連載・コラム
ブログ: どうなる?!診療報酬改定2008
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夜診、始めてますか?
「今春から始める」は1.9%、スタッフ確保と患者負担が壁
2008/ 4/12
今回の診療報酬改定では、診療所の早朝、夜間、休日診療の加算が新設された。平日18時(土曜日は正午)から翌朝8時までの時間帯、および休日に診察した場合、初再診料に50点加算できる。この点数が付いたことで、果たして時間外診療は普及するのだろうか。
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後期高齢者の外来包括化に不満たらたら
在宅医療への進出希望は1.2%、4分の1近くが様子見
2008/ 3/31
今回の診療報酬改定では、75歳以上の患者に適用される「後期高齢者の診療報酬」も注目された点の一つだった。結果として、入院、在宅、外来、終末期の各場面に関して、様々な点数が新設された。それらの中で、診療所開業医にとって最も気になるのは、外来で算定する「後期高齢者診療料」(月1回600…
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新様式の処方せんに署名する? しない?
医師の意見はほぼ二分、「まだ決めていない」も4分の1に
2008/ 3/24
診療報酬の改定に伴い、4月から処方せんの様式が再び変わる。備考欄に処方医の署名がない場合には、薬局が先発品に代えて後発品を処方できるようになるのだ。処方せんに署名した方がいいのか、それともしなくて構わないのか――。実地医家にとって悩ましいこの問題について、日経メディカル オンラ…
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外来管理加算「5分ルール」に大ブーイング
収入減か、労働強化か。「再診料引き下げの方がマシ」との意見も
2008/ 3/14
日経メディカル オンラインが実施した緊急Web調査で、今回の診療報酬改定で外来管理加算の算定要件に盛り込まれた「5分」という診察時間の目安に対し、多くの医師が不満を持っていることが明らかとなった。その内容は、「収入の減少」から「医師の裁量権侵害」まで多岐にわたる。ここでは、アンケ…
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新点数を読み解く《1》
中小病院の再診は3点増、後期高齢者の外来は月600点に
2008/ 2/13
中央社会保険医療協議会(中医協)は、2月13日、2008 年度の診療報酬改定について、舛添要一厚生労働大臣に答申を行った。同日厚生労働省が提示した個別の点数案について議論した結果、大きな異論は出ずそのまま了承され、即日答申の運びとなった。
- 【速報】これが新・診療報酬点数の全貌だ! 2008/ 2/13 本日、2月13日の9時30分から、中央社会保険医療協議会の総会が開催され、今春の診療報酬改定における主要改定項目の点数が発表された。まずは第一報として、中医協総会の会場で配布された資料をPDFで掲示する。
- 中医協、13日に2008年度改定を答申へ レセプト並み明細書の費用徴収に歯止め、10対1入院基本料の引き上げ了承 2008/ 2/ 8 大詰めを迎えている中央社会保険医療協議会(中医協)の総会が2月8日に開催され、医科、歯科、調剤にわたる診療報酬の改定内容が最終的に固まった。次回、13日の総会で、厚生労働大臣に答申される見通し。
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診療報酬改定で医師不足がさらに加速?
7対1入院基本料に「医師配置基準」導入へ
2008/ 2/ 4
2月1日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)の総会では、1月30日に配布された資料「平成20年度診療報酬改定における主要改定項目」を基に、細部について議論が行われた。
- 「お薬だけ」の患者は算定不可! 意外に影響大? 外来管理加算に「診察時間の目安」導入 2008/ 2/ 4 2月1日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)の総会では、「7対1入院基本料」以外に、再診の外来管理加算についても議論が行われた。外来管理加算は、処置や検査などを行わない再診の患者に対し、丁寧な説明や継続的な医学管理を行った際に算定できる点数。これに今改定から、算定要件とし…
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診療所の再診料、引き下げ回避に安堵
病院勤務医の負担軽減は診療所の協力あってこそ
2008/ 1/31
1月30日の中央社会保険医療協議会(中医協)の総会で、診療所の再診料引き下げの見送りが決まりました。私は、「産科や小児科をはじめとする病院勤務医の負担の軽減」という今改定のメーンテーマを実現する上で、この結論は良かったと思っています。病院勤務医の負担を軽減するには、診療所開業医…
- 発表! 診療報酬改定の主要改定項目 2008/ 1/30 診療報酬改定の主要項目が発表された。その概要を紹介するとともに、中医協で配布された資料を公開する。
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診療所の再診料引き下げは見送り
外来管理加算の要件に「5分以上の診察」が追加
2008/ 1/30
1月30日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)の総会では、懸案だった「診療所の再診料引き下げ」をめぐる議論が行われ、今改定での引き下げは見送ることで決着した。
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患者・市民不在? 盛り上がり欠いた中医協公聴会
意見表明は医療関係者が中心、患者・市民の傍聴もわずか
2008/ 1/28
1月25日に群馬県前橋市で開催された、中央社会保険医療協議会(中医協)の公聴会に行ってきました。仕事の都合で、開始時間に10分ほど遅れて会場の前橋市民文化会館に着いた際、「やけにシーンとしているな」と嫌な予感がしたものです。
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診療報酬改定のパブコメ募集が始まった
2008/ 1/21
1月18日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬基本問題小委員会では、これまでの中医協での議論をまとめた資料「平成20年度診療報酬改定に係る検討状況について(現時点の骨子)」を基にディスカッションが行われた。
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新春座談会◆診療報酬改定2008《連載第3回》
勤務医の負担は本当に軽減されるか
医療秘書の人件費、診療所の夜間診療の財源はどこに?
2008/ 1/ 8
診療報酬改定の議論の中で、後期高齢者医療制度と並んで注目を集めているのが、勤務医の負担軽減策だ。その柱は、医療秘書(メディカルクラーク)の導入、診療所の夜間診療への評価、入院時医学管理加算の見直しの3つ。これらは勤務医の負担軽減に効果があるのか、またその財源はどうするのか…。