日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

トリモール細粒2%基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ピロヘプチン塩酸塩細粒

製薬会社:長生堂製薬

薬価・規格: 42.7円(2%1g) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

抗コリン薬(パーキンソン病治療薬)詳しく見る

  • 抗コリン作用により、脳内のドパミン作用を強め、パーキンソン病における手足の震えなどの症状を改善する薬
抗コリン薬(パーキンソン病治療薬)の代表的な商品名
  • アキネトン タスモリン
  • アーテン

効能・効果詳しく見る

  • パーキンソン症候群

注意すべき副作用詳しく見る

口渇嘔吐悪心譫妄食欲不振倦怠感眩暈眼調節障害胃部不快感過敏症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1日量として0.3〜0.6gを1日3回に分けて食後に経口投与する
    • なお、年齢、症状に応じて適宜増減する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 重症筋無力症
    • 前立腺肥大
    • 尿路に閉塞性疾患
    • 緑内障

副作用

主な副作用

口渇嘔吐悪心譫妄食欲不振

重大な副作用

胃部不快感過敏症眼調節障害眩暈倦怠感口渇頭痛譫妄そう痒感脱力感眠気排尿困難発疹鼻閉不眠便秘

上記以外の副作用

意識障害嚥下困難眼瞼浮腫血圧変動腎機能低下熱感排尿困難発汗白血球増加発熱頻脈不随意運動便秘ミオグロビン尿無動緘黙悪性症候群強度筋強剛

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 重症筋無力症
    • 前立腺肥大
    • 尿路に閉塞性疾患
    • 緑内障
  • 慎重投与
    • 胃腸管に閉塞性疾患
    • 過敏症
    • 肝障害
    • 腎障害
    • 頻拍傾向
    • 不整脈
    • 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
    • 脱水を伴う身体的疲弊

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
    • 幼児・乳児
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
抗精神病薬 腎機能低下
抗うつ剤 腎機能低下
ドパミン作動系抗パーキンソン病薬 腎機能低下
三環系抗うつ剤 悪心
抗コリン作用を有する薬剤 悪心
フェノチアジン系薬剤 悪心
ノルアドレナリン遊離抑制作用を有する血圧降下剤 作用を減弱させ降圧効果が低下
グアネチジン 作用を減弱させ降圧効果が低下
フェノチアジン系薬剤 眠気
モノアミン酸化酵素阻害剤 眠気
三環系抗うつ剤 眠気
中枢抑制剤 眠気
バルビツール酸誘導体 眠気

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    パーキンソン症候群。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    抗パーキンソン剤はフェノチアジン系薬剤、レセルピン誘導体等による口周部等の不随意運動(遅発性ジスキネジー)を通常軽減しない(場合によってはこのような症状を増悪顕性化させることがあるので注意する)。

    用法・用量(添付文書全文)

    1日量として0.3〜0.6gを1日3回に分けて食後に経口投与する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    総症例2,269例中、164例(7.2%)に副作用が認められ、主な副作用は口渇82件(3.6%)、食欲不振38件(1.7%)、悪心・嘔吐28件(1.2%)であった(年次報告終了時:1978年12月)。
    1.重大な副作用(類薬)
    悪性症候群(Syndrome malin):他の抗パーキンソン剤(ビペリデン等)で、抗精神病薬との併用、抗うつ剤との併用及びドパミン作動系抗パーキンソン剤との併用において、他の抗パーキンソン剤(ビペリデン等)及び併用薬の減量又は中止により、発熱、無動緘黙、意識障害、強度筋強剛、不随意運動、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗等が現れることが報告されているので、このような症状が現れた場合には、体冷却、水分補給などの全身管理及び本剤の投与量をいったん元に戻した後慎重に漸減する等の適切な処置を行う(本症発症時には、白血球増加や血清CK上昇(血清CPK上昇)が現れることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下が現れることがある)。
    2.その他の副作用
    1).精神神経系:(0.1〜5%未満)譫妄、眠気、眩暈、頭痛、倦怠感、不眠、脱力感[譫妄が現れた場合には、減量又は休薬するなど適切な処置を行う]。
    2).消化器:(0.1〜5%未満)口渇、悪心・嘔吐、便秘、食欲不振、胃部不快感。
    3).泌尿器:(0.1〜5%未満)排尿困難。
    4).過敏症:(0.1〜5%未満)発疹、そう痒感[このような症状が現れた場合には、投与を中止する]。
    5).眼:(0.1〜5%未満)眼調節障害。
    6).肝臓:(0.1%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)[投与中は定期的に肝機能検査を行うことが望ましい]。
    7).その他:(0.1〜5%未満)鼻閉、(0.1%未満)熱感、眼瞼浮腫。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.緑内障の患者[抗コリン作用のため、眼圧が上昇し、症状を悪化させる恐れがある]。
    2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    3.重症筋無力症の患者[抗コリン作用のため、筋緊張の低下がみられ、症状を悪化させる恐れがある]。
    4.前立腺肥大等尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用のため、排尿筋の弛緩と膀胱括約筋の収縮がみられ、排尿障害を悪化させる恐れがある]。
    (慎重投与)
    1.不整脈又は頻拍傾向のある患者[抗コリン作用のため、心機能亢進を来し症状を悪化させる恐れがある]。
    2.肝障害又は腎障害のある患者[代謝・排泄機能が低下しているため、副作用が起こりやすい]。
    3.高齢者。
    4.高温環境にある患者[抗コリン作用のため発汗抑制が起こりやすい]。
    5.三環系抗うつ剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
    6.胃腸管に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用のため、消化管の緊張を低下させ症状を悪化させる恐れがある]。
    7.脱水を伴う身体的疲弊・栄養不良状態を伴う身体的疲弊等のある患者[悪性症候群(Syndrome malin)が起こりやすい]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の投与は、少量から開始し、観察を十分に行い慎重に維持量まで増量する。また、他剤から本剤に切り替える場合には、他剤を徐々に減量しながら本剤を増量するのが原則である。
    2.本剤投与中は定期的に隅角検査及び眼圧検査を行うことが望ましい。
    3.眠気、視調節障害及び注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.抗コリン作用を有する薬剤(フェノチアジン系薬剤、三環系抗うつ剤等)[腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは腹部の弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行する恐れがあるので、腸管麻痺が現れた場合には投与を中止する(なお、この悪心・嘔吐は、フェノチアジン系化合物等の制吐作用により不顕性化することもあるので注意する)(本剤及びこれらの薬剤は抗コリン作用を有するため、併用により相互に抗コリン作用を増強させる)]。
    2.中枢神経抑制剤(フェノチアジン系薬剤、三環系抗うつ剤、モノアミン酸化酵素阻害剤、バルビツール酸誘導体等)[眠気、精神運動機能低下、精神錯乱等が現れる恐れがある(本剤及びこれらの薬剤は中枢神経抑制作用を有するため、併用により相互に中枢神経抑制作用を増強させる)]。
    3.ノルアドレナリン遊離抑制作用を有する血圧降下剤(グアネチジン等)[本剤がグアネチジンの作用を減弱させ降圧効果が低下する恐れがある(本剤が、アドレナリン作動性ニューロンへのグアネチジンの取り込みを抑制し、グアネチジンの作用を減弱させる可能性がある)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では、譫妄、不安等の精神症状及び抗コリン作用による口渇、排尿困難、便秘等が現れやすいので慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中及び授乳中の投与に関する安全性は確立していない]。
    (小児等への投与)
    小児等に対しては治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)]。
    (保管上の注意)
    遮光、気密容器。

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