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そしゃくや飲み込みが困難な状態への対応策は?

<質問>

父のことで質問します。ものを噛んだり飲み込んだりするのがしだいに困難になっているようです。これはよくあることでしょうか。何かできることはありますか。

<回答者>     

Jamie Von Roenn氏、医師
Northwestern大学Robert H. Lurie総合がんセンター

Thomas Smith氏、医師
Virginia Commonwealth大学ヘルスシステム

 よくあることです。そして、治療できる可能性もあります。まず、噛むことや飲み込むことがなぜ難しくなっているのか、検討してみてください。最近生じてきた問題でしょうか、それとも以前からあったものが悪化しているのでしょうか。口内炎や、食道あるいは胃に潰瘍ができるような治療を受けていますか。口や食道にカビ(カンジダ)などの感染症がないか、検査を受けていますか。嚥下(飲み込む動作)に影響するような薬を服用していらっしゃいますか。

 それらしい原因が見つからない場合は、アイスクリーム、シェイク、インスタントの朝食用飲料など、液体の高カロリー食品を摂取するようにしてください。がんが食道を塞いでいるのであれば、ステント(人工的なチューブ)で一時的に食道を広くするという方法があります。また、放射線治療や手術の晩期障害によって食道が狭くなることもあります。この場合もステントや食道拡張術が用いられます。

 そして、この問題を必ず主治医や看護師に伝えてください。こうした問題で私たち医療従事者をわずらわせたくないと感じる人も中にはいらっしゃいますが、私たちは知っていなくてはならないのです。飲み込めないためにカロリーを摂取できず、急激に体重が減少する恐れもあるからです。

(監修:栃木県立がんセンター 磯 朝枝、名古屋市立城北病院 佐藤 由美子)

※編集部注釈
飲み込みやすい食品としては、ゼリー状の栄養食品もお勧めです。

This discussion was originally presented on June 26, 2006 on www.plwc.org
この内容は、2006年6月26日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイ トPeople Living With Cancer に掲載されたものです。

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2007年6月26日