小牧市民病院は,5市2町を抱える尾張北部医療圏で唯一の救命救急センターを設置し,第3次救急病院としての診療を行っている。また,臨床研修医指定病院,エイズ拠点病院,災害拠点病院の役割も担い,2005年1月には地域がん診療連携拠点病院の指定も受けている。こうした診療領域の拡張とともに,医療の質向上のため,ソフトとハード両面での充実を目指してきた。
小牧市民病院では現在,近藤泰三氏が内科部長と医療情報システム室長を兼務している。近藤氏はMUMPSユーザーズグループに参加した経験があり,医療情報処理にも広い見識を持つ。そこで同院では,近藤氏を中心としてシステムの選定から構築に至る電子カルテ化に向けた取り組みを開始した。
セーレンシステムサービスは,オーストラリアの医療情報システムベンダーであるTrakHealth社が開発した統合医療パッケージ「MedTrak」を日本の医療機関向けに改良し,次世代型統合医療情報システム「CureLaEMR」(キュアラEMR)として提供している。これはデータベースにインターシステムズの「Caché」を採用し,高速なレスポンスと柔軟な部門システム連携を実現したもので,小牧市民病院には,パッケージ化されたシステムを現場の要望に合わせてカスタマイズして導入している。
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