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闘病中の父に率直になってもらうためには?

<質問>

父は最近進行性の前立腺がんが見つかり、治療中です。私たちは、父と遠く離れて住んでいるため、電話で連絡を取るようにしています。治療はどうかと尋ねると、父はいつも「心配要らないよ。がんは大した問題じゃない」と答えるだけです。私は、既にりっぱな大人ですので、父が心を開いてくれていいと思うのですが。健康状態に関し、私には率直に語ってくれていい、と父に分かってもらうために、どうすればいいのでしょうか。

<回答者>Les Gallo-Silver氏、ソーシャルワーカー

ACSW(Academy of Certified Social Workers会員)、LCSW-R(Licensed Clinical Social Worker)、Cancer Careの臨床プログラム責任者。

 遠く離れている方をケアすることはとても難しいことです。いつ訪問するか、いつ一緒に過ごすか、緊急時はどうするか、先々のことはどうするか、どうやって役に立つか——、これらを判断するのは大変難しい。

 質問に対する答えとして、お父様と、これまでとは違った話し方をしてみてはいかがでしょう。話題としては、遠く離れていることの不安、そのことを申し訳ないと思っていること、また、お父様のことが心配でならないというようなことを話すのです。あなたがお父様に対して、より率直になれば、あなたのお父様はあなたに対して、より率直になる、というのが私の専門家としての予想です。

 他の方法としては、容体の急変や休日、家族全員が集まる日などとは別に、お父様を訪ねる計画を立ててみてはいかがですか。そうすれば、あなたはお父様と面と向かって、お父様が遠く離れた状態で、進行性の前立腺がんと戦わなければならないことをとても心配していることを伝えることができるでしょう。電話で話すよりも良いのですよ。

 親というものは子供の顔色や目つきから感情を読み取るもので、お父様にとっては、1人でいることが、プライバシーやプライドの面で快適なのかもしれません。それでも、お父様は、自分のことを心配してくれる子供に対してよい父親であるためにも、がん治療という難事をあなたと分かち合わなくてはなりませんね。

 Cancer Careでは、がん専門のソーシャルワーカーによる無料の電話カウンセリングを実施しています。また、インターネットのサイトでは、遠く離れた患者のケアをしなければならない方に対して役に立つサポートグループがあります。インターネットはこちらから。電話は800-813-4673です。

 (監修:桃山学院大学社会学部社会福祉学科教授 伊藤 高章)

※監修者注釈
 800で始まる電話番号は、米国内であれば通話料無料で話しができます。ただし、米国外からこの番号に電話することはできません。

 

This discussion was originally presented on December 29, 2006 on www.plwc.org
この内容は、2006年12月29日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイトPeople Living With Cancerに掲載されたものです。

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2007年4月24日