日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

抗真菌薬(膣錠)解説

こうしんきんやく(ちつじょう)

薬の解説

薬の効果と作用機序

  • 抗真菌作用により真菌の一種であるカンジダの増殖を抑える抗真菌薬の膣錠(外用薬)
    • 膣カンジダ症は膣内のカンジダという真菌(カビ)が増殖し、おりもの異常や痒みなどがあらわれる
    • 真菌は細胞膜により覆われていて、これがないと真菌は生きていけない
    • 本剤は真菌の細胞膜を障害することにより抗真菌作用をあらわす
  • 製剤や薬剤の規格によって使用方法が異なる場合があり適切な使用方法の理解などが必要となる

詳しい薬理作用

膣カンジダ症は免疫力低下やホルモンの変化などにより膣内のカンジダという真菌(かび)が増殖し、おりもの異常や痒み、膣の刺激感などがあらわれる。真菌(かび)は細胞膜により覆われていてこれがないと生きていけない。

本剤は真菌の細胞膜合成などを阻害することにより抗真菌作用をあらわす外用膣錠となる。本剤の中には同じ成分であっても「1日1回タイプ」、「週1回使用タイプ」など使用方法が異なる製剤があり、適切な使用方法の理解などが必要となる。

主な副作用や注意点

  • 使用部位(膣周囲)への症状
    • 刺激感、痒みなどがあらわれる場合がある

一般的な商品とその特徴

アデスタン

  • 通常、1週1回600mg(300mgを2錠)を膣深部に挿入する

オキナゾール

  • 規格による使用方法の違いに関して
    • 膣錠100mg:通常、1日1回1錠を膣深部に挿入し、6日間継続使用する
    • 膣錠600mg:通常、1週1回1錠を膣深部に挿入する

エンペシド

  • 通常、1日1回1錠を膣深部に挿入し、一般的に6日間継続使用する

フロリード

  • 通常、1日1回1錠を膣深部に挿入し、一般的には6日間継続使用で改善が得られるとされる(菌の再発出現防止には14日間投与することが望ましいとされる)

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