カッコいい薬剤師

漫画

クリスマスケーキ作りは薬剤師の独壇場?

 今年もクリスマスが近づいて来たが、ケーキの予約はお済みだろうか。筆者のお薦めはホテルニューオータニ「ピエール・エルメ」のクリスマスケーキだが、出来合いのケーキで満足しているようでは、まだまだ普通の薬剤師。カッコいい薬剤師は、忙しい仕事の合間に、手作りのクリスマスケーキを作ってしまうのである。

 正確無比な小麦粉の計量、流れるような篩過技術、目にもとまらぬ卵白撹拌、そして混合――。いつものくせで60回混和(『第11改訂調剤指針』98ページ参照)となってしまうのはご愛嬌だが、極めつけは生クリームを扱うパテさばきだ。ここで日ごろ培った軟膏ヘラのテクニックが、いかんなく発揮されることになる。

 ケーキの材料にもこだわりを忘れない。甘味はもちろん単シロップ、それも局方品。漢方薬局の薬剤師なら、甘草を用いてもいい。計量は当然、メートグラスで。せっかくおいしいケーキを作っても、食べる人が味覚障害だといけないので、ケーキに少し亜鉛をかける――なんて裏ワザもアリである。

 そう、ケーキ作りは調剤業務に似ているのだ。段取り、手際のよさはもとより、キッチンがきれいな人は、調剤台の上もきれいなのである。真心込めてケーキ作りができる人は、真心込めて調剤ができる人なのである。そんなカッコいい薬剤師は、もちろん最後の“ケーキ鑑査”にも抜かりがない。

 あれこれとケーキについて考えてきたが、ケーキ作りに没頭できるほどカッコいい薬剤師も暇なのである。本当はケーキ対策ではなく、景気対策を考える正念場だというのに……。

(鬼)

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