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子供の頃受けた化学療法が生殖能力に影響しているか知りたい

<質問>

15歳の時にホジキンリンパ腫のため化学療法を受けました。これが生殖能力に影響しているかどうか知りたいのですが、どうすればよいでしょうか。

<回答者>Judith Shell氏、登録看護師・博士

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フロリダ州Osceolaがんセンター勤務、がん専門看護・がん専門上級看護資格取得、夫婦・家族療法のフロリダ州免許保持

 生殖能力を調べる完璧な検査方法はありませんが、治療後の生殖能力をある程度正確に推定する方法がいくつかあります。まず、がん治療完了から1年以内に月経が再開しているのは良い徴候です。とはいえ、月経があることは必ずしも生殖能力の保証にはなりません。

 そこで、血液検査で卵胞刺激ホルモン(FSH)の量を調べるという方法があります。通常この検査は月経開始後2〜3日目に行われます。産婦人科医か生殖内分泌科医(不妊治療の専門医)を受診してください。月経周期が安定していない場合も、この検査によって閉経が始まっているかどうか判定できます。

 また、卵巣の超音波検査を受けるという方法もあります。多くのがん経験者が、治療完了から早い時期に、あるいは子供をつくろうと考えたときに、生殖内分泌科医を受診しています。子供をつくろうとする前に不妊治療の専門医を受診することによって、どんな方法が自分に合っているのかを把握し、合っていない方法に時間やお金を費やしてしまう事態を避けることができるでしょう。

男性の場合 精子を分析することで生殖能力を検査できます。精子バンクや泌尿器科で精液を採取し、精子の量や質を検査します。

 検査結果から、今後の方針について見通しを立てることができます。例えば精子数が正常なら、自然妊娠を試みてよいでしょう。検査結果が理想的なものでなかった場合は、子宮内人工授精(IUI)、体外受精(IVF)、精巣内精子採取術(TESE)などの生殖補助医療を受けるという選択肢があります。一般的に、がん治療完了から半年〜1年ほど待ってから精液検査を受けるほうがよいとされています。新しい精子が作られるまでにそのくらい時間がかかることがあるからです。

(監修:国立病院機構四国がんセンター 青儀 健二郎)

This discussion was originally presented on April 12, 2006 on www.plwc.org
この内容は、2006年4月12日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイト People Living With Cancer に掲載されたものです。

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2008年1月22日