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ホルモン抵抗性前立腺がんに対する最良の治療法は?

<質問>

ホルモン抵抗性前立腺がんに対する最良の治療選択肢にはどのようなものがありますか。

<回答者>Eric Small氏、医師

カリフォルニア大学サンフランシスコ校・医学部泌尿器科教授、泌尿器腫瘍学プログラム共同責任者、血液学/腫瘍学部門の泌尿器腫瘍医学責任者

 ホルモン抵抗性前立腺がん(HRPC)とは、標準的なホルモン療法を行っても増殖する前立腺がんをいいます。かつては、ホルモン療法の次は単純に化学療法を行うものと考えられていましたが、最近では、第一線のホルモン療法から化学療法までの間にグレーゾーンがあることがわかってきました。これは朗報といえます。

 私たちは、化学療法に移行する前に、調整を加えた二次的なホルモン療法の臨床試験に参加するよう、多数の患者さんに助言しています。例えば、ビカルタミド(商品名「カソデックス」)、ニルタミド(商品名「Nilandron」、国内未承認)、ケトコナゾール(商品名「Nizoral」、国内未承認)などの抗男性ホルモン薬を追加するといった方法です。こうした治療を試した後、化学療法を考慮します。

 ただし、HRPC患者さんで転移が起きていない人も多く、その場合は化学療法を見合わせるのも妥当な方法です。いずれにしても、こうしたケースでは臨床試験という選択肢があることを常に念頭においてください。研究中の有望な薬がたくさんあります。

(監修:癌研有明病院 山崎 真澄)

※監修者注釈
 日本では、エストロゲン療法として、エストラムスチン(商品名「エストラサイト」)の内服や、ホスフェストロール(商品名「ホンバン」)の注射による投与が行われます。日本人患者は肥満が少なく、血栓症の副作用が少ないためと考えられます。アンドロゲン除去症候群を期待した、抗アンドロゲン剤の間欠的投与や薬剤の変更、例えば、ビカルタミド(商品名「カソデックス」)からフルタミド(商品名「オダイン」)への変更などが行われていますが、確立した方法はありません。

This discussion was originally presented on February 24, 2006 on www.plwc.org
この内容は、2006年2月24日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイト People Living With Cancer に掲載されたものです。

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2007年10月30日