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ホルモン剤タモキシフェン投与による性生活への影響は?

<質問>

乳がんのホルモン療法でタモキシフェンの投与を受けると、性生活の面でどのような副作用がありますか。膣の乾燥感が起きるかもしれないことは知っていますが、他にどのような副作用が起こりえるでしょうか。

<回答者>Judith Shell氏、登録看護師・博士

Shell_Judith.jpg

フロリダ州Osceolaがんセンター勤務、がん専門看護・がん専門上級看護資格取得、夫婦・家族療法のフロリダ州免許保持

 タモキシフェンによるそのほかの副作用としては、おりもの(不快ではありますが通常かゆみはありません)、ほてり、性欲減退などがあります。ほてりは性的な副作用とみなされないことが多いのですが、私は、睡眠中にほてりのために目が覚めたり、性交中にほてりが起きたりすれば、性生活の面で煩わしい副作用だといえると思います。

 ほてりを解消あるいは軽減するには、ベンラファキシン(商品名「Effexor」、国内未承認)が有効かもしれません。サラシナショウマ(薬草)、ダイズ、ビタミンEなど非ホルモン性の物質を試してみてもよいでしょう。性欲減退が問題となることもあり、これは主にテストステロンが減るのが原因です。米国では、女性のテストステロン不足を補う方法で承認済みのものはありませんが、代替としてアンドロゲンの適応外使用が行われています。通常、女性がテストステロン注射を打つと正常値を超えてしまいます。テストステロンのパッチ剤でも投与量が多すぎる可能性があります。パッチ剤の試験が進行中ですが、米国食品医薬品局(FDA)は、承認するにはもっと十分な安全性データが必要だとしています。より詳しい情報については担当の医師や看護師にお尋ねください。

 私の同僚の医師は、注意深い診察を行ったうえで、2%プロピオン酸テストステロンをワセリンと混合したクリームを患者さんに処方しています。豆粒大の量を、週2回、あるいは必要に応じて皮膚に塗って使用します。

(監修:国立病院機構四国がんセンター 青儀 健二郎)

※編集部注釈 サラシナショウマは、漢方薬の補中益気湯、升麻葛根湯などに配合されています。

This discussion was originally presented on April 1, 2006 on www.plwc.org
この内容は、2006年4月1日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイト People Living With Cancer に掲載されたものです。

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2008年1月15日