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自分のがん闘病の影響からか、引き籠もりがちな子供達への接し方

<質問>

子供はまだ小さく(12歳と14歳です)、私はがん治療を半分終了したところです。私たち親は子供に対して、今何が起きているのか説明しようとするのですが、子供たちは、最近少し引き蘢りがちなのです。私と妻は、どのように説明すれば、子供達に私ががんになる以前と変わらない私であることを理解してもらえるでしょうか。

<回答者>Les Gallo-Silver氏、ソーシャルワーカー

ACSW(Academy of Certified Social Workers会員)、LCSW-R(Licensed Clinical Social Worker)、Cancer Careの臨床プログラム責任者。

 親として、子供達のことを心配するのはもっともです。しかし、あなたが病気になられたということに直面してお子さんが引き蘢ったりしないことが、望ましいこと、必要なこと、もしくは健全なこと、なのでしょうか?私はそうは思いません。親として、子供達に、他人を思いやる気持ちを育んで欲しいと思っているでしょう。あなたががんで治療中であることに対して、あなたのお子さん達は、心配し、悲しんでいるのです。それは、ごく自然な反応なのです。

 お子さんを安心させる最良の方法は言葉ではありません。行動です。もし、元気があったら、家族でよく行っていた楽しい遊びなどを再開するのもいいかもしれませんね。そのようなことをするのが体力的に難しければ、年齢相応に子供達と遊ぶ方法があるかもしれません。子供は言うまでもなく愛すべきで感じやすくいつも自分を見ていてほしいと願っています。親の注目を得ることで、子供の感情的な成長が進むのです。お子さん達は、お子さん達のためにあなたがそこにいることを望んでいるのです。あなたは、子供達にあなたに頼っていいということを理解させる必要があります。

 また、あなたが以前と変わらない同じ父親であることをわかってもらうよりは、もしかしたら、あなたが今の状況を受け止めることが必要かもしれません。がんはあなたとあなたの家族の人生を大きく変化させるできごとです。あなた自身、人生に対する考え方が変わってきているかもしれませんし、価値観も違ってきているかもしれません。さらに、行動の仕方も違って来ているかもしれません。

 お子さん達は、そうしたあなたの感じ方の変化をあなた自身よりも敏感に感じ取っているのかもしれません。ひょっとすると、こうした変化は、実はあなたにとって非常に役に立つ変化かもしれません。あなたがどのように変わって来たのかを振り返ることは、大切です。そして、お子さん達とこのことを話して合ってみてはいかがでしょうか。

 Cancer Careが提供する子供たちのためのプログラムの中に、がん治療をしている親のための、専門家による助言が得られるユニークなプログラムがあります。Cancer Careの電話800-813-4673で相談できます。

 (監修:桃山学院大学社会学部社会福祉学科教授 伊藤 高章)

※監修者注釈
 800で始まる電話番号は、米国内であれば通話料無料で話しができます。ただし、米国外からこの番号に電話することはできません。

 

This discussion was originally presented on December 29, 2006 on www.plwc.org
この内容は、2006年12月29日に、米臨床腫瘍学会の患者向けサイトPeople Living With Cancerに掲載されたものです。

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2007年4月17日