日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ノウリアスト錠20mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:イストラデフィリン錠

製薬会社:協和発酵キリン

薬価・規格: 782.4円(20mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

アデノシンA2A受容体拮抗薬詳しく見る

  • 脳内の運動機能を低下させる物質の作用を抑え、パーキンソン病における運動機能低下などを改善する薬
アデノシンA2A受容体拮抗薬の代表的な商品名
  • ノウリアスト

効能・効果詳しく見る

  • パーキンソン病のウェアリングオフ現象の改善

注意すべき副作用詳しく見る

ジスキネジー便秘幻覚不安体重減少傾眠妄想幻視悪心精神障害嘔吐気管支炎肝機能異常胃潰瘍胃炎

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 本剤は、レボドパ含有製剤と併用する
  • イストラデフィリンとして20mgを1日1回経口投与する
    • なお、症状により40mgを1日1回経口投与できる

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 重度肝障害
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用

ジスキネジー便秘幻覚不安体重減少傾眠妄想幻視悪心精神障害

重大な副作用

胃炎胃潰瘍嘔吐肝機能異常気管支炎胸部不快感起立性低血圧激越血圧上昇倦怠感幻聴口渇高血圧挫傷四肢痛姿勢異常失神湿疹消化不良上室性期外収縮上腹部痛食欲減退神経因性膀胱心筋梗塞心室性期外収縮振戦心房細動蕁麻疹睡眠障害頭痛咳嗽譫妄躁病動悸背部痛白血球数減少発疹頻尿腹部膨満不眠症変形性脊椎症歩行障害末梢性浮腫リパーゼ増加浮動性眩暈ジスキネジー血中ブドウ糖増加被害妄想血中ビリルビン増加血中尿素増加血中アミラーゼ増加尿中蛋白陽性胃食道逆流性疾患体位性眩暈尿中ブドウ糖陽性尿中血陽性ジストニー不安障害衝動制御障害血中トリプシン増加体感幻覚うつ悪化抑うつ

上記以外の副作用

γ−GTP増加ALT増加GOT増加AST増加GPT増加血中Al−P増加LDH増加血中CPK増加血中CK増加心電図T波逆転

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 重度肝障害
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 虚血性心疾患
  • 注意
    • ジスキネジー
    • 中等度肝障害
    • CYP3A4を強く阻害する薬剤投与中
  • 投与に際する指示
    • 中等度肝障害
    • CYP3A4を強く阻害する薬剤投与中

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
エリスロマイシン 本剤の作用が増強
フルコナゾール 本剤の作用が増強
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の作用が増強
ミダゾラム 作用が増強
アトルバスタチン 作用が増強
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 作用が増強
エンタカポン ジスキネジーの発現頻度の上昇
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の作用が減弱
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の作用が減弱
P糖蛋白の基質となる薬剤 作用が増強
アトルバスタチン 作用が増強
ジゴキシン 作用が増強
イトラコナゾール 本剤の作用が増強
クラリスロマイシン 本剤の作用が増強
CYP3A4活性を強力に阻害する薬剤 本剤の作用が増強

飲食物との相互作用

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    レボドパ含有製剤で治療中のパーキンソン病におけるウェアリングオフ現象の改善。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    レボドパ含有製剤の投与量及び投与回数の調節を行ってもウェアリングオフ現象が認められる患者に対して使用する。

    用法・用量(添付文書全文)

    本剤は、レボドパ含有製剤と併用する。イストラデフィリンとして20mgを1日1回経口投与する。なお、症状により40mgを1日1回経口投与できる。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.患者のオン時の運動機能の改善を期待する場合、40mgを1日1回経口投与できる。但し、40mgでは、20mgを上回るオフ時間の短縮効果は認められていない。
    2.次の患者では本剤の血中濃度が上昇する恐れがあるため、1日1回20mgを上限とする。
    1).中等度肝障害のある患者では本剤の血中濃度が上昇する恐れがあるため、1日1回20mgを上限とする。
    2).CYP3A4を強く阻害する薬剤投与中の患者では本剤の血中濃度が上昇する恐れがあるため、1日1回20mgを上限とする。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    国内臨床試験において、臨床検査値異常を含む副作用は649例中322例(49.6%)に認められた。主な副作用は、ジスキネジー110例(16.9%)、便秘33例(5.1%)、幻視29例(4.5%)、幻覚21例(3.2%)、傾眠18例(2.8%)、悪心16例(2.5%)、血中CK(CPK)増加13例(2.0%)、体重減少13例(2.0%)等であった[承認時]。
    1.重大な副作用
    幻視(4.5%)、幻覚(3.2%)、妄想(0.8%)、譫妄(0.6%)、不安障害(0.5%)、うつ悪化・抑うつ(0.5%)、被害妄想(0.3%)、幻聴(0.2%)、体感幻覚(0.2%)、躁病(0.2%)、激越(0.2%)、衝動制御障害(0.2%)等の精神障害が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).心臓障害:(0.5〜1%未満)上室性期外収縮、心房細動、動悸、(0.5%未満)心筋梗塞、心室性期外収縮。
    2).胃腸障害:(5%以上)便秘、(1〜5%未満)悪心、胃食道逆流性疾患、(0.5〜1%未満)胃炎、胃潰瘍、消化不良、(0.5%未満)腹部膨満、嘔吐、上腹部痛。
    3).一般・全身障害及び投与部位の状態:(0.5〜1%未満)胸部不快感、(0.5%未満)倦怠感、末梢性浮腫、口渇、歩行障害。
    4).肝胆道系障害:(0.5〜1%未満)肝機能異常。
    5).感染症及び寄生虫症:(0.5%未満)気管支炎。
    6).傷害、中毒及び処置合併症:(0.5〜1%未満)挫傷。
    7).臨床検査:(1〜5%未満)体重減少、血中CK増加(血中CPK増加)、血中トリプシン増加、リパーゼ増加、尿中血陽性、尿中蛋白陽性、(0.5〜1%未満)血中ブドウ糖増加、尿中ブドウ糖陽性、血中尿素増加、血中Al−P増加、血中アミラーゼ増加、AST増加(GOT増加)、ALT増加(GPT増加)、γ−GTP増加、(0.5%未満)LDH増加、血中ビリルビン増加、血圧上昇、心電図T波逆転、白血球数減少。
    8).代謝及び栄養障害:(1〜5%未満)食欲減退。
    9).筋骨格系及び結合組織障害:(0.5〜1%未満)四肢痛、(0.5%未満)背部痛、変形性脊椎症、姿勢異常。
    10).神経系障害:(5%以上)ジスキネジー、(1〜5%未満)傾眠、パーキンソン病増悪、(0.5〜1%未満)体位性眩暈、浮動性眩暈、頭痛、失神、(0.5%未満)ジストニー、振戦。
    11).精神障害:(1〜5%未満)不眠症、(0.5〜1%未満)睡眠障害、(0.5%未満)不安。
    12).腎及び尿路障害:(0.5%未満)頻尿、神経因性膀胱。
    13).呼吸器、胸郭及び縦隔障害:(0.5〜1%未満)咳嗽。
    14).皮膚及び皮下組織障害:(0.5〜1%未満)蕁麻疹、(0.5%未満)湿疹、発疹。
    15).血管障害:(1〜5%未満)起立性低血圧、(0.5%未満)高血圧。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
    3.重度肝障害のある患者[本剤は主に肝臓で代謝されるため、本剤の血中濃度が上昇する可能性があり、また、これらの患者での使用経験はない]。
    (慎重投与)
    1.肝障害のある患者[本剤は主に肝臓で代謝されるため、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある]。
    2.虚血性心疾患のある患者[不整脈が悪化する可能性がある]。
    (重要な基本的注意)
    1.ジスキネジーのある患者では、本剤の投与によりジスキネジー悪化させることがあるため、患者の状態を注意深く観察しながら投与し、ジスキネジーが悪化した場合には必要に応じ、本剤の減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行う。
    2.前兆のない突発的睡眠、睡眠発作、起立性低血圧、傾眠、眩暈、意識消失、失神等が現れることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転、機械の操作、高所作業等、危険を伴う作業に従事させないように注意する。
    3.非臨床試験においてマクロファージを主体とする肺の炎症性変化が認められているため、本剤投与開始後は十分に観察し、息切れ・呼吸困難、乾性咳嗽が発現した場合には、胸部X線検査をはじめとする画像検査や適切な精密検査等を行い、必要に応じて減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行う。
    (相互作用)
    本剤は、主としてCYP1A1、CYP3A4及びCYP3A5で代謝される。また、CYP3A4/5及びP糖蛋白に対して阻害作用を示す。
    併用注意:
    1.CYP3A4を強く阻害する薬剤(イトラコナゾール、クラリスロマイシン等)[ケトコナゾールと本剤40mgを併用した際に、本剤のAUC0−∞は2.47倍に増加し・t1/2は1.87倍に延長し、本剤の作用が増強される可能性があるので、CYP3A4を強く阻害する薬剤と本剤を併用する際には、本剤は1日1回20mgを上限とする(CYP3A4阻害剤との併用により、本剤の代謝が阻害され血中濃度が増加する可能性がある)]。
    2.CYP3A4を阻害する薬剤(エリスロマイシン、フルコナゾール等)[本剤の作用が増強される可能性がある(CYP3A4阻害剤との併用により、本剤の代謝が阻害され血中濃度が増加する可能性がある)]。
    3.CYP3A4を誘導する薬剤(リファンピシン、カルバマゼピン等)、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)[本剤の作用が減弱する可能性がある(CYP3A4誘導剤との併用により、本剤の代謝が促進され血中濃度が低下する可能性がある)]。
    4.CYP3A4の基質となる薬剤(ミダゾラム、アトルバスタチン等)[併用薬剤の作用が増強される可能性がある(本剤との併用により、CYP3A4の基質となる薬剤の代謝が阻害され血中濃度が増加する可能性がある)]。
    5.P糖蛋白の基質となる薬剤(ジゴキシン、アトルバスタチン等)[併用薬剤の作用が増強される可能性がある(本剤との併用により、P糖蛋白が阻害され、P糖蛋白の基質となる薬剤の血中濃度が増加する可能性がある)]。
    6.タバコ(喫煙)[本剤の作用が減弱する可能性がある(喫煙によるCYP1A1及びCYP1A2の誘導により、本剤の代謝が亢進し血中濃度が低下する可能性がある)]。
    7.エンタカポン[エンタカポンとの併用によりジスキネジーの発現頻度の上昇が認められた(機序は不明である)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では一般に生理機能(腎機能、肝機能等)が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[動物実験(ラット又はウサギ)で受胎率低下及び着床率低下、全仔死亡した母動物の増加、催奇形性(骨格変異、骨格異常、小眼球及び欠指)並びに哺乳期の出生仔生存率低値等が認められている。また、本剤とレボドパ・カルビドパを併用した動物実験(ウサギ)では、胎仔生存率低値が認められ、催奇形性(内臓異常、骨格異常、無指、短指又は欠指)を含む胎仔への影響が、本剤単独投与と比較して、併用投与ではより低用量から認められている]。
    2.本剤投与中は授乳を避けさせる[動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されており、また、出生仔生存率低下及び出生仔体重増加量低値が認められている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (過量投与)
    1.徴候、症状:過量投与による急性症状としては、ジスキネジー、幻覚が予想される。
    2.処置:過量投与時、胃洗浄、症状に応じた対症療法を行い、必要に応じて入院下での総合的な支持療法を行う。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.マウス、ラット及びイヌを用いた反復投与毒性試験並びにマウス及びラットを用いたがん原性試験において、臨床曝露量(AUC0−24換算)の3倍程度に相当する用量(ラットがん原性試験の30mg/kg/日及びイヌ4週間の100mg/kg/日)から、マクロファージを主体とする肺の炎症性変化(肺胞腔内へのマクロファージ/泡沫状マクロファージ/組織球/泡沫状組織球の発現、集簇又は増加並びにこれらの変化と関連した肺炎)が認められ、これらの変化は休薬により回復性を示した。また、ラットを用いた高用量短期反復投与毒性試験(2000mg/kg/日の4週間)及びがん原性試験(100mg/kg/日)では、肺の変化の増悪による死亡が認められている。
    2.アカゲザルを用いた静脈内自己投与による強化効果の検討試験において、強化効果が陽性であった。
    3.ラットを用いた13週間以上の反復投与毒性試験及びがん原性試験において、臨床曝露量(AUC0−24換算)の3倍程度の曝露量に相当する用量(がん原性試験の30mg/kg/日)から脳の細動脈壁及び毛細血管壁における鉱質沈着が認められている。
    4.ヘアレスラットを用いた光毒性試験において、多量のUVA照射(400mg/kg単回投与時は30J/c岼幣綉擇啼瑛冦未7日間反復投与時は20J/c岼幣紂砲砲茲蠏敕戮糧乕羚犯暖娠が認められている。
    (取扱い上の注意)
    本剤は光安定性の確保のためフィルムコーティングを施しているので、粉砕して使用しない。

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