日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ビオチン製剤解説

びおちんせいざい

薬の解説

薬の効果と作用機序

  • 体内にビオチン(ビタミンH)を補充し、湿疹や皮膚炎、にきびなどを改善する薬
    • ビオチンは水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミンであり体内で糖の再利用やアミノ酸の代謝などに関わる
    • ビオチンが不足すると皮膚形成が損なわれ、アレルギーを起こす体内物質の排泄なども低下するとされる
    • 本剤はビオチン製剤であり、体内にビオチンを補充する作用をもつ
  • ビオチンはビタミンB7(またはビタミンH)と呼ばれることもある

詳しい薬理作用

ビオチンは水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミンで体内でブドウ糖の再利用や脂肪酸の合成、アミノ酸の代謝に関わる酵素(カルボキシラーゼ)の機能を補助する補酵素として働く。ビオチンはビタミンB群の一つビタミンB7でビタミンHとも呼ばれることもある。

元々ビオチンは皮膚炎予防の因子として発見され、ビオチンが不足するとタンパク質や免疫機能などの低下がおこり、皮膚形成が損なわれる。また、体内でアレルギー反応を引き起こすヒスタミンのもとになるヒスチジンを体外へ排出する作用もあるため、アトピー性皮膚炎などの改善する作用があるとされる。

本剤はビオチン製剤であり、体内にビオチンを補充することで急性や慢性の湿疹、小児湿疹、接触皮膚炎、にきびなどの改善が期待できる。

主な副作用や注意点

  • 生の卵白の摂取に関して
    • 生の卵白中に含まれる成分がビオチンと結合し、腸管でのビオチン吸収が阻害される可能性がある
    • 本剤服用中は生の卵白の大量摂取は避けることが望ましい
    • 卵白に火を通す(加熱調理する)とビオチンとの結合が弱まり、吸収への影響が少なくなるとされる

一般的な商品とその特徴

ビオチン

  • 散剤、ドライシロップ剤、注射剤があり、服薬状況などによって選択が可能

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