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慢性化した再発の不安への対処法

<質問>

私は、乳がん治療後6年が経過しているがんサバイバーです。しかし、いまだに毎朝、自分の胸のリンパ節などをチェックしないではいられません。この習慣をやめるためにはどうすればいいでしょうか?

<回答者>Susan Leigh氏、正看護士

看護学士、がんサバイバーコンサルタント、米国国立がん研究所科学コンサルタント委員会患者代理人、全国がんサバイバー連合創設者・元会長、がん看護協会所属。

 毎朝、胸のリンパ節をチェックすることは悪いことではありません。ただ、あなたは、この習慣の元となっている慢性化した不安について気に病んでいるように思います。この種の不安は、がんサバイバーの中では珍しいものではありません。ただし、身体的、精神的に負担になります。

 あなたは、まだがんが完治したと考えることができず、また、もし再発があった場合にもごく初期の段階で発見できる自信がないのではないでしょうか?また、がん治療が終了してから何年も経過しているので、この手のがんに関する心配はもうおしまいにしなければならないと考えているのではないでしょうか?

 信頼できる誰かに手伝ってもらって、あなたの不安の源泉をみつけ、理解することがまず第一歩です。信頼できる医療従事者やカウンセラー、もしくは理解のある友人や他のがん経験者などに手伝ってもらいましょう。

 がん経験者でもあるWendy Harphamによる「After Cancer: A Guide to Your New Life」に、不安を克服するためのアドバイスがあります。いくつかを紹介しましょう。

・カフェインや鼻づまりを止める薬のような刺激物を避ける
・再発の予防につながるような情報を集める。また、初期の再発サインを見つけられるようにする
・自分をリラックスさせる方法を学ぶ
・適当な睡眠と運動をする
・もしあなたがそれによって安心が得られ支えとなるのであれば、祈る
・不安を克服するための具体的な方法を学ぶためにもサポートグループに参加する
・専門のカウンセラーを探す

 Susan Nessimの「Cancervive」によれば、日記を付け、文字にしてみながら自分の考えを探ってみる。視覚化技法を身につける、睡眠療法を試みるなども役に立つということです。

 また、それぞれが自分のペースで、がん治療後の人生と向き合えるようになることを理解してください。時間が助けてくれること、ただし、自分の思っている以上に時間がかかることも覚えておいてください。

 (監修:桃山学院大学社会学部社会福祉学科教授 伊藤 高章)

〔参考記事〕
痛みがあるだけで再発だと考えてしまう

 

This discussion was originally presented on December 29, 2006 on www.plwc.org
この内容は、2006年12月29日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイトPeople Living With Cancerに掲載されたものです。

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2007年5月 8日