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痛みを医師には言えない夫

<質問>

夫はいつも私に痛みを訴えています。しかし、医師の診察を受けるときは「調子はいいですよ」としか言いません。痛みを適切に管理してもらえば夫の生活の質(QOL)はずいぶん良くなると思うのですが、どうしたらいいでしょうか。

<回答者>Betty Ferrell氏、看護学博士・米国看護学会評議員

City of Hope 国立医療センター研究員、米国がん学会「緩和手術」研究の主席研究者、国立がん研究所「終末期看護教育コンソーシアム」の主席研究者

 痛み(疼痛)の管理は私の専門のひとつです。ご主人のように、診察時に痛みがあることを認めようとしない患者さんは決して少なくありません。おっしゃるとおり、痛みを和らげること(疼痛緩和)はご主人のQOLに重大な意味を持っています。

 痛みは、心身の機能や、睡眠、楽しみ、気分など、生活のあらゆる面に大きな影響を及ぼします。ですから、ご主人が疼痛管理を受けることができるように、引き続き強く働きかけてください。

 例えば、0(痛みなし)〜10(特に強い痛み)のスケールを使って在宅時の痛みを記録することから始めるとよいかもしれません。

 こうして痛みを数値化するとともに、使用した薬の記録をつけることによって、医師を受診したときに客観的な情報を示すことができます。痛みが原因でご主人に起こっていること、例えば睡眠不足や活動の制限などを医師に伝えることも、疼痛の診断に役立ちます。

 疼痛管理は、家族を介護するうえで特に重要なポイントのひとつです。ご主人のためにぜひとも働きかけを続けてください。

(監修:兵庫県立がんセンター 井沢 知子、聖路加国際病院 佐保 邦枝)

This discussion was originally presented on May 10, 2006 on www.plwc.org
この内容は、2006年5月10日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイト People Living With Cancer に掲載されたものです。

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2007年11月20日