薬事の”信頼”の鍵を握るスピーチプライバシー
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スピーチプライバシーとは?
開発者INTERVIEW
CASE STUDY1 クオール薬局港北店
CASE STUDY2 ツルハドラッグ
CASE STUDY3 そうごう薬局 西国分寺店
ヤマハ スピーチ プライバシー システム
デモルームで体験セミナーを開催
*マスキング効果は、マスキング音量と会話の声の大きさ、周囲の環境条件によって異なります。本製品は一定のマスキング効果を保証するものではありません。
図版01 病院やクリニック、薬局などの医療空間は、デリケートな個人情報が集まる場所だ。近年、会話から個人情報が漏れるのではないかと気にする人が増えている。

 薬局では限られた空間で服薬指導を行うことが多いため、患者の名前や症状が周囲に聞こえてしまう心配がある。カウンターのすぐ後ろで他の患者が聞いているかと思うと、気になる患者も多いだろう。こうした状況から懸念されるのは、「聞こえているのでは…」という不安から患者が相談をためらったり、薬剤師に服薬指導の制約を与える可能性が生じてしまうことだ。

 会話から個人情報が漏れるのを防ぐことを「スピーチプライバシー」といい、現在多くの病院や薬局が対策を検討している。だが、決定的な打開策はなかなか見つからないのが現状だ。

 そうしたなか、ヤマハがいち早く開発したのが、独自の音響技術で会話のプライバシーを保護する「ヤマハ スピーチ プライバシー システム」である。音響のプロフェッショナル企業が提案する、画期的なソリューションに注目してみたい。
人に優しいマスキング手法
 スピーチプライバシーを保護する手法には、会話を“音で不明瞭にする”サウンドマスキングという技術が一般的だ。

 だが、会話を不明瞭にするために疑似空調音などのノイズを用いる従来のサウンドマスキングには不快感を持つ人も多く、また十分な効果を発揮するためには高い音圧(音量)が必要であった。

 そこでヤマハが目指したのは、人に心地よく、低音量でも高い効果が得られる新たなマスキング手法。8年もの研究開発により、それを実現する「情報マスキング」の技術を完成させた。*1

 情報マスキングとは、人の音声を合成した「撹乱音」によって会話の“情報を隠す”というもの。会話を撹乱音の中に溶け込ませることにより、「何かが話されているが、その内容は聞き取れない」という状況をつくり出す。つまり、音で声をカモフラージュするわけだ。

 情報マスキングでは、この撹乱音に鳥の鳴き声や小川のせせらぎといった環境音を組み合わせることにより、自然で快適なマスキングを実現。比較的小さな音量でも効果が得られるため、薬剤師の服薬指導を妨げることもない。まさに、薬局にふさわしいスピーチプライバシーソリューションといえるだろう。
図版2

「ヤマハ スピーチ プライバシー システム」は、この情報マスキングコンテンツとスピーカーを一体化した商品。シンプルでコンパクトな外観はどんな空間にも違和感なくマッチし、床に置くだけなので施工の手間もかからない。また設置場所の規模に応じたスケーラブルな導入が可能な点も大きな魅力だ。

 医療におけるプライバシー保護は、病院・薬局の経営にも関わる重大なテーマ。患者満足度を向上し、患者とスタッフにより安全で安心、快適な環境をもたらすためにも、「ヤマハ スピーチ プライバシー システム」で差別化を図ってみてはいかがだろうか。
*1:スピーチプライバシー関連特許出願中
開発者 Interview 清水氏
東京工業大学工学部建築学科卒業。東京工 業大学大学院総合理工学研究科社会開発工学専攻修了後、1977年にヤマハ株式会社 音響研究所に入社。2000年に米国レンセラー工科大学へ招聘。2003年よりヤマハ株式会社 サウンドテクノロジー開発センター。2008年より現職。音環境の最適化を目的として、音と音空間の評価・制御・設計手法に関する研究を行う。
 スピーチプライバシーという概念にふれたのは約10年前、NYに在住していた頃です。米国では、会話に対する漏洩と侵害に関する保護が法律により定められ、その議論は50年前から行われていました。その結果、ノイズによって会話をかき消すサウンドマスキングという技術がすでに発達していたのです。

 世界には当然のようにある技術が、日本にはない。これは技術者として早急に取り組むべき課題だと考えました。また、当時は顕在化していなかったプライバシーの問題が、近い将来日本でも必ず取り沙汰されるという確信もありました。

 とはいえ、静寂を好む日本人には、雑音によるマスキングはかえって不快となりかねません。そこで考案したのが、人の声から合成した独自の「撹乱音」と環境音を組み合わせることにより、会話音をカモフラージュする方法です。目指したのは、どんな場所にも違和感なく溶け込む音。日本人の感覚に合った、はじめてのスピーチプライバシー技術だと自負しています。
YAMAHA
ヤマハ株式会社
スピーチ プライバシー システム
製品・ご購入相談センター
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
TEL.03-5488-6844
受付時間 9:00〜12:00/13:00〜17:00
(土・日・祝日、ヤマハ休日を除く)
※トップの写真はクオール薬局城山トラストタワー店の店内。
 写真はテスト設置時で、現在VSP-1はありません。