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推奨されている肺がん検診とは?

<質問>

肺がんについて、どのような検診を受けることが推奨されますか。特に、リスクが比較的高い人の場合(喫煙歴、肺気腫、乳がんの既往があるなど)について教えてください。

<回答者>Mark Kris氏、医師

Memorial Sloan-Ketteringがんセンター・胸部がん診療サービス責任者および臨床試験副責任者、がんおよび関連疾患記念病院(ニューヨーク市)非常勤医、Cornell大学Weill医学部教授、Memorial Sloan-Ketteringがんセンターの学際的胸部疾患マネジメントチーム共同責任者

 現在、肺がんの検診として推奨されている検査方法はありません。最近メディアでも大きく取り上げられたように、ヘリカル(スパイラル)CT撮影では、治癒が狙える段階のごく小さな肺がんを発見できます。しかし、どのような人がCTによる検診を受けるべきかは、まだ結論が出ておらず、この疑問に答えるための臨床試験が行われているところです。現時点では、CT撮影があなたに適した検診方法かどうか、かかりつけの医師に相談されるのがよいと思います。

 肺がんを発症するリスクが最も高いのは、一度肺がんが治癒した人です。喫煙者全員を対象とした検診については反対意見がありますが、一度肺がんにかかった人については、少なくとも年1回のヘリカルCT検査が必要であるという点では医師らの意見が一致しています。

※編集部注釈
 厚生労働省の助成金を受けて作成された「有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン」(2006年9月)によると、国内でも低線量CTによる肺がん検診は、死亡率を減少させる十分な証拠がないという理由で推奨されていません。同ガイドラインで推奨されている肺がん検診としては、非喫煙者などの非高危険群に対する胸部X線検査、喫煙者などの高危険群に対する胸部X線検査と喀痰細胞診の併用法があります。

(監修:市立伊丹病院 上田 宏)

This discussion was originally presented on November 8, 2006 on www.plwc.org
この内容は、2006年11月8日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイト People Living With Cancer に掲載されたものです。

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2007年7月 3日