カッコいい薬剤師

漫画

「知りません」と言い切る勇気を持とう

 薬剤師が患者から信頼され、地域に溶け込めば溶け込むほど、全く知らない健康食品や、聞いたこともない病気について、患者から質問される機会が増えてくる。例えば、ほとんど知識を持ち合わせていない難病について尋ねられた場合。「それは大変ですね。先生からは、どのようにお聞きになりましたか?」と返すのが定石だろう。

 でも、患者が「説明は受けたんですが、不安なので自分でも調べてみたところ、やっぱりよくわからないんです」と聞いてきたら、これはピンチ。ごまかしは利かない。患者は自分で調べたこと以上のアドバイスを求めて、勇気を振り絞って質問しているのだから。

 ここでは、当たり障りのないことを言うのではなく、あえて「すみません。不勉強で、○○についてはよく知りません」と言ってみたい。さらに、「よろしければ、明日までの宿題にさせていただけませんか。わかる範囲で調べておきますので」と付け加え、患者の悩みの原因を聞いておく。自分にとって未知の分野を勉強できるチャンスであることはもちろんだが、患者も「専門家が私のために調べてくれる」という好印象を持ってくれるに違いない。

 たくさんの知識を持っているからこそ言える、毅然とした「知りません」。これは明らかにカッコいい。
 そんなことをしていたら、週末も休めなくなってしまうじゃないか――。そうおっしゃる方は、先の患者の質問にこう答えてみよう。「そうですか。でしたらもう少し、先生に詳しく聞いてみた方がいいですね」。たぶんこの患者は、二度とあなたの前には現れないだろう。

(猿)

ログインしていません

日経DI最新号のご案内

日経DI最新号のご案内 婦人科の病気と薬

Close UpコンテンツPR

後発品をどう選ぶ2017

ログインしていません

  1. カマグ、アミティーザ、グーフィス、何を使う? 山本雄一郎の「薬局にソクラテスがやってきた」 FBシェア数:145
  2. タミフルの10代患者への投与、再開へ トレンド(DIオンライン) FBシェア数:65
  3. 減薬への介入を行っている薬剤師は7.2% トレンド(DIオンライン) FBシェア数:193
  4. ウエルシアの元薬剤師、執行猶予3年の判決 トレンド(DIオンライン) FBシェア数:157
  5. 集約化で“筋肉質”の店舗に 2018年5月号特集◎大手チェーンは本当に独り負けか FBシェア数:46
  6. マグミットの薬歴に書くべきキーワードは? セキララ告白!個別指導 FBシェア数:178
  7. 可動性のある褥瘡の「創」をどう評価する? 古田勝経の「褥瘡はフルタ・メソッドで治る」 FBシェア数:2
  8. 日本調剤、調剤基本料1の薬局は半数以下に トレンド(DIオンライン) FBシェア数:83
  9. 白米は本当に健康に悪いのか? 青島周一の「医療・健康情報を読み解く」 FBシェア数:150
  10. 「正しい記録」はトラブル防止の役に立つか 熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」 FBシェア数:50
医師と医学研究者におすすめの英文校正