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精巣がん完治後も悲観的な息子のサポート方法は?

<質問>

私の19歳の息子は、このほど精巣がんの治療を成功裏に終えました。主治医は息子に「もう完全に健康体だよ」というのですが、がんの診断を受けてから息子は自分の健康に対して否定的で悲観的になってしまいました。かつて楽しんでいた友人とのつき合いや運動に対する興味も失ってしまいました。息子をサポートしてやりたいのですが、どのような方法があるでしょうか。

<回答者>Les Gallo-Silver氏、ソーシャルワーカー

ACSW(Academy of Certified Social Workers会員)、LCSW-R(Licensed Clinical Social Worker)、Cancer Careの臨床プログラム責任者。

 主治医から「もう健康だよ」と話してもらったことはとても素晴らしい出来事ですね。しかし、精巣を失ってしまったということは、しっかりと悲しむべきことです。

 身体の一部を失ってしまうことは、愛するだれかを失うことと似ています。そんな時、人々は悲しみのプロセスを経験しなければならないのです。息子さんは、精巣を手術で切り取られて失ってしまったことで、不具になったと感じているのかもしれません。

 彼の精巣を包んで守っていた袋である陰嚢は、今は見た目が変わってしまっていると思います。男性のなかには、この変化により、自分の男性らしさが損なわれたと感じる人もいます。そして、治療によって筋肉も落ちてしまい、体重も減ってしまったでしょう。付け加えるならば、化学療法の副作用には、スタミナや肉体的なエネルギーを失ってしまうような長く続く疲労感があるのです。

 息子さんに薬物療法が必要かどうかはわかりませんが、精巣がんの治療を経験された息子さんのご様子をうかがっていると、精神療法から得るものはあると、私は考えます。息子さんの主治医は、あなたの地域でそういった精神療法を受けられる施設を探す手伝いをしてくれるでしょう。

 また、がん専門看護師やソーシャルワーカーも相談に乗ってくれると思います。American Psychosocial Oncology Society (APOS)のヘルプラインもあなたの地域で、がんによる精神的な問題についての専門家を探す相談に乗ってくれます。APOSヘルプラインの電話番号は、866-276-7443です。

 (監修:桃山学院大学社会学部社会福祉学科教授 伊藤 高章)

※監修者注釈
 800で始まる電話番号は、米国内であれば通話料無料で話しができます。ただし、米国外からこの番号に電話することはできません。

 

This discussion was originally presented on December 29, 2006 on www.plwc.org
この内容は、2006年12月29日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイトPeople Living With Cancerに掲載されたものです。

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2007年4月17日