日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

イノベロン錠100mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ルフィナミド錠

製薬会社:エーザイ

薬価・規格: 82円(100mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

ルフィナミド詳しく見る

  • 中枢神経に作用し過剰な神経の興奮を抑える作用などにより、急に全身が突っ張る様な(強直)発作や脱力発作を抑える薬
ルフィナミドの代表的な商品名
  • イノベロン

効能・効果詳しく見る

  • Lennox−Gastaut症候群の脱力発作
  • Lennox−Gastaut症候群の強直発作

注意すべき副作用詳しく見る

過敏症便秘傾眠嘔吐発疹頭痛食欲減退体重減少悪心浮動性眩暈激越痙攣発熱運動失調

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.4歳以上の小児:1).体重15.0〜30.0kgの場合:ルフィナミドとして、最初の2日間は1日200mgを1日2回に分けて食後に経口投与し、その後は2日ごとに1日用量として200mg以下ずつ漸増する
  • 維持用量は1日1000mgとし、1日2回に分けて食後に経口投与する
    • なお、症状により、1日1000mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は2日以上の間隔をあけて1日用量として200mg以下ずつ行う
  • 2).体重30.1kg以上の場合:成人の用法・用量に従う
  • 2.成人:ルフィナミドとして、最初の2日間は1日400mgを1日2回に分けて食後に経口投与し、その後は2日ごとに1日用量として400mg以下ずつ漸増する
  • 維持用量は体重30.1〜50.0kgの患者には1日1800mg、体重50.1〜70.0kgの患者には1日2400mg、体重70.1kg以上の患者には1日3200mgとし、1日2回に分けて食後に経口投与する
    • なお、症状により維持用量を超えない範囲で適宜増減するが、増量は2日以上の間隔をあけて1日用量として400mg以下ずつ行う
  • <参考>1.4歳以上の小児:体重15.0〜30.0kg;1・2日目200mg/日、3日目以降2日間毎に200mg以下ずつ漸増する、維持用量1000mg/日
  • 2.4歳以上の小児及び成人:体重30.1〜50.0kg;1・2日目400mg/日、3日目以降2日間毎に400mg以下ずつ漸増する、維持用量1800mg/日
  • 3.4歳以上の小児及び成人:体重50.1〜70.0kg;1・2日目400mg/日、3日目以降2日間毎に400mg以下ずつ漸増する、維持用量2400mg/日
  • 4.4歳以上の小児及び成人:体重70.1kg以上;1・2日目400mg/日、3日目以降2日間毎に400mg以下ずつ漸増する、維持用量3200mg/日

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 授乳婦

副作用

主な副作用

過敏症便秘傾眠嘔吐発疹頭痛食欲減退体重減少悪心浮動性眩暈激越

重大な副作用

運動失調痙攣発疹発熱皮膚粘膜眼症候群精神運動亢進

上記以外の副作用

咽頭痛肝機能障害攻撃性好酸球増多紅斑自殺念慮自殺企図嗜眠水疱白血球増加糜爛疲労複視霧視眼充血リンパ節腫脹異型リンパ球出現遅発性の重篤な過敏症状薬剤性過敏症症候群臓器障害

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 相対禁止
    • 重度肝機能障害
    • 先天性QT短縮症候群
  • 慎重投与
    • 肝機能障害
    • 発疹
    • 他の抗てんかん薬に対しアレルギー
    • 先天性QT短縮症候群
  • 注意
    • 重度肝機能障害
    • 先天性QT短縮症候群
  • 投与に際する指示
    • 重度肝機能障害

患者の属性に応じた注意事項

  • 原則禁止
    • 授乳婦
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 幼児・乳児
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 体重30.0kg未満

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
バルプロ酸 本剤の血中濃度が上昇
フェニトイン 血中濃度を上昇
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 代謝を促進し作用を減弱
CYP3A酵素で代謝を受ける薬剤 代謝を促進し作用を減弱
ゾニサミド 代謝を促進し作用を減弱
トリアゾラム 代謝を促進し作用を減弱
クロバザム 代謝を促進し作用を減弱
カルバマゼピン 代謝を促進し作用を減弱
トピラマート 代謝を促進し作用を減弱
エトスクシミド 代謝を促進し作用を減弱
経口避妊薬 代謝を促進し作用を減弱
ノルエチステロン・エチニルエストラジオール 代謝を促進し作用を減弱
プリミドン 本剤の血中濃度が低下
フェノバルビタール 本剤の血中濃度が低下
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないLennox−Gastaut症候群における強直発作及び脱力発作に対する抗てんかん薬との併用療法。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.4歳以上の小児:
    1).体重15.0〜30.0kgの場合:ルフィナミドとして、最初の2日間は1日200mgを1日2回に分けて食後に経口投与し、その後は2日ごとに1日用量として200mg以下ずつ漸増する。維持用量は1日1000mgとし、1日2回に分けて食後に経口投与する。なお、症状により、1日1000mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は2日以上の間隔をあけて1日用量として200mg以下ずつ行う。
    2).体重30.1kg以上の場合:成人の用法・用量に従う。
    2.成人:ルフィナミドとして、最初の2日間は1日400mgを1日2回に分けて食後に経口投与し、その後は2日ごとに1日用量として400mg以下ずつ漸増する。維持用量は体重30.1〜50.0kgの患者には1日1800mg、体重50.1〜70.0kgの患者には1日2400mg、体重70.1kg以上の患者には1日3200mgとし、1日2回に分けて食後に経口投与する。なお、症状により維持用量を超えない範囲で適宜増減するが、増量は2日以上の間隔をあけて1日用量として400mg以下ずつ行う。
    <参考>
    1.4歳以上の小児:体重15.0〜30.0kg;1・2日目200mg/日、3日目以降2日間毎に200mg以下ずつ漸増する、維持用量1000mg/日。
    2.4歳以上の小児及び成人:体重30.1〜50.0kg;1・2日目400mg/日、3日目以降2日間毎に400mg以下ずつ漸増する、維持用量1800mg/日。
    3.4歳以上の小児及び成人:体重50.1〜70.0kg;1・2日目400mg/日、3日目以降2日間毎に400mg以下ずつ漸増する、維持用量2400mg/日。
    4.4歳以上の小児及び成人:体重70.1kg以上;1・2日目400mg/日、3日目以降2日間毎に400mg以下ずつ漸増する、維持用量3200mg/日。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤は他の抗てんかん薬と併用して使用する[国内臨床試験において、本剤単独投与での使用経験はない]。
    2.バルプロ酸ナトリウムとの併用により本剤の血中濃度が上昇することがあるので、本剤の投与の際には、慎重に症状を観察しながら増量する。体重30.0kg未満の患者では体重30.0kg以上の患者よりも大きな影響が認められているため特に注意する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    承認時までに国内第3相及び長期投与試験でルフィナミドを投与された58例のうち、41例(70.7%)に副作用が認められた。主な副作用は、傾眠(20.7%)、食欲減退(17.2%)、嘔吐(12.1%)、便秘(10.3%)であった。
    1.重大な副作用
    1).薬剤性過敏症症候群(頻度不明):初期症状として発疹、発熱がみられ、更にリンパ節腫脹、肝機能障害等の臓器障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(頻度不明):皮膚粘膜眼症候群が現れることがあるので、観察を十分に行い、発熱、眼充血、紅斑、水疱・糜爛、咽頭痛等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).過敏症:(3〜10%未満)発疹[このような症状が現れた場合には、投与を中止する]。
    2).消化器:(10%以上)食欲減退、嘔吐、便秘、(3〜10%未満)悪心。
    3).精神神経系:(10%以上)傾眠、(3〜10%未満)浮動性眩暈、てんかん重積状態、激越、頭痛、(3%未満)精神運動亢進、運動失調、痙攣、(頻度不明)攻撃性、嗜眠。
    4).その他:(3〜10%未満)体重減少、(頻度不明)疲労、複視、霧視。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分又はトリアゾール誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.他の抗てんかん薬に対しアレルギー歴又は発疹発現の既往歴がある患者[本剤の投与による薬剤性過敏症症候群が報告されている]。
    2.肝機能障害のある患者[本剤は肝臓で代謝されるため、血中濃度が上昇する恐れがある]。
    3.先天性QT短縮症候群の患者[QT間隔が過度に短縮する恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の投与によりてんかん重積状態が現れることがあるので、本剤投与中は患者の状態を十分に観察し、てんかん重積状態が生じた場合には適切な処置を行う。また、本剤投与後に新たな発作型の出現又はてんかん重積状態の頻度の増加が認められた場合には、本剤投与継続の必要性を慎重に判断する。
    2.本剤の投与により発疹が現れることがあるので、本剤の投与にあたっては十分に注意し、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行い、特に小児において、発疹の初期徴候は感染と誤診されやすいので、発疹及び発熱等の症状が認められた場合には注意する。
    3.連用中における投与量の急激な減量ないし投与中止により、てんかん発作の増悪又はてんかん重積状態が現れることがあるので、本剤の投与を中止する場合には、発疹の発現等安全性の観点から直ちに投与を中止しなければならない場合を除き、少なくとも2日ごとに徐々に減量し、1週間以上かけて中止する。
    4.重度肝機能障害患者に対する安全性は検討されていないため、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ、患者の状態を慎重に観察しながら投与することとし、必要に応じて投与量を調節するなど適切な処置を行う。
    5.本剤投与によりQT間隔が過度に短縮する恐れがあるため、先天性QT短縮症候群の患者に対しては、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、本剤投与前及び投与中は定期的に心電図検査を実施するなど、患者の状態を慎重に観察する。
    6.眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等、危険を伴う操作に従事させないよう注意する。
    (相互作用)
    本剤は主にカルボキシエステラーゼで代謝される。
    併用注意:
    1.バルプロ酸ナトリウム[本剤の血中濃度が上昇することがあるので、必要に応じて本剤の用量を調節する(相手薬剤により代謝酵素であるカルボキシエステラーゼが阻害され、本剤のクリアランスが低下する)]。
    2.フェノバルビタール、プリミドン、カルバマゼピン[本剤の血中濃度が低下する可能性がある(機序は不明である)]。
    3.フェニトイン[本剤の血中濃度が低下する可能性があり、また、相手薬剤の血中濃度を上昇させる恐れがある(機序は不明である)]。
    4.CYP3A4で代謝される薬剤(又はCYP3Aで代謝される薬剤)(クロバザム、カルバマゼピン、エトスクシミド、トピラマート、ゾニサミド、トリアゾラム等)[相手薬剤の代謝を促進し作用を減弱させる恐れがある(本剤のCYP3A4に対する誘導作用によると考えられる)]。
    5.経口避妊薬(エチニルエストラジオール・ノルエチステロン)[相手薬剤の代謝を促進し作用を減弱させる恐れがある(機序は不明である)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので、注意して投与する。なお、外国での試験では、高齢者と非高齢者との間で、薬物動態に明らかな差は認められていない。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与する[動物実験で、妊娠ラットに投与したとき、非妊娠ラットと比較して、母動物摂餌量減少増強及び母動物体重増加抑制増強が報告されている。また、妊娠ラットに150mg/kgを経口投与したとき、母動物毒性に起因する出生後初期の出生仔死亡率増加及び出生仔生後体重増加抑制が報告されている]。
    2.授乳中の婦人には投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[ラット及びウサギに14C−ルフィナミドを経口投与したとき、乳汁中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、4歳未満の幼児又は体重15kg未満の幼児に対する安全性は確立していない[国内臨床試験において使用経験はない]。
    (過量投与)
    本剤の過量投与に対する解毒剤は知られていないため、過量投与が行われた場合には、観察を十分に行い、必要に応じて催吐・胃洗浄等を行い、また、本剤は血液透析により一部除去可能であり、発現している症状の程度に応じて血液透析の実施を考慮する。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    海外で実施された複数の抗てんかん薬における、てんかん、精神疾患等を対象とした199のプラセボ対照比較試験の検討結果において、自殺念慮及び自殺企図の発現リスクが、抗てんかん薬の服用群でプラセボ群と比較して約2倍高く(抗てんかん薬服用群:0.43%、プラセボ群:0.24%)、抗てんかん薬の服用群では、プラセボ群と比べ1,000人あたり1.9人多いと計算された(95%信頼区間:0.6−3.9)。また、てんかん患者のサブグループでは、プラセボ群と比べ1,000人あたり2.4人多いと計算されている。

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