基本情報

薬効分類

アセトアミノフェン製剤詳しく見る

  • 脳の体温調節中枢や中枢神経などに作用して熱を下げたり、痛みを抑えたりする薬
アセトアミノフェン製剤の代表的な商品名
  • カロナール
  • コカール
  • アンヒバ アルピニー
  • トラムセット
  • SG配合顆粒

オピオイド鎮痛薬(非麻薬)詳しく見る

  • 鎮痛作用などに関与するオピオイド受容体に作用することで強い鎮痛作用をあらわす薬
オピオイド鎮痛薬(非麻薬)の代表的な商品名
  • トラマール
  • ワントラム
  • トラムセット配合錠
  • ノルスパン
  • レペタン
  • ソセゴン ペンタジン ペルタゾン

効能・効果詳しく見る

  • 抜歯後の疼痛の鎮痛
  • 非がん性慢性疼痛の鎮痛

注意すべき副作用詳しく見る

便秘傾眠呼吸困難嘔吐悪心浮動性眩暈浮腫発疹頭痛不安不眠症幻覚意識消失振戦異常感痙攣発熱皮膚そう痒症耳鳴肝機能検査異常胃不快感胃腸障害錯感覚アナフィラキシー胃潰瘍胃炎転倒

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.非がん性慢性疼痛:1回1錠、1日4回経口投与する
  • 投与間隔は4時間以上空ける
    • なお、症状に応じて適宜増減するが、1回2錠、1日8錠を超えて投与しない
    • また、空腹時の投与は避けることが望ましい
  • 2.抜歯後の疼痛:1回2錠を経口投与する
    • なお、追加投与する場合には、投与間隔を4時間以上空け、1回2錠、1日8錠を超えて投与しない
    • また、空腹時の投与は避けることが望ましい

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • アスピリン喘息
    • 過敏症
    • 重篤な肝障害
    • 重篤な心機能不全
    • 重篤な腎障害
    • 消化性潰瘍
    • 重篤な血液異常
    • 治療により十分な管理がされていないてんかん
    • アルコールによる急性中毒
    • オピオイド鎮痛剤による急性中毒
    • 向精神薬による急性中毒
    • 睡眠剤による急性中毒
    • 鎮痛剤による急性中毒
    • 非ステロイド製剤による喘息発作
    • モノアミン酸化酵素阻害剤投与中又は投与中止後14日以内
    • 18歳未満の重篤な肺疾患
    • 18歳未満の肥満
    • 18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・乳児
    • 授乳婦
  • 年齢や性別に応じた注意事項
    • 12歳未満の小児(0歳〜11歳)
    • 18歳未満の肥満(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の重篤な肺疾患(0歳〜17歳)

副作用

主な副作用

便秘傾眠呼吸困難嘔吐悪心浮動性眩暈浮腫発疹頭痛不安不眠症幻覚意識消失振戦異常感痙攣発熱皮膚そう痒症耳鳴肝機能検査異常胃不快感胃腸障害錯感覚

重大な副作用

転倒悪心アナフィラキシー胃炎胃潰瘍黄疸嘔吐悪寒顆粒球減少症肝機能障害間質性腎炎間質性肺炎逆流性食道炎急性腎障害胸部不快感筋緊張亢進劇症肝炎下痢幻覚倦怠感口渇高血圧高脂血症口唇炎口内炎口内乾燥呼吸抑制鼓腸嗄声視覚異常消化不良上部消化管出血食欲不振ショック腎盂腎炎神経過敏振戦喘息発作体重減少多汗症低血圧低血糖症動悸尿閉排尿困難発熱皮膚粘膜眼症候群冷汗貧血不安腹痛腹部膨満不眠症ヘモグロビン減少片頭痛便秘ほてり味覚異常耳鳴無力症メレナ薬物乱用錯感覚白血球数増加血小板数増加感覚鈍麻回転性眩暈血中ブドウ糖増加アルブミン尿血中クレアチニン増加血中トリグリセリド増加血中尿素増加注意力障害血中ビリルビン増加中毒性表皮壊死融解症好中球百分率増加血中尿酸増加尿中蛋白陽性好酸球数増加血中クレアチニン減少尿中ブドウ糖陽性耳不快感尿中血陽性急性汎発性発疹性膿疱症転落筋不随意運動

上記以外の副作用

悪夢胃腸症状運動失調運動過多運動障害嚥下障害胸痛起立性低血圧激越血管浮腫倦怠感健忘昏迷錯乱散瞳失神縮瞳食欲不振蕁麻疹咳嗽舌浮腫喘鳴譫妄退薬症候耐性多幸症インポテンス疲労頻脈不整脈乏尿薬物依存離人症異常思考肺音異常パニック発作会話障害血中CPK増加身体的依存精神的依存第4脳神経麻痺離脱症候群うつ病

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • アスピリン喘息
    • 過敏症
    • 重篤な肝障害
    • 重篤な心機能不全
    • 重篤な腎障害
    • 消化性潰瘍
    • 重篤な血液異常
    • 治療により十分な管理がされていないてんかん
    • アルコールによる急性中毒
    • オピオイド鎮痛剤による急性中毒
    • 向精神薬による急性中毒
    • 睡眠剤による急性中毒
    • 鎮痛剤による急性中毒
    • 非ステロイド製剤による喘息発作
    • モノアミン酸化酵素阻害剤投与中又は投与中止後14日以内
    • 18歳未満の重篤な肺疾患
    • 18歳未満の肥満
    • 18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
  • 慎重投与
    • 過敏症
    • 肝障害
    • 気管支喘息
    • 痙攣性疾患
    • 血液異常
    • 呼吸抑制
    • 出血傾向
    • 消化性潰瘍
    • ショック状態
    • 心機能異常
    • 腎障害
    • 代謝異常
    • 脱水症状
    • てんかん
    • 頭部外傷
    • 脳器質的障害
    • 薬物依存傾向
    • 薬物乱用
    • 薬物離脱症状
    • アルコール多量常飲
    • グルタチオン欠乏
    • オピオイド鎮痛剤投与中
    • 中枢性感染症
    • 痙攣発作の危険因子を有する
    • アルコール離脱症状
  • 注意
    • 遺伝的にCYP2D6の活性が過剰
    • 18歳未満の肥満
    • 18歳未満の重篤な肺疾患
    • 18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
  • 投与に際する指示
    • 薬物依存傾向
    • 薬物乱用

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・乳児
  • 原則禁止
    • 授乳婦
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・乳児

年齢や性別に応じた注意事項

  • 禁止
    • 12歳未満の小児(0歳〜11歳)
    • 18歳未満の肥満(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の重篤な肺疾患(0歳〜17歳)
  • 相対禁止
    • 新生児(0日〜27日)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 12歳未満の小児(0歳〜11歳)
    • 18歳未満の肥満(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の重篤な肺疾患(0歳〜17歳)
    • 長期投与されている女性

相互作用

飲食物との相互作用

  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    非オピオイド鎮痛剤で治療困難な次記疾患における鎮痛:非がん性慢性疼痛、抜歯後の疼痛。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    慢性疼痛患者においては、慢性疼痛の原因となる器質的病変、心理的・社会的要因、依存リスクを含めた包括的な診断を行い、本剤の投与の適否を慎重に判断する。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.非がん性慢性疼痛:1回1錠、1日4回経口投与する。投与間隔は4時間以上空ける。なお、症状に応じて適宜増減するが、1回2錠、1日8錠を超えて投与しない。また、空腹時の投与は避けることが望ましい。
    2.抜歯後の疼痛:1回2錠を経口投与する。なお、追加投与する場合には、投与間隔を4時間以上空け、1回2錠、1日8錠を超えて投与しない。また、空腹時の投与は避けることが望ましい。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.投与の継続:慢性疼痛患者において、本剤投与開始後4週間を経過してもなお期待する効果が得られない場合は、他の適切な治療への変更を検討し、また、定期的に症状及び効果を確認し、投与の継続の必要性について検討する。
    2.投与の中止:慢性疼痛患者において、本剤の投与を必要としなくなった場合は、退薬症候の発現を防ぐために徐々に減量する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    慢性疼痛及び抜歯後疼痛を有する患者を対象に実施した国内臨床試験における安全性評価対象症例599例中486例(81.1%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主なものは、悪心248例(41.4%)、嘔吐157例(26.2%)、傾眠155例(25.9%)、便秘127例(21.2%)、浮動性眩暈113例(18.9%)であった(承認時)。
    1.重大な副作用
    1).ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、喘鳴、血管浮腫、蕁麻疹等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).痙攣(0.2%):痙攣が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).意識消失(0.2%):意識消失が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).依存性(頻度不明):長期使用時に、耐性、精神的依存及び身体的依存が生じることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止する。本剤の中止又は減量時において、激越、不安、神経過敏、不眠症、運動過多、振戦、胃腸症状、パニック発作、幻覚、錯感覚、耳鳴等の退薬症候が生じることがあるので、適切な処置を行う。また、薬物乱用又は薬物依存傾向のある患者では、厳重な医師の管理下に、短期間に限って投与する。
    5).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    6).間質性肺炎(頻度不明):間質性肺炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音異常等が認められた場合には、速やかに胸部X線、速やかに胸部CT、速やかに血清マーカー等の検査を実施し、異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    7).間質性腎炎、急性腎障害(頻度不明):間質性腎炎、急性腎障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    8).喘息発作の誘発(頻度不明):喘息発作を誘発することがある。
    9).劇症肝炎、肝機能障害、黄疸(頻度不明):劇症肝炎、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    10).顆粒球減少症(頻度不明):顆粒球減少症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    11).呼吸抑制(頻度不明):呼吸抑制が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).感染症及び寄生虫症:(1%未満)腎盂腎炎。
    2).血液及びリンパ系障害:(1%以上5%未満)貧血。
    3).代謝及び栄養障害:(1%以上5%未満)食欲不振、(1%未満)高脂血症、低血糖症。
    4).精神障害:(1%以上5%未満)不眠症、(1%未満)不安、幻覚、(頻度不明)錯乱、多幸症、神経過敏、健忘、離人症、うつ病、薬物乱用、インポテンス、悪夢、異常思考、譫妄。
    5).神経系障害:(5%以上)傾眠(25.9%)、浮動性眩暈(18.9%)、頭痛、(1%以上5%未満)味覚異常、(1%未満)筋緊張亢進、感覚鈍麻、錯感覚、注意力障害、振戦、筋不随意運動、第4脳神経麻痺、片頭痛、(頻度不明)運動失調、昏迷、会話障害、運動障害。
    6).眼障害:(1%未満)視覚異常、(頻度不明)縮瞳、散瞳。
    7).耳及び迷路障害:(1%未満)耳不快感、耳鳴、回転性眩暈。
    8).心臓障害:(1%未満)動悸、(頻度不明)不整脈、頻脈。
    9).血管障害:(1%以上5%未満)高血圧、ほてり、(頻度不明)低血圧、起立性低血圧。
    10).呼吸器、胸郭及び縦隔障害:(1%未満)呼吸困難、嗄声。
    11).胃腸障害:(5%以上)悪心(41.4%)、嘔吐(26.2%)、便秘(21.2%)、胃不快感、(1%以上5%未満)腹痛、下痢、口内炎、口内乾燥、消化不良、胃炎、(1%未満)逆流性食道炎、口唇炎、胃腸障害、腹部膨満、胃潰瘍、鼓腸、メレナ、上部消化管出血、(頻度不明)嚥下障害、舌浮腫。
    12).肝胆道系障害:(5%以上)肝機能検査異常。
    13).皮膚及び皮下組織障害:(5%以上)皮膚そう痒症、(1%以上5%未満)発疹、多汗症、冷汗。
    14).腎及び尿路障害:(1%以上5%未満)排尿困難、(1%未満)アルブミン尿、尿閉、(頻度不明)乏尿。
    15).全身障害及び投与局所様態:(5%以上)異常感、(1%以上5%未満)口渇、倦怠感、発熱、浮腫、(1%未満)胸部不快感、無力症、悪寒、(頻度不明)疲労、胸痛、失神、離脱症候群。
    16).臨床検査:(1%以上5%未満)体重減少、血中CPK増加、血中尿素増加、血中トリグリセリド増加、血中ビリルビン増加、尿中血陽性、尿中ブドウ糖陽性、(1%未満)好酸球数増加、白血球数増加、ヘモグロビン減少、尿中蛋白陽性、血中クレアチニン増加、血中ブドウ糖増加、血小板数増加、血中クレアチニン減少、血中尿酸増加、好中球百分率増加。
    17).傷害、中毒及び処置合併症:(1%未満)転倒・転落。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤により重篤な肝障害が発現する恐れがあることに注意し、アセトアミノフェンの1日総量が1500mgを超す高用量で長期投与する場合には、定期的に肝機能等を確認するなど、慎重に投与する。
    2.本剤とトラマドールを含む他の薬剤<一般用医薬品を含む>又はアセトアミノフェンを含む他の薬剤<一般用医薬品を含む>との併用により、過量投与に至る恐れがあることから、これらの薬剤との併用を避ける。
    (禁忌)
    1.アルコールによる急性中毒、睡眠剤による急性中毒、鎮痛剤による急性中毒、オピオイド鎮痛剤による急性中毒又は向精神薬による急性中毒患者[中枢神経抑制及び呼吸抑制を悪化させる恐れがある]。
    2.モノアミン酸化酵素阻害剤投与中又は投与中止後14日以内の患者。
    3.治療により十分な管理がされていないてんかん患者[症状が悪化する恐れがある]。
    4.消化性潰瘍のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
    5.重篤な血液異常のある患者[重篤な転帰をとる恐れがある]。
    6.重篤な肝障害のある患者[重篤な転帰をとる恐れがある]。
    7.重篤な腎障害のある患者[重篤な転帰をとる恐れがある]。
    8.重篤な心機能不全のある患者[循環系のバランスが損なわれ、心不全が増悪する恐れがある]。
    9.アスピリン喘息(非ステロイド製剤による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられる]。
    10.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.オピオイド鎮痛剤投与中の患者[痙攣閾値の低下や呼吸抑制の増強を来す恐れがある]。
    2.てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者、あるいは痙攣発作の危険因子を有する患者(頭部外傷、代謝異常、アルコール離脱症状又は薬物離脱症状、中枢性感染症等)[痙攣発作を誘発することがあるので、本剤投与中は観察を十分に行う]。
    3.呼吸抑制状態にある患者[呼吸抑制を増強する恐れがある]。
    4.脳器質的障害のある患者[呼吸抑制や頭蓋内圧上昇を来す恐れがある]。
    5.薬物乱用又は薬物依存傾向のある患者[依存性を生じやすい]。
    6.オピオイド鎮痛剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
    7.ショック状態にある患者[循環不全や呼吸抑制を増強する恐れがある]。
    8.肝障害又は腎障害、あるいはそれらの既往歴のある患者[肝機能又は腎機能が悪化する恐れがあり、また、高い血中濃度が持続し、作用及び副作用が増強する恐れがある]。
    9.消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍の再発を促進する恐れがある]。
    10.血液異常又はその既往歴のある患者[血液障害を起こす恐れがある]。
    11.出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがある]。
    12.心機能異常のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
    13.気管支喘息のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
    14.アルコール多量常飲者[肝障害が現れやすくなる]。
    15.絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏、脱水症状のある患者[肝障害が現れやすくなる]。
    16.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤は、1錠中にトラマドール塩酸塩(37.5mg)及びアセトアミノフェン(325mg)を含む配合剤であり、トラマドールとアセトアミノフェン双方の副作用が発現する恐れがあるため、適切に本剤の使用を検討する。
    2.連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与する。
    3.悪心、嘔吐、便秘等の症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、悪心・嘔吐に対する対策として制吐剤の併用を、便秘に対する対策として緩下剤の併用を考慮するなど、適切な処置を行う。
    4.眠気、眩暈、意識消失が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意し、なお、意識消失により自動車事故に至った例も報告されている。
    5.感染症を不顕性化する恐れがあるので、観察を十分に行う。
    6.重篤な肝障害が発現する恐れがあるので注意し、アセトアミノフェンの1日総量が1500mgを超す高用量で長期投与する場合には定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察し、高用量でなくとも長期投与する場合にあっては定期的に肝機能検査を行うことが望ましい(また、高用量で投与する場合などは特に患者の状態を十分に観察するとともに、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な措置を講じる)。
    7.鎮痛剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意する。
    8.重篤な呼吸抑制が現れる恐れがあるので、12歳未満の小児には投与しない。
    9.重篤な呼吸抑制のリスクが増加する恐れがあるので、18歳未満の肥満、18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は18歳未満の重篤な肺疾患を有する患者には投与しない。
    (相互作用)
    トラマドールは、主に薬物代謝酵素(CYP2D6及びCYP3A4)によって代謝される。
    1.併用禁忌:モノアミン酸化酵素阻害剤<リネゾリド・イソニアジド以外>(セレギリン塩酸塩<エフピー>)[外国において、セロトニン症候群(錯乱、激越、発熱、発汗、運動失調、反射異常亢進、ミオクローヌス、下痢等)を含む中枢神経系の重篤な副作用<攻撃的行動・固縮・痙攣・昏睡・頭痛>、呼吸器系の重篤な副作用<呼吸抑制>及び心血管系の重篤な副作用<低血圧・高血圧>が報告されているので、モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中及び投与中止後14日以内の患者には投与しない(また、本剤投与中止後にモノアミン酸化酵素阻害剤の投与を開始する場合には、2〜3日間の間隔を空けることが望ましい)(相加的に作用が増強され、また、中枢神経のセロトニンが蓄積すると考えられる)]。
    2.併用注意:
    1).オピオイド鎮痛剤[痙攣閾値の低下や呼吸抑制の増強を来す恐れがある(中枢神経抑制作用が相加的に増強されると考えられる)]。
    2).中枢神経抑制剤(フェノチアジン系薬剤、催眠鎮静剤等)[痙攣閾値の低下や呼吸抑制の増強を来す恐れがある(中枢神経抑制作用が相加的に増強されると考えられる)]。
    3).三環系抗うつ剤、セロトニン作用薬(選択的セロトニン再取り込み阻害剤<SSRI>等)[セロトニン症候群(錯乱、激越、発熱、発汗、運動失調、反射異常亢進、ミオクローヌス、下痢等)が現れる恐れがあり、また、痙攣発作の危険性を増大させる恐れがある(相加的に作用が増強され、また、中枢神経のセロトニンが蓄積すると考えられる)]。
    4).リネゾリド[セロトニン症候群(錯乱、激越、発熱、発汗、運動失調、反射異常亢進、ミオクローヌス、下痢等)が現れる恐れがあり、また、痙攣発作の危険性を増大させる恐れがある(リネゾリドの非選択的、可逆的モノアミン酸化酵素阻害作用により、相加的に作用が増強され、また、中枢神経のセロトニンが蓄積すると考えられる)]。
    5).カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、リファンピシン、イソニアジド:
    (1).カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、リファンピシン、イソニアジド[トラマドールの血中濃度が低下し作用が減弱する可能性がある(これらの薬剤の肝代謝酵素誘導作用により、トラマドールの代謝が促進される)]。
    (2).カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、リファンピシン、イソニアジド[これらの薬剤の長期連用者では肝代謝酵素が誘導され、アセトアミノフェン代謝物による肝障害を生じやすくなるとの報告がある(アセトアミノフェンから肝毒性を持つN−アセチル−p−ベンゾキノンイミンへの代謝が促進される)]。
    6).アルコール(飲酒):
    (1).アルコール(飲酒)[呼吸抑制が生じる恐れがある(相加的に作用が増強されると考えられる)]。
    (2).アルコール(飲酒)[アルコール多量常飲者がアセトアミノフェンを服用したところ肝不全を起こしたとの報告がある(アルコール常飲によるCYP2E1の誘導により、アセトアミノフェンから肝毒性を持つN−アセチル−p−ベンゾキノンイミンへの代謝が促進される)]。
    7).キニジン[相互に作用が増強する恐れがある(機序不明)]。
    8).クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)[出血を伴うプロトロンビン時間の延長等のクマリン系抗凝血剤の作用を増強することがある(機序不明)]。
    9).ジゴキシン[ジゴキシン中毒が発現したとの報告がある(機序不明)]。
    10).オンダンセトロン塩酸塩水和物[本剤の鎮痛作用を減弱させる恐れがある(本剤の中枢におけるセロトニン作用が抑制されると考えられる)]。
    11).ブプレノルフィン、ペンタゾシン等[本剤の鎮痛作用を減弱させる恐れがあり、また、退薬症候を起こす恐れがある(本剤が作用するμ−オピオイド受容体の部分アゴニストであるため)]。
    12).エチニルエストラジオール含有製剤:
    (1).エチニルエストラジオール含有製剤[アセトアミノフェンの血中濃度が低下する恐れがある(エチニルエストラジオールは肝におけるアセトアミノフェンのグルクロン酸抱合を促進すると考えられる)]。
    (2).エチニルエストラジオール含有製剤[エチニルエストラジオールの血中濃度が上昇する恐れがある(アセトアミノフェンはエチニルエストラジオールの硫酸抱合を阻害すると考えられる)]。
    (高齢者への投与)
    一般的に高齢者では生理機能が低下していることが多く、代謝・排泄が遅延し副作用が現れやすいので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない(トラマドールは胎盤関門を通過し、新生児に痙攣発作、身体的依存及び退薬症候、並びに胎児死亡及び死産が報告されており、また、動物実験で、トラマドールは器官形成に影響、骨化に影響及び出生仔生存に影響を及ぼすことが報告されている)]。
    2.妊娠後期の婦人へのアセトアミノフェンの投与により胎児動脈管収縮を起こすことがある。
    3.アセトアミノフェンは妊娠後期のラットで軽度の胎仔動脈管収縮を起こすことが報告されている。
    4.授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には、授乳を中止する[トラマドールは、乳汁中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    1.12歳未満の小児には投与しない[海外において、12歳未満の小児で死亡を含む重篤な呼吸抑制のリスクが高いとの報告がある]。
    2.12歳以上の小児における安全性は確立していない。
    (過量投与)
    1.徴候、症状:トラマドールの過量投与による重篤な症状は、呼吸抑制、嗜眠、昏睡、痙攣発作、心停止である。アセトアミノフェンの大量投与により、肝毒性の恐れがある。
    また、アセトアミノフェンの過量投与時に肝臓壊死・腎臓壊死・心筋壊死が起こったとの報告がある。過量投与による主な症状は、胃腸過敏症、食欲不振、悪心、嘔吐、倦怠感、蒼白、発汗等である。
    2.処置:過量投与時の緊急処置として、気道を確保し、症状に応じた呼吸管理と循環の管理を行い、必要に応じて活性炭の投与等適切な処置を行う。トラマドールの過量投与による呼吸抑制等の症状が疑われる場合には、ナロキソンが有効な場合があるが、痙攣発作を誘発する恐れがあり、また、トラマドールは透析によりほとんど除去されない。アセトアミノフェンの過量投与による症状が疑われる場合には、アセチルシステインの投与を考慮する。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:
    1.PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    2.小児の手の届かない所に保管するよう指導する。
    (その他の注意)
    1.アセトアミノフェンの類似化合物(フェナセチン)の長期投与により、血色素異常を起こすことがある。
    2.腎盂腫瘍及び膀胱腫瘍の患者を調査したところ、類似化合物(フェナセチン)製剤を長期・大量に使用(例:総服用量1.5〜27kg、服用期間4〜30年)していた人が多いとの報告がある。また、類似化合物(フェナセチン)の長期・大量投与した動物実験で、腫瘍発生が認められたとの報告がある。
    3.非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期投与されている女性において、一時的不妊が認められたとの報告がある。
    4.遺伝的にCYP2D6の活性が過剰であることが判明している患者(Ultra−rapid Metabolizer)では、トラマドールの活性代謝物の血中濃度が上昇し、呼吸抑制等の副作用が発現しやすくなる恐れがある。

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