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ヒダントール散10%基本情報

一般名:フェニトイン散

製薬会社:藤永製薬

薬価・規格: 11.9円(10%1g) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

ヒダントイン系抗てんかん薬詳しく見る

  • 脳内で興奮性シグナルとして作用するNaイオンによる神経細胞の異常な興奮を抑えることで、てんかんの発作などを抑える薬
ヒダントイン系抗てんかん薬の代表的な商品名
  • アレビアチン ヒダントール
  • ホストイン

効能・効果詳しく見る

  • 自律神経発作
  • 精神運動発作
  • てんかんの強直間代発作
  • てんかんの大発作
  • てんかんのジャクソン型発作
  • てんかんの全般痙攣発作
  • てんかんの痙攣発作
  • てんかんの焦点発作

注意すべき副作用詳しく見る

発熱発疹肝機能障害急性腎不全横紋筋融解症肺炎過敏症黄疸小脳萎縮運動失調間質性腎炎

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • フェニトインとして、1日200〜300mg、小児には次記用量を毎食後3回に分割経口投与する
  • 症状、耐薬性に応じて適宜増減する
  • 学童:100〜300mg
  • 幼児:50〜200mg
  • 乳児:20〜100mg

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • リルピビリン投与中
    • ダクラタスビル投与中
    • バニプレビル投与中
    • アスナプレビル投与中
    • タダラフィル投与中<肺高血圧症を適応とする場合>
    • ソホスブビル投与中
    • マシテンタン投与中

副作用

主な副作用

発熱発疹肝機能障害急性腎不全横紋筋融解症肺炎過敏症黄疸

重大な副作用

運動失調小脳萎縮間質性腎炎間質性肺炎眼振劇症肝炎血小板減少好酸球増多紅斑頭痛白血球増加歯肉増殖不随意運動リンパ節腫脹悪性症候群

上記以外の副作用

悪心悪性リンパ腫意識障害咽頭痛嘔吐関節痛巨赤芽球性貧血筋強剛筋肉痛クル病血清カルシウム低下眩暈構音障害抗核抗体陽性高血糖甲状腺機能検査値異常口内炎呼吸困難骨軟化症再生不良性貧血視覚障害歯牙形成不全自殺企図自殺念慮集中力低下重篤な肝機能障害ニューロパシー猩紅熱様発疹白内障腎機能低下神経過敏腎障害水疱咳嗽そう痒感脱力感単球性白血病蛋白尿多毛注意力低下中毒疹様発疹肺臓炎麻疹様発疹発汗白血球減少汎血球減少アステリキシス反射運動能力低下血清葉酸値低下皮膚粘膜眼症候群舞踏病アテトーゼ糜爛頻脈複視血中ミオグロビン上昇不眠便秘ミオグロビン尿無顆粒球症眼充血溶血性貧血尿中ミオグロビン上昇赤芽球癆異型リンパ球出現血清アルカリホスファターゼ値上昇血清無機リン低下ジスキネジー遅発性の重篤な過敏症状中毒性表皮壊死融解症過敏症症候群痙攣増悪ウイルス再活性化臓器障害免疫グロブリン低下小脳症状てんかん増悪

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • リルピビリン投与中
    • ダクラタスビル投与中
    • バニプレビル投与中
    • アスナプレビル投与中
    • タダラフィル投与中<肺高血圧症を適応とする場合>
    • ソホスブビル投与中
    • マシテンタン投与中
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 血液障害
    • 甲状腺機能低下症
    • 糖尿病
    • 薬物過敏症
    • 2型糖尿病
  • 注意
    • 混合発作型
    • 経腸栄養剤投与中

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
    • 虚弱者(衰弱者を含む)
  • 注意
    • 妊婦・産婦
    • 高齢者
    • 虚弱者(衰弱者を含む)

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
バニプレビル 代謝が促進され血中濃度が低下
アスナプレビル 代謝が促進され血中濃度が低下
ダクラタスビル 代謝が促進され血中濃度が低下
マシテンタン 代謝が促進され血中濃度が低下
タダラフィル<肺高血圧症を適応とする場合> 代謝が促進され血中濃度が低下
リルピビリン 代謝が促進され血中濃度が低下
ソホスブビルを含む製剤 血中濃度が低下
トピラマート フェニトインの中毒症状
スチリペントール フェニトインの中毒症状
ボリコナゾール フェニトインの中毒症状
ゾニサミド フェニトインの中毒症状
トピラマート 作用が減弱
ゾニサミド 作用が減弱
ボリコナゾール 作用が減弱
スチリペントール 作用が減弱
テラプレビル フェニトインの中毒症状
タクロリムス水和物 フェニトインの中毒症状
クロバザム フェニトインの中毒症状
カルバマゼピン フェニトインの中毒症状
ネルフィナビル フェニトインの血中濃度が上昇
ネルフィナビル てんかん発作
カルバマゼピン 痙攣
カルバマゼピン 血中濃度が低下
ネルフィナビル 作用が減弱
バルプロ酸 フェニトインの血中濃度が上昇
クマリン系抗凝血剤 作用が増強
ワルファリン 作用が増強
オメプラゾール フェニトインの中毒症状
ジスルフィラム フェニトインの中毒症状
パラアミノサリチル酸 フェニトインの中毒症状
スルファメトキサゾール・トリメトプリム フェニトインの中毒症状
クロラムフェニコール フェニトインの中毒症状
フルボキサミン フェニトインの中毒症状
エトスクシミド フェニトインの中毒症状
アミオダロン フェニトインの中毒症状
チクロピジン フェニトインの中毒症状
スルチアム フェニトインの中毒症状
シメチジン フェニトインの中毒症状
ジルチアゼム フェニトインの中毒症状
ホスフルコナゾール フェニトインの中毒症状
メチルフェニデート フェニトインの中毒症状
アロプリノール フェニトインの中毒症状
イソニアジド フェニトインの中毒症状
フルコナゾール フェニトインの中毒症状
ミコナゾール フェニトインの中毒症状
リファンピシン類 フェニトインの血中濃度が低下
ビンクリスチン 本剤の作用が減弱
ジアゾキシド 本剤の作用が減弱
シスプラチン 本剤の作用が減弱
ビンカアルカロイド 本剤の作用が減弱
シプロフロキサシン 本剤の作用が減弱
タクロリムス水和物 血中濃度が低下
クロバザム 血中濃度が低下
テラプレビル 血中濃度が低下
ルフィナミド フェニトインの中毒症状
フルオロウラシル系薬剤 フェニトインの血中濃度が上昇
ドキシフルリジン フェニトインの血中濃度が上昇
イミプラミン フェニトインの血中濃度が上昇
四環系抗うつ剤 フェニトインの血中濃度が上昇
テガフール製剤 フェニトインの血中濃度が上昇
トラゾドン フェニトインの血中濃度が上昇
三環系抗うつ剤 フェニトインの血中濃度が上昇
マプロチリン フェニトインの血中濃度が上昇
ルフィナミド 血中濃度が低下
テオフィリン 本剤の作用が減弱
アミノフィリン製剤 本剤の作用が減弱
バルプロ酸 痙攣
アミノフィリン製剤 作用が減弱
テオフィリン 作用が減弱
プラジカンテル 作用が減弱
メキシレチン 作用が減弱
ベラパミル 作用が減弱
副腎皮質ホルモン剤 作用が減弱
サキナビル 作用が減弱
デキサメタゾン 作用が減弱
フレカイニド 作用が減弱
シルデナフィル 作用が減弱
イトラコナゾール 作用が減弱
キニジン 作用が減弱
インジナビル 作用が減弱
タダラフィル<勃起不全・前立腺肥大症に伴う排尿障害を適応とする場合> 作用が減弱
オンダンセトロン 作用が減弱
クエチアピン 作用が減弱
ジソピラミド 作用が減弱
PDE5阻害薬 作用が減弱
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 作用が減弱
ニフェジピン 作用が減弱
フェロジピン 作用が減弱
黄体・卵胞ホルモン剤 作用が減弱
ニソルジピン 作用が減弱
ノルゲストレル・エチニルエストラジオール 作用が減弱
アゼルニジピン 作用が減弱
パロキセチン 作用が減弱
イマチニブ 作用が減弱
バルデナフィル 作用が減弱
バルプロ酸 血中濃度が低下
クマリン系抗凝血剤 フェニトインの血中濃度が上昇
ワルファリン フェニトインの血中濃度が上昇
ワルファリン 作用が減弱
クマリン系抗凝血剤 作用が減弱
デフェラシロクス 作用が減弱
ラモトリギン 作用が減弱
イリノテカン 活性代謝物の血中濃度が低下し作用が減弱
ドキシサイクリン 血中濃度半減期が短縮
レボチロキシン 作用が減弱
甲状腺ホルモン剤 作用が減弱
アルベンダゾール 活性代謝物の血中濃度が低下し効果が減弱
アセタゾラミド 骨軟化症
シクロスポリン 作用が減弱
経腸栄養剤投与中 本剤の血中濃度が低下
経口血糖降下剤 作用が減弱され高血糖
血糖降下剤 作用が減弱され高血糖
インスリン製剤 作用が減弱され高血糖
アセトアミノフェン 肝障害
非脱分極性筋弛緩剤 作用が減弱
ベクロニウム 作用が減弱
カスポファンギン 血中濃度が低下

飲食物との相互作用

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.てんかんの痙攣発作:強直間代発作(全般痙攣発作、大発作)、焦点発作(ジャクソン型発作を含む)。
    2.自律神経発作、精神運動発作。

    用法・用量(添付文書全文)

    フェニトインとして、1日200〜300mg、小児には次記用量を毎食後3回に分割経口投与する。症状、耐薬性に応じて適宜増減する。
    学童:100〜300mg。
    幼児:50〜200mg。
    乳児:20〜100mg。
    <用法及び用量に関連する使用上の注意>
    眼振、構音障害、運動失調、眼筋麻痺等の症状は過量投与の徴候であることが多いので、このような症状が現れた場合には、至適有効量まで徐々に減量する(用量調整をより適切に行うためには、本剤の血中濃度測定を行うことが望ましい)。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    1.重大な副作用(頻度不明)
    1).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群):観察を十分に行い、発熱、紅斑、水疱・糜爛、そう痒感、咽頭痛、眼充血、口内炎等の異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    2).過敏症症候群:初期症状として発疹、発熱がみられ、更にリンパ節腫脹、肝機能障害等の臓器障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う(なお、ヒトヘルペスウイルス6再活性化(HHV−6再活性化)等のウイルス再活性化を伴うことが多く、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意する)。
    3).SLE様症状:SLE様症状(発熱、紅斑、関節痛、肺炎、白血球減少、血小板減少、抗核抗体陽性等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、単球性白血病、血小板減少、溶血性貧血、赤芽球癆:観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行う。
    5).劇症肝炎、肝機能障害、黄疸:劇症肝炎、著しいAST上昇(著しいGOT上昇)、著しいALT上昇(著しいGPT上昇)、著しいγ−GTP上昇等を伴う重篤な肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    6).間質性肺炎:発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎(肺臓炎)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    7).悪性リンパ腫、リンパ節腫脹:観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には、減量するなど適切な処置を行う。
    8).小脳萎縮:長期投与例で、小脳萎縮が現れることがあり、持続した本剤の血中濃度上昇との関連が示唆されているので、小脳症状(眼振、構音障害、運動失調等)に注意し、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに減量又は投与を中止するなど適切な処置を行う。
    9).横紋筋融解症:横紋筋融解症が現れることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意する。
    10).急性腎不全、間質性腎炎:急性腎不全、間質性腎炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    11).悪性症候群:悪性症候群が現れることがあるので、観察を十分に行い、発熱、意識障害、筋強剛、不随意運動、発汗、頻脈等が現れた場合には、本剤の投与中止、体冷却、水分補給、呼吸管理等の適切な処置を行う(本症発症時には、白血球増加や血清CK上昇(血清CPK上昇)がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられることがある)。
    2.その他の副作用(頻度不明)
    1).過敏症:猩紅熱様発疹、麻疹様発疹、中毒疹様発疹[投与を中止する]。
    2).血液:巨赤芽球性貧血[減量するなど適切な処置を行う]。
    3).肝臓:AST上昇(GOT上昇)・ALT上昇(GPT上昇)・γ−GTP上昇等の肝機能障害、黄疸[観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    4).腎臓:蛋白尿等の腎障害。
    5).精神神経系:不随意運動[ジスキネジー、舞踏病アテトーゼ、アステリキシス(asterixis)等]、ニューロパシー、眩暈、運動失調、注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等、頭痛、神経過敏、不眠、痙攣増悪・てんかん増悪。
    6).眼:複視、視覚障害、眼振、白内障[定期的に視力検査を行うことが望ましい]。
    7).消化器:悪心・嘔吐、便秘。
    8).歯肉増殖:歯肉増殖[連用により現れることがある]。
    9).骨・歯:クル病、骨軟化症、歯牙形成不全[連用により現れることがあるので、観察を十分に行い、異常(血清アルカリホスファターゼ値上昇、血清カルシウム低下・血清無機リン低下等)が現れた場合には、減量又はビタミンDの投与等適切な処置を行う]。
    10).内分泌系:甲状腺機能検査値異常(血清T3値異常、血清T4値異常等)、高血糖。
    11).その他:発熱、多毛、血清葉酸値低下、CK上昇(CPK上昇)、免疫グロブリン低下(IgA低下、IgG低下等)。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分又はヒダントイン系化合物に対して過敏症の患者。
    2.タダラフィル投与中<肺高血圧症を適応とする場合>、リルピビリン投与中、アスナプレビル投与中、ダクラタスビル投与中、バニプレビル投与中、マシテンタン投与中、ソホスブビル投与中の患者。
    (慎重投与)
    1.肝障害のある患者[肝障害の悪化、また、血中濃度上昇の恐れがある]。
    2.血液障害のある患者[血液障害が悪化する恐れがある]。
    3.薬物過敏症の患者。
    4.甲状腺機能低下症の患者[甲状腺機能の異常を来す恐れがある]。
    5.糖尿病の患者[2型糖尿病の患者で、高血糖を起こしたとの報告がある]。
    (重要な基本的注意)
    1.混合発作型では、単独投与により小発作の誘発又は増悪を招くことがある。
    2.連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、てんかん重積状態が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う(なお、高齢者、虚弱者の場合は特に注意する)。
    3.連用中は定期的に肝機能・腎機能、血液検査を行うことが望ましい。
    4.眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する。
    (相互作用)
    本剤は、主として薬物代謝酵素CYP2C9及び一部CYP2C19で代謝される。また、CYP3A、CYP2B6及びP糖蛋白の誘導作用を有する。
    1.併用禁忌:
    1).タダラフィル<肺高血圧症を適応とする場合><アドシルカ>、リルピビリン<エジュラント、コムプレラ配合錠>、アスナプレビル<スンベプラ>、ダクラタスビル<ダクルインザ>、バニプレビル<バニヘップ>、マシテンタン<オプスミット>[これらの薬剤の代謝が促進され血中濃度が低下することがある(本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用による)]。
    2).ソホスブビル<ソバルディ、ハーボニー配合錠>[ソホスブビルの血中濃度が低下することがある(本剤のP糖蛋白誘導作用による)]。
    2.併用注意:
    1).ゾニサミド、トピラマート、ボリコナゾール、スチリペントール:
    (1).ゾニサミド、トピラマート、ボリコナゾール、スチリペントール[フェニトインの血中濃度が上昇することがあり、フェニトインの中毒症状が現れることがあるので、このような場合には、減量するなど注意する(これらの薬剤が肝代謝を抑制すると考えられている)]。
    (2).ゾニサミド、トピラマート、ボリコナゾール、スチリペントール[これらの薬剤の血中濃度が低下することがあり、これらの薬剤の作用が減弱することがあるので、用量に注意し、また、本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意する(本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用によると考えられている)]。
    2).クロバザム、タクロリムス、テラプレビル:
    (1).クロバザム、タクロリムス、テラプレビル[フェニトインの血中濃度が上昇することがあり、フェニトインの中毒症状が現れることがあるので、このような場合には、減量するなど注意する(機序不明)]。
    (2).クロバザム、タクロリムス、テラプレビル[これらの薬剤の血中濃度が低下することがあり、これらの薬剤の作用が減弱することがあるので、用量に注意し、また、本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意する(本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による)]。
    3).ルフィナミド:
    (1).ルフィナミド[フェニトインの血中濃度が上昇することがあり、フェニトインの中毒症状が現れることがあるので、このような場合には、減量するなど注意する(機序不明)]。
    (2).ルフィナミド[これらの薬剤の血中濃度が低下することがあり、これらの薬剤の作用が減弱することがあるので、用量に注意し、また、本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意する(機序不明)]。
    4).カルバマゼピン:
    (1).カルバマゼピン[フェニトインの血中濃度が上昇することがあり、フェニトインの中毒症状が現れることがあるので、このような場合には、減量するなど注意する(カルバマゼピンが肝代謝を抑制する)]。
    (2).カルバマゼピン[フェニトインの血中濃度が低下することがあり、本剤の作用が減弱することがあるので、痙攣等のてんかん発作の発現に注意し、また、これらの薬剤を減量又は中止する場合には、本剤の血中濃度の上昇に注意する(カルバマゼピンの肝薬物代謝酵素誘導作用による)]。
    (3).カルバマゼピン[これらの薬剤の血中濃度が低下することがあり、これらの薬剤の作用が減弱することがあるので、用量に注意し、また、本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意する(本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による)]。
    5).バルプロ酸:
    (1).バルプロ酸[フェニトインの血中濃度が上昇することがあり、フェニトインの中毒症状が現れることがあるので、このような場合には、減量するなど注意する(バルプロ酸が肝代謝を抑制する)]。
    (2).バルプロ酸[フェニトインの血中濃度が低下することがあり、本剤の作用が減弱することがあるので、痙攣等のてんかん発作の発現に注意し、また、これらの薬剤を減量又は中止する場合には、本剤の血中濃度の上昇に注意する(バルプロ酸による蛋白結合からの置換により、遊離フェニトイン濃度が上昇し、肝代謝が促進すると考えられている)]。
    (3).バルプロ酸[これらの薬剤の血中濃度が低下することがあり、これらの薬剤の作用が減弱することがあるので、用量に注意し、また、本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意する(本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による)]。
    6).ネルフィナビル:
    (1).ネルフィナビル[フェニトインの血中濃度が上昇することがあり、フェニトインの中毒症状が現れることがあるので、このような場合には、減量するなど注意する(ネルフィナビルが肝代謝を抑制すると考えられている)]。
    (2).ネルフィナビル[フェニトインの血中濃度が低下することがあり、本剤の作用が減弱することがあるので、痙攣等のてんかん発作の発現に注意し、また、これらの薬剤を減量又は中止する場合には、本剤の血中濃度の上昇に注意する(機序不明)]。
    (3).ネルフィナビル[これらの薬剤の血中濃度が低下することがあり、これらの薬剤の作用が減弱することがあるので、用量に注意し、また、本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意する(機序は不明であるが、本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用等が考えられている)]。
    7).ラモトリギン、デフェラシロクス[これらの薬剤の血中濃度が低下することがあり、これらの薬剤の作用が減弱することがあるので、用量に注意し、また、本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意する(本剤がこれらの薬剤のグルクロン酸抱合を促進する)]。
    8).クマリン系抗凝血剤:
    (1).クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)[フェニトインの血中濃度が上昇することがあるので、通常より頻回に血液凝固時間の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の用量を調整する;フェニトインの中毒症状が現れることがあるので、このような場合には、減量するなど注意する(クマリン系抗凝血剤が肝代謝を抑制する)]。
    (2).クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)[クマリン系抗凝血剤の作用が増強することがあるので、通常より頻回に血液凝固時間の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の用量を調整する(本剤による蛋白結合からの置換により、クマリン系抗凝血剤の血中濃度が上昇する)]。
    (3).クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)[クマリン系抗凝血剤の作用が減弱することがあるので、通常より頻回に血液凝固時間の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の用量を調整する(本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による)]。
    9).アミオダロン、アロプリノール、イソニアジド、エトスクシミド、オメプラゾール、クロラムフェニコール、ジスルフィラム、シメチジン、ジルチアゼム、スルチアム、スルファメトキサゾール・トリメトプリム、チクロピジン、パラアミノサリチル酸、フルコナゾール、フルボキサミン、ホスフルコナゾール、ミコナゾール、メチルフェニデート[フェニトインの血中濃度が上昇することがあり、フェニトインの中毒症状が現れることがあるので、このような場合には、減量するなど注意する(これらの薬剤又は代謝物が肝代謝を抑制すると考えられている)]。
    10).フルオロウラシル系薬剤(テガフール製剤、ドキシフルリジン等)、三環系抗うつ剤(イミプラミン等)、四環系抗うつ剤(マプロチリン等)、トラゾドン[フェニトインの血中濃度が上昇することがあり、フェニトインの中毒症状が現れることがあるので、このような場合には、減量するなど注意する(機序不明)]。
    11).テオフィリン、アミノフィリン水和物:
    (1).テオフィリン、アミノフィリン水和物[フェニトインの血中濃度が低下することがあり、本剤の作用が減弱することがあるので、痙攣等のてんかん発作の発現に注意し、また、これらの薬剤を減量又は中止する場合には、本剤の血中濃度の上昇に注意する(機序不明)]。
    (2).テオフィリン、アミノフィリン水和物[テオフィリンの血中濃度が低下することがあり、これらの薬剤の作用が減弱することがあるので、用量に注意し、また、本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意する(本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による)]。
    12).リファンピシン[フェニトインの血中濃度が低下することがあり、本剤の作用が減弱することがあるので、痙攣等のてんかん発作の発現に注意し、また、これらの薬剤を減量又は中止する場合には、本剤の血中濃度の上昇に注意する(リファンピシンの肝薬物代謝酵素誘導作用による)]。
    13).ジアゾキシド、シスプラチン、ビンカアルカロイド(ビンクリスチン等)、シプロフロキサシン[フェニトインの血中濃度が低下することがあり、本剤の作用が減弱することがあるので、痙攣等のてんかん発作の発現に注意し、また、これらの薬剤を減量又は中止する場合には、本剤の血中濃度の上昇に注意する(機序不明)]。
    14).イリノテカン[イリノテカンの活性代謝物の血中濃度が低下し作用が減弱することがあるので、併用を避けることが望ましい(本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による)]。
    15).主にCYP3A4で代謝される薬剤(アゼルニジピン、イトラコナゾール、イマチニブ、インジナビル、オンダンセトロン、キニジン、クエチアピン、サキナビル、ジソピラミド、ニソルジピン、ニフェジピン、フェロジピン、プラジカンテル、ベラパミル等、副腎皮質ホルモン剤(デキサメタゾン等)、卵胞ホルモン剤・黄体ホルモン剤(ノルゲストレル・エチニルエストラジオール等)、PDE5阻害剤(タダラフィル<勃起不全・前立腺肥大症に伴う排尿障害を適応とする場合><シアリス、ザルティア>、シルデナフィル、バルデナフィル))、パロキセチン、フレカイニド、メキシレチン[これらの薬剤の血中濃度が低下することがあり、これらの薬剤の作用が減弱することがあるので、用量に注意し、また、本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意する(本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による)]。
    16).シクロスポリン[これらの薬剤の血中濃度が低下することがあり、これらの薬剤の作用が減弱することがあるので、用量に注意し、また、本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意する(本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用、又は本剤の吸収阻害作用が考えられている)]。
    17).甲状腺ホルモン剤(レボチロキシン等)[これらの薬剤の血中濃度が低下することがあり、これらの薬剤の作用が減弱することがあるので、用量に注意し、また、本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意する(機序不明)]。
    18).カスポファンギン[これらの薬剤の血中濃度が低下することがあり、これらの薬剤の作用が減弱することがあるので、用量に注意し、また、本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意する(本剤がカスポファンギンの取り込み輸送過程に影響し、カスポファンギンのクリアランス誘導が起こると考えられている)]。
    19).アルベンダゾール[アルベンダゾールの活性代謝物の血中濃度が低下し効果が減弱することがある(機序不明)]。
    20).ドキシサイクリン[ドキシサイクリンの血中濃度半減期が短縮することがある(本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による)]。
    21).非脱分極性筋弛緩剤(ベクロニウム等)[フェニトインを長期前投与した場合、非脱分極性筋弛緩剤の作用が減弱することがある(機序不明)]。
    22).血糖降下剤(インスリン、経口血糖降下剤)[血糖降下剤の作用が減弱され高血糖を起こすことがあるので、血糖の上昇に注意する(本剤のインスリン分泌抑制作用による)]。
    23).アセタゾラミド[クル病、骨軟化症が現れやすい(本剤によるビタミンDの不活性化促進、又はアセタゾラミドによる腎尿細管障害、代謝性アシドーシス等が考えられている)]。
    24).アセトアミノフェン[本剤の長期連用者は、アセトアミノフェンの代謝物による肝障害を生じやすくなる(本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンから肝毒性を持つN−アセチル−p−ベンゾキノンイミンへの代謝が促進されると考えられている)]。
    25).セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)[フェニトインの代謝が促進され血中濃度が低下する恐れがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意する(セイヨウオトギリソウの肝薬物代謝酵素誘導作用によると考えられている)]。
    (高齢者への投与)
    少量から投与を開始するなど慎重に投与する(なお、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う)[高齢者では、生理機能(肝機能、腎機能)が低下していることが多い]。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性(母体のてんかん発作頻発を防ぎ、胎児を低酸素状態から守る)が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中に本剤を投与された患者の中に、奇形児(口唇裂、口蓋裂、心奇形等)を出産した例が多いとの疫学的調査報告がある]。
    2.妊娠中にやむを得ず本剤を投与する場合には、可能な限り単独投与することが望ましい[妊娠中に他の抗てんかん剤(特にプリミドン)と併用して投与された患者群に、奇形児を出産した例が本剤単独投与群と比較して多いとの疫学的調査報告がある]。
    3.妊娠中の投与により、児に腫瘍(神経芽細胞腫等)がみられたとの報告がある。
    4.妊娠中の投与により、新生児に出血傾向が現れることがある。
    5.妊娠中の投与により、葉酸低下が生じるとの報告がある。
    (過量投与)
    1.過量投与時の症状:主な初期症状は、眼振、構音障害、運動失調、眼筋麻痺等であり、その他の徴候として、振戦、過度の緊張亢進、嗜眠、言語障害、嘔気、嘔吐がみられる(重症の場合は、昏睡状態、血圧低下になり、呼吸障害、血管系抑制により死亡することがある)。
    2.過量投与時の処置:特異的解毒剤は知られていないので、人工呼吸、酸素吸入、昇圧剤の投与等適切な処置を行う(また、フェニトインは血漿蛋白と完全には結合していないので、重症の場合は、血液透析を考慮する)。
    (その他の注意)
    1.血清免疫グロブリン異常(IgA異常、IgG異常等)が現れることがある。
    2.経腸栄養剤投与中の患者で、本剤の血中濃度が低下したとの報告がある。
    3.本剤と他の抗てんかん薬(フェノバルビタール、カルバマゼピン)との間に交差過敏症(過敏症症候群を含む皮膚過敏症)を起こしたとの報告がある。
    4.海外で実施された複数の抗てんかん薬における、てんかん、精神疾患等を対象とした199のプラセボ対照臨床試験の検討結果において、自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクが、抗てんかん薬の服用群でプラセボ群と比較して約2倍高く(抗てんかん薬服用群:0.43%、プラセボ群:0.24%)、抗てんかん薬の服用群では、プラセボ群と比べ1,000人あたり1.9人多いと計算された(95%信頼区間:0.6−3.9)。また、てんかん患者のサブグループでは、プラセボ群と比べ1,000人あたり2.4人多いと計算されている。

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