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10代前半で過敏な娘、化学療法による脱毛への心の準備はどうしたら?

<質問>

12歳の娘が、もうすぐがん治療を開始します。医師には、おそらく毛髪が失われるだろうと言われました。娘にどのように心の準備をさせるのがよいでしょうか。10歳代前半という年頃で、人目にかなり敏感になっています。

<回答者>     

Jamie Von Roenn氏、医師
Northwestern大学Robert H. Lurie総合がんセンター

Thomas Smith氏、医師
Virginia Commonwealth大学ヘルスシステム

 私自身は小児の治療をしていませんが、脱毛は子どもから80歳代の高齢者まで、あらゆる年齢層の人を悩ませる問題です。お嬢さまが長髪で、それを失うことになるのであれば、誰かの役に立つようにLocks of Love(リンクhttp://www.locksoflove.org/)に寄付するという方法もあります。Locks of Loveとは、寄付された毛髪でかつらを作り、医学的な理由で長期的に毛髪を失い経済的に恵まれない18歳以下の子どもに届ける非営利団体です。

 脱毛が始まる前に自分の意志で短髪にしておくことも、脱毛のつらさを和らげてくれるかもしれません。信頼できるかつらの取り扱い店なら、お嬢さまに合うかつらを勧めてくれるでしょう。多くの小児病院やがんセンターがそうしたサービスを提供しています。例えば私たちの病院には、悪条件の中でもベストの選択ができるよう、お嬢さまのような患者さんをサポートする美容師がいます。米国がん学会のLook Good, Feel Betterプログラムも、専門家による無料相談などの支援を行っています。

 そして何より、この困難をただ受容するのではなく、お嬢さまの助けになることをしてあげてください。思春期はただでさえ難しい時期ですから。

(監修:栃木県立がんセンター 磯 朝枝、名古屋市立城北病院 佐藤 由美子)

※監修者注釈
国内にはLocks of Loveのように、寄付された毛髪からかつらをつくり、恵まれない子供を支援する団体はありません。しかし、Locks of Loveに直接毛髪を送れば、海を越えて恵まれない子供を支援することは可能です。Locks of Loveに寄付できる毛髪の条件は、10インチ(約25cm)以上で、ブリーチしていない髪、カラーやパーマをかけた髪は大丈夫です。髪はきれいに洗い乾かした後に、束ねて(三つ編みやポニーテールなど)から切ったものを、ビニールの袋に入れた後、必要事項を記入した書類と共に、封筒で郵送します。郵送先住所は以下。

2925 10th Avenue N
Suite 102
Lake Worth, FL 33461

This discussion was originally presented on June 26, 2006 on www.plwc.org
この内容は、2006年6月26日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイ トPeople Living With Cancer に掲載されたものです。

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2007年6月26日