カッコいい薬剤師

漫画

患者の心に残る「決めゼリフ」を考えよう

 「でもだけどね、レントゲンだってね、ニッコリ笑って映したほうがいいの。だって明るく撮れるもの、その方が」――。

 映画『男はつらいよ』第32作、「口笛を吹く寅次郎」に出てくる一節である。医療に携わる者としては、本当に心に響くセリフではなかろうか。寅さん映画には数多くの名セリフがあるが、中でも有名なのが、ここぞという場面で発せられる「それを言っちゃあ、お終いよ!」という決めゼリフだ。

 そこでどうだろう、薬局の薬剤師も自分だけの“オリジナル決めゼリフ”を創ってみては。それも患者さんの心に残る決めゼリフを。

 例えば、ハンフリー・ボガード風に「君の瞳に点眼Q」と患者に語りかけたり、“ミスター闘魂”アントニオ猪木風に「1・2・3・ダーッと飲んでください」と指導してみるのも悪くない。また、けがをしてもきちんと薬を飲むことができた人(当たり前か?)には、「感動した! よくぞ痛みに耐えて薬が飲めた!」と小泉首相ばりに絶叫してみる、なんていうのもアリである。

 ただし、薬剤師が決して口にしてはいけない決めぜリフもある。木枯し紋次郎風の「あっしには、かかわりのねぇことでござんす」だ。服薬指導の際はもちろんのこと、患者から調剤過誤を指摘された時に、爪楊枝をくわえながらこのセリフを吐こうものなら、間違いなく訴訟ざたになってしまう。

 心に残る決めゼリフは、患者の服薬コンプライアンスの向上にも有効だ。薬を飲む度に患者の脳裏にフラッシュバックするようなカッコいい決めゼリフを、ぜひ考えてみてほしい。

(鬼)

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