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栄養に関する報道に混乱している

<質問>

栄養だけでがんが治るとすれば、なぜがん専門医が必要なのでしょうか。お二人の知る範囲で、何ががんを引き起こすかについて意見が一致している栄養の専門家は2人以上いますか。これまで、塩やバター、チーズ、砂糖、精白小麦で作ったパンなど、さまざまな食物に発がん性があると発表されています。実際にそうだとすれば、私たちは今頃みながんで死んでいるはずですし、これらの食物をまったく食べなかったら餓死しているはずです。私たちが大きく方向転換しなければならないという意見に賛成されますか。

<回答者>Tim Byers氏、医師・公衆衛生学修士

Colorado大学がんセンター副所長

<回答者>Colleen Gill氏、登録栄養士

Colorado大学病院勤務

Dr. Byers:がん専門医が必要なのは、「栄養だけではがんを治せない」からです。これは、Ms. Gillも私も、専門家として同じ意見です。マスメディアには栄養に関するさまざまな論争がありますが、その多くは、びっくりするような発見をセンセーショナルに伝えたいというメディア側の願望から生まれています。そのため、一般の人は、専門家は何かにつけしょっちゅう意見を変えているという印象をもってしまうのです。健康的な食生活がどのようなものかについて、専門家の意見はかなり一致しています。

Ms. Gill: Dr. Byersの意見に付け加えますと、私は、栄養は患者さんに権限を与えてくれるものとして捉えています。栄養は患者さんが自分でコントロールできる要素なので、治療チームに参加し、チームに貢献しているという感覚をもたらしてくれるからです。しかし中には、度を越してしまい、自分が口にするあらゆる食べ物や飲み物について心配になってしまう患者さんもいます。そうなると、栄養に対する感心が逆効果になってメリットが失われてしまいます。

(監修:聖路加国際病院 中村 美波理)

This discussion was originally presented on August 30, 2005 on www.plwc.org
この内容は、2005年8月30日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイト People Living With Cancer に掲載されたものです。

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2008年3月11日