カッコいい薬剤師

漫画

調剤の待ち時間を正確にはじき出せ

 「現代は時間との闘い、タイム・イズ・マネー……」という語りで始まるクイズ番組「タイムショック」が14年ぶりに復活してから1年あまり。世の中は、今も昔も「時は金なり」である。

 薬局の受付で処方せんを手渡された時に、患者から「どのくらい時間がかかりますか?」と聞かれた経験を持つ薬剤師は少なくないだろう。そんな時、カッコいい薬剤師ならば左腕にはめた時計を見て、自信に満ちた声でこう言おう。「今から4分35秒後、正確な時間で言いますと11時28分10秒にお渡しいたします」と。

 腕時計は、ローレックスのデイトナでもオメガのシーマスターでもなく、ゼニスのエル・プリメロで決めるのがカッコいい。「ルパン三世」の次元大介も愛用していた、スイスの頑固職人の手による自動巻きのクロノグラフ(時刻表示のほかに経過時間の計測機能を備えた時計)である。

 だが、本当にカッコいいのは時計ではなく、薬剤師自身の鋭い洞察力なのだ。処方せんの内容はもちろん、既に待っている患者の数や、その日の分包機の調子、調剤室の薬剤師の配置と動き、さらには各薬剤師の体調や心理状態までを瞬時に読み取って、正確な待ち時間をはじき出すのである。

 ただし、言った以上は寸分たがわず、その時間に薬を渡せなければならない。待ち時間を言い直すなど、もってのほかだ。カッコいい薬剤師にとって、その口から出た言葉はすべて「ファイナルアンサー」なのだから。

 え? 番組が違う? 確かに、みのもんたよりも、田宮二郎や鹿賀丈史の方がカッコいいですね。

(鬼)

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