4.尿閉(前立腺疾患等)のある患者[本剤の抗コリン作用により、尿閉が助長される恐れがある]。
    5.モノアミン酸化酵素阻害剤投与中の患者。
    (慎重投与)
    1.排尿困難のある患者[排尿困難が悪化する恐れがある]。
    2.眼内圧亢進のある患者[眼内圧亢進が増強する恐れがある]。
    3.心不全・心筋梗塞・狭心症・不整脈(発作性頻拍・刺激伝導障害等)等の心疾患のある患者又は甲状腺機能亢進症の患者[循環器系に影響を及ぼすことがある]。
    4.てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣を起こすことがある]。
    5.躁うつ病患者[躁転、自殺企図が現れることがある]。
    6.脳器質障害又は統合失調症素因のある患者[精神症状を増悪させることがある]。
    7.衝動性が高い併存障害を有する患者[精神症状を増悪させることがある]。
    8.自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者[自殺念慮、自殺企図が現れることがある]。
    9.小児又は高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.うつ症状を呈する患者は希死念慮があり、自殺企図の恐れがあるので、このような患者は投与開始早期並びに投与量を変更する際には患者の状態及び病態の変化を注意深く観察する。
    2.不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病等が現れることが報告されている。また、因果関係は明らかではないが、これらの症状・行動を来した症例において、基礎疾患の悪化又は自殺念慮、自殺企図、他害行為が報告されているので、患者の状態及び病態の変化を注意深く観察するとともに、不安増悪、焦燥増悪、興奮増悪、パニック発作増悪、不眠増悪、易刺激性増悪、敵意増悪、攻撃性増悪、衝動性増悪、アカシジア増悪/精神運動不穏増悪、軽躁増悪、躁病増悪等が観察された場合には、服薬量を増量せず、徐々に減量し、中止するなど適切な処置を行う。
    3.家族等に自殺念慮や自殺企図、興奮、攻撃性、易刺激性等の行動の変化及び基礎疾患悪化が現れるリスク等について十分説明を行い、医師と緊密に連絡を取り合うよう指導する。
    4.自殺目的での過量服用を防ぐため、自殺傾向が認められる患者に処方する場合には、1回分の処方日数を最小限にとどめる。
    5.投与量の急激な減少ないし投与の中止により、嘔気、頭痛、倦怠感、易刺激性、情動不安、睡眠障害等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う。
    6.眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する。
    (相互作用)
    1.併用禁忌:モノアミン酸化酵素阻害剤[発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡等が現れることがあるので、モノアミン酸化酵素阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合には、少なくとも2週間の間隔をおき、また本剤からモノアミン酸化酵素阻害剤に切り替えるときには、2〜3日間の間隔をおくことが望ましい(モノアミン酸化酵素阻害剤は本剤の代謝を阻害し、また本剤は活性アミンの交感神経終末への取り込みを抑制して、受容体の感受性を増強する)]。
    2.併用注意:
    1).抗コリン作用を有する薬剤(フェノチアジン系薬剤、ブチロフェノン系薬剤等)[口渇、便秘、排尿困難、眼内圧亢進等が現れることがある(併用により抗コリン作用が増強される)]。
    2).中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体等)[眠気、脱力感、倦怠感、ふらつきが現れることがある(併用により中枢神経抑制作用が増強される)]。
    3).アルコール[本剤の中枢神経抑制作用が増強することがある(併用により中枢神経抑制作用が増強される)]。
    4).アドレナリン作動薬(アドレナリン、ノルアドレナリン等)[過度の交感神経興奮、重篤な高血圧、異常高熱等が現れることがある(三環系抗うつ剤は交感神経終末へのノルアドレナリンの取り込みを抑制し、作用が増強される)]。
    5).降圧剤(グアネチジン、ベタニジン等)[これらの薬剤の降圧作用が減弱することがある(これらの降圧剤はノルアドレナリンの取り込み機構により、交感神経終末に取り込まれて作用を示すが、本剤は降圧剤の取り込みを抑制すると考えられる)]。
    6).リファンピシン[本剤の作用が減弱することがある(リファンピシンの肝チトクロームP−450誘導作用により、本剤の代謝が促進する)]。
    7).スルファメトキサゾール・トリメトプリム[本剤の作用が減弱することがある(機序は不明である)]。
    8).キニジン[本剤の血中濃度が上昇することがある(キニジンの肝チトクロームP−450CYP2D6阻害作用により、本剤の代謝が抑制される)]。
    9).クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)[クマリン系抗凝血剤の血中濃度半減期が延長することがある(本剤がワルファリンの肝代謝を抑制するとの報告がある)]。
    10).血糖降下剤(インスリン、経口血糖降下剤)[これらの薬剤の血糖降下作用が増強することがある(機序は不明であるが、本剤がインスリン感受性を増強するなどの報告がある)]。
    (高齢者への投与)
    少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する[高齢者では、起立性低血圧、ふらつき、抗コリン作用による口渇、排尿困難、便秘、眼内圧亢進等が現れやすい]。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[三環系抗うつ剤(イミプラミン)では、動物実験(ウサギ)で催奇形性(外形異常)が報告されている]。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない[使用経験がない]。
    (過量投与)
    1.過量投与時の症状:昏睡、錯乱、不安、激越、異常高熱、筋強剛、反射亢進、痙攣、不整脈、伝導障害を示す心電図異常、うっ血性心不全、ショック、嘔吐等が現れる。
    2.過量投与時の処置:特異的な解毒剤は知られていないので、胃洗浄、活性炭の投与を行い、維持療法を実施する。過量投与による呼吸抑制が現れた場合には気道を確保し、呼吸補助を行う。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.海外で実施された大うつ病性障害等の精神疾患を有する患者を対象とした、複数の抗うつ剤の短期プラセボ対照臨床試験の検討結果において、24歳以下の患者では、自殺念慮や自殺企図の発現のリスクが抗うつ剤投与群でプラセボ群と比較して高かった。なお、25歳以上の患者における自殺念慮や自殺企図の発現のリスクの上昇は認められず、65歳以上においてはそのリスクが減少した。
    2.主に50歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において、選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び三環系抗うつ剤を含む抗うつ剤を投与された患者で、骨折のリスクが上昇したとの報告がある。
    (保管上の注意)
    気密容器。

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